テクニカル分析を効率化: ラインを引かない手法と自動化ツールの活用

テクニカル分析を効率化: ラインを引かない手法と自動化ツールの活用

2024年4月12日

概要

この記事では、ラインを引かずにテクニカル分析を行う効率的な手法と、分析の自動化を実現するインジケーターの組み合わせを紹介します。さらに、リアルタイムの通貨ペア分析やエントリー戦略、予測ラインの描き方など、実践的なトレードスキル向上のためのガイドを提供します。

ラインを引かないテクニカル分析

多くのトレーダーは、チャートにラインを引いてサポートやレジスタンスを識別し、トレンドを確認します。しかし、複数の通貨ペアや時間足を分析する際には、このプロセスは非常に時間がかかり、面倒な作業になる可能性があります。そこで、ラインを引かずに分析できる手法を紹介します。

インジケーターの組み合わせ

僕は、月足から1分足までをカバーする複数のインジケーターを戦略的に組み合わせることで、分析の自動化を実現しました。これらのインジケーターは、トレンド識別、モメンタム指標、ボリューム指標など、異なる側面をカバーするように選択されています。

  • 月足、週足、日足のインジケーター: これらの時間足では、長期的なトレンドや環境認識に焦点を当てます。例えば、指数平滑移動平均線 (EMA) を使用してトレンドを識別し、RSI やボリューム指標でモメンタムを確認します。
  • 短期足のインジケーター: 1時間足、30分足、15分足、5分足、1分足では、より短期的な価格変動を分析します。ここでは、短期的なモメンタムや過熱感を確認するストキャスティクスや RSI を使用します。

一般的には上記のとおりですが、個人的な最近の事例は下記です。

月足から1分足の画像です。

上昇傾向が強いと見て取れる環境認識です。

なので、上昇寄りでトレードしたほうが勝率や利益の伸び率は高くなりやすいです。

しかし、長期トレードは基本的にしないので、短期的に直近でエントリーできそうな部分はこちらの2択。

1分足で簡単にエントリーポイントを見つけるとすると。

この2択になります。

上昇トレンドの環境認識

現在の市場環境を分析した結果、特に月足では上昇傾向が強いことが示されました。短期的なトレードでは、上昇トレンドに沿ったトレード戦略を採用することで、勝率と利益率の向上を目指すことができます。

自動更新されるインジケーター

僕が使用するインジケーターは、リアルタイムで自動更新されるように設計されています。これは、常に最新の市場データに基づいて分析を行い、手動でインジケーターを調整する必要がないことを意味します。この自動化により、分析プロセスが大幅に効率化されます。

今回は、ラインを1本も引かない分析方法での手法の解説です。

多くの通貨ペア分析や短期トレードをするうえで分析時間や描画したラインの整理など、以外にマイチに行うのはとても大変です。

そこで、ある程度分析を自動化できないかと考えて生まれた方法です。

すべて自動で更新され、分析も自動でしてくれる内容になっています。

このような構成でインジケーターを組みました。

リアルタイム通貨ペアの検証

バックテストは過去データを使用するため、自動更新されるインジケーターでは正確な結果が得られません。この問題を解決するために、僕はリアルタイムの通貨ペア分析に焦点を当てています。AXIORY やバイビット合わせて、50以上の通貨ペアを提供しており、多様な市場環境で戦略をテストすることができます。

とはいえ、実際には本気でエントリーすると3通貨ペアくらいしか真剣にトレードできないので、細かいルールを検証する場合には3通貨までに絞り、大まかな動きは50以上で確立を検証するのがおすすめ。

独自の検証方法を探る【超分析効率特化バージョン】

検証をバックテストしたいのですが、インジケーターの自動化でデメリットなのが、過去チャートでは表示されないインジケーターや更新されないインジケーターが含まれていることです。

そこで、以前考えたチャートを同期させて、複数画面でバックテストできる方法があるのですが、リアルタイムでチャネルラインが表示されないので、これもまた難しいことがわかります。

それがこちら。

この方法はとても気に入っていたのですが、今回のチャネルライン自動化やレジサポラインの自動更新などは、上位の足(つまり、MTF分析)での情報を取得し更新しているので、ストラテジーテスターでは1つの足でしか動くことができないので再現不可能。

ということで他の方法を探すしかなさそうですね。

こういった特殊な状況下でどうすればいいのか。

個人的な答えとしてはすべてのリアルタイムチャートで練習するです。

リアルタイムでしか機能しないインジケーターの場合にはやはりリアルタムでの分析を練習するのがベスト。

そこで考えたのが、リアルタイムの通貨ペアを数多くこなすという視点です。

実際に通貨ペアはこのように複数あります。

30通貨ペア

個人的にゴールドよりも上のチャートは100pips以上の値動きが平均的で分類し、この枠が優先的に分析する通貨ペアとしており、ゴールドからシルバーまでが70pips前後でシルバーよりも下は取引しない通貨ペアと分類。

こちらはAXIORYをメインで使っています。

そして、仮想通貨の場合にはバイビットを活用しています。

23通貨ペア

このように、過去相場での検証ができないや、飽きてしまう人はリアルタイムの通貨ペアで検証すると効率が良いのかなと新しい考え方ができるかと思います。

少なくても50以上の通貨ペアをリアルタイム練習ができるのに実あり。

そして、1分足で判断してエントリーすると50以上の上と下を見る必要があるので100以上になってしまいます。

なので、短期取引がしたいという気持ちを抑える1つの手段としてかなり良い方法なのではと思います。

実際にある程度有効だと感じている時間は15分足で判断し、エントリーは5分足が最小の時間で優位性もある程度確保できて、損切りのスプレッドも含めてても痛手にならない絶妙な時間帯だと考えています。

なので、この時間帯を対象にこなすことでそれ以上は更に勝率が上がるので15分ベースでリアルタイム検証をしていくのが良いです。

多くの人は15分だった場合1チャートで1日1~3くらいエントリーチャンスが有ると話しているのの世をく聞きます。

つまり、朝の市場と昼の市場と夜の市場のし上時間で1回ずつとなるので、おそらく、普通に考えてすべて取る人はあまりおらず、どこの時間帯を狙うかになるので、1日1回が普通という考えになります。

なので、1通貨ペア自分の時間帯のし市場オープン付近で1回エントリーなので、50通貨ペアで1日50回エントリーの検証が可能。

しかし、ある程度優位性があるエントリー可と思います。

また、上下だけではなく、レンジの場合もあり、そのレンジが10ピップス以上であればトレードしていくのもあり。

というイメージです。

上昇や下降のトレンドの戻しでエントリーする場合に、レンジに変わった場合には、逆三角持ち合いに注意したほうがいいです。

この場合には再度エントリーして再び負けてを繰り返してからそもそも逆三角持ち合いだったのかと気づく場合が多いです。この場合は3回目の折り返しが10pips位あれば獲得しに行くのがおすすめ。

このときに負けの埋め合わせができる可能性があります。

とはいえ、実際に50以上の通貨ペアにこうなったらエントリーしたいなというラインを上下に引いてみたところ1時間くらいかかり、しっかり分析せずこれですから、かなり大変でした。

なので、15分くらいの時間で細かいではなく、大まかなラインを書き、5分であとはその動きになるまで待ち、その動きになりそうなや、なった通貨ペアで5分や1分の予測ラインを描いていく形が良さそうです。

短期トレードのエントリー戦略

僕は、15分足でトレンドやモメンタムを分析し、5分足でエントリーする戦略を推奨しています。この時間枠により、スプレッドによる影響を最小限に抑えながら、十分な利益を狙うことができます。また、損切りと利確のバランスを考慮し、10pips 以上の利益を狙うことを目標とします。

例えば下にエントリーするならこの3個所。

  • トレンドラインブレイクからの戻し
  • 直近抵抗ラインブレイク確定足
  • フィボナッチくらいの戻し

この3つを考えます。

トレンドラインブレイクからの戻し
直近抵抗ラインブレイク確定足
フィボナッチくらいの戻し

このようなイメージです。

あと、前提条件としてMTF分析とダウ理論が理解できていないと難しいので基礎をある程度身につける必要があります。

予測ラインの描き方

エントリー戦略を強化するために、予測ラインを描くことが重要です。僕は、15分足で大まかなラインを描き、そのラインに沿うように5分足や1分足でより詳細な予測ラインを追加するアプローチを提案します。

ここで、重要なのが、15分足でのエントリーは9割15分足で分析すること、つまり、5分足を見勝ちになってしまうのがおそらく負ける原因で多くの人がやりがちです。

それを強制してくれそうなインジケーターを見つけたので紹介。

上位足と下の足を確認できるインジケーターです。

ZoomIN
ZoomOUT

今回はZoomINの話をしているので、こちらがおすすめです。

例として、100近くの予測ラインを示し、エントリーと利確、損切りのポイントを説明します。

このとき超重要なのが15分足のダウ理論に従うことです。

そして、5分と1分は見なくてもOKというレベルです。なぜこんな事をいうかというと僕は5分と1分を見てシナリオを早めに描いてしまうクセがあり、多くの人も同様この小さな値動きで大きな損失を出していることが多いです。

つまり、この負けをなくせば自ずと勝てます。

この予測ラインを100近く書きました。

このように点線の白いのがこうなったらエントリーしたいなライン。

そして、この赤ラインがこうなったらエントリーするラインで、損切りが☓で利確が✓です。

これをすべてやるのは大変なので、アラート設置してなったチャートで描くか、定期的にチャートを確認してエントリーが近いチャートで描く方法が良いかと。

実際にうまく行った例としては記事の冒頭で解説したチャートを紹介します。

このように予測の1つに書いてましたようね。

それがこちら。

上記のチャートと下記のチャートは全く同じです。

値動きが大きすぎたため、こんな画面になってしまいました。

1分足で見ていて100pipsですから、経済指標などで、タイミングが良かっただけですが、こんなイメージを狙っていきます。

基本10pips狙っていけばいいと考えています。

そして、少し重い作業を同時にしていたので描いたラインが消えてしまいました。

そこで、そういった状態でも楽しくトレードできないかと考えあまり、真似をしてはいけないですが、多くな分析自動化しているのでその流れに身を任せ、小さなブレイクを取るという極めて高レベルな方法です。

なので、おすすめしませんのでご自身でやるときは気をつけてください。

それが、こんなイメージです。

上位の環境はこんな感じで、少し逆張りではありますが、最後の波を少し取って、上昇に転じると考えました。

あとは土日になるとトレードできませんが、仮想通貨なら動いているので練習できます。

時間が立ったので確認すると予測どおりだったのでエントリーしていれば勝てていたチャートです。

これを1日何十回も確認して負けが果たして良い方の負けなのか、だめなのか色々と研究していく時間が個人的には最優先事項だと考えます。

実際にうまく行っており、エントリーした内容がこちら。

分析自動化と裁量トレードの組み合わせ

分析の自動化は、トレードの意思決定を完全に自動化するのではなく、裁量トレードを支援するために使用されます。自動化された分析の流れを確認しながら、トレンドの転換点や小さなブレイクを狙う高レベルなトレード戦略を紹介します。このアプローチは上級者向けであり、適切なリスク管理が不可欠であることを強調します。

ダウ理論とプライスアクション

ダウ理論は、トレンドの識別と確認に重点を置いた古典的なテクニカル分析手法です。プライスアクション分析は、価格変動のパターンや市場心理を理解するのに役立ちます。これらの手法を組み合わせることで、より正確なエントリータイミングを判断することができます。

エントリー条件とリスク管理

リスクリワードは1対1以上で、理想は1対2以上ができれば好ましいです。

また、少額から始める前提なので、資金の10%をエントリーとしています。

エントリー条件としては、大きなトレンドの押し目買いや抵抗ライン突破後の戻りを狙います。シナリオが外れた場合は、すぐに損切りを行います。また、大きなトレンドでは1:2、小さなトレンドでは1:1 のリスクリワード比を目指すことを推奨します。

シナリオが外れたや微妙になったや反転サインが出てしまったときはすぐに損切り。

コツとしては大きな波では1体2で小さい波では1対1

つまり、

  • 4時間→1時間 1体2
  • 1時間→15分 1体21対1
  • 15分→5分 1対1

とはいえ、チャンスが有れば臨機応変に変更。

負けたら固定というのは理にかなっていると感じますが、勝率がUPしていない状態は危険なので、10%で練習するのが良いかなと。

1分と5分を見たら負けることがとても多いです。

理由としてはどうしても15分の折り返しを待たずに、1分や5分の折り返しでエントリー。

そして、1分と5分の折り返しは15分からしてただの休憩なので、ほとんど負けます。

なので、逆に言うと、1分と5分を見ずに、細かい分析はプライスアクションなどでカバーすれば確率は上がります。

どうしてもトレードしたい人はおそらくスキャルピングが向いています。

なので、プライスアクションと確定足に目を向ければ確率UPです。

短期でもエントリーして良い状況も多々あります。

そんたときの条件はこちら。

  • 朝9時から
  • ブレイクしたあと
  • 損切り、利確、指値が一斉に注文される価格帯(つまり、大きく動く)

上記の場合には例外でエントリーする可能性はありますが、あくまでも例外です。実例はこちら。

朝9時からの抵抗ライン抜けから10時までぐんぐん伸びました。

仮想通貨の活用

23以上の通貨ペアで練習できます。

土日でも取引できる仮想通貨市場は、トレードスキルの向上に最適な環境を提供します。バイビットなどの取引所では、さまざまな仮想通貨ペアを提供しており、リアルタイムの分析練習が可能です。

研究と改善の優先事項

多くのエントリー事例を分析し、負けのパターンと有効なパターンを研究することが最優先事項です。1日ごとにトレードを記録し、週ごとにデータを分析して改善点を特定します。このプロセスを繰り返し、ノートやブログにまとめることで、スキル向上と勝率向上を目指します。

【裁量特化】リアルタイムトレード研究【自動分析×裁量検証】

以下は、テクニカル分析トレード手法に関する記事の要約です。

  • 分析の自動化: ラインを引かずに分析できる方法を解説。複数のインジケーターを組み合わせ、月足から1分足までを自動で分析・更新する。
  • 環境認識: 月足では上昇傾向が強いと分析。短期トレードでは、1分足の2つのエントリーポイント(トレンドラインブレイクからの戻し、直近抵抗ラインブレイク確定足など)を提示。
  • 小さなトレンドの押し目買い: 20EMAを追加し、小さなトレンドの押し目買い戦略を紹介。
  • バックテストの難しさ: 自動更新されるインジケーターは過去チャートでは機能しないため、バックテストが困難。複数の画面で同期させてバックテストする方法も、リアルタイムのチャネルラインが表示されないため再現が不可能。
  • リアルタイム通貨ペアの検証: 過去相場での検証が難しい場合、リアルタイムの通貨ペアを数多く分析するアプローチを紹介。AXIORYやバイビットなどの取引所を利用し、50以上の通貨ペアを分析することで検証効率を高める。
  • エントリー戦略: 15分足で判断し、5分足でエントリーする戦略を推奨。損切りと利確のバランスを考慮し、10pipsを狙う。(※本来は1対2ベスト)
  • 予測ラインの描き方: 大まかなラインを15分足で描き、5分足や1分足で予測ラインを描いていく方法を提案。100近くの予測ラインを例示。
  • 実践例: 予測ラインに沿った実際のトレード例を紹介。過去平均100pipsの値動きを捉えることができたチャートを解説。
  • 高レベルな分析自動化: 自動化された分析の流れに身を任せ、小さなブレイクを取る極めて高レベルな方法を解説。おすすめはしないが、上位の環境分析と組み合わせることで有効な戦略となる可能性を示唆。
  • 仮想通貨の活用: 土日でも取引できる仮想通貨を練習に活用する方法を紹介。
  • 研究の優先事項: 多くのエントリー事例を分析し、負けのパターンと有効なパターンを研究することが最優先事項であると強調。

この内容を1日ごとにトレードし、そのMT4のデータを1日毎や週ごとにデータを出して、そのデータを確認し、次の改善点と対策を考えて、その内容をノートやブログでまとめることで、勝率や利益率を向上させる繰り返しが最善策と考えています。

今回は自動売買は考慮せず、裁量のみでの考え方となります。

  • エントリーできそうな場合は指値注文でセット。
  • エントリーできなそうな場合にはアラート設置。
  • 経過や結果を確認して、1日の終りにレポートを出し分析記録をノートかブログに記載。
  • 次の日はそれを意識してトレードをする。これを繰り返し、1週間ごとにブログ記事を書いていく流れでどんどんスキル向上するようにします。
  • しない場合にはどこがだめだったのか再び考えていきます。

こういった流れがおすすめ。

もちろん15分足の根拠でエントリーする場合には1時間足を確認し流れに逆らっていないかを確認する必要がある。

5分足でエントリーできる場合には15分足で適切な位置かを確認。

主にダウ理論。

結論

この記事では、ラインを引かないテクニカル分析手法と、分析の自動化を実現するインジケーターの組み合わせを紹介しました。さらに、リアルタイム通貨ペアの検証、エントリー戦略、予測ラインの描き方など、実践的なトレードスキル向上のためのガイドを提供しました。分析自動化と裁量トレードの組み合わせ、ダウ理論とプライスアクションの活用、適切なリスク管理により、効率的で効果的なトレード戦略を構築することができます。

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