現在私が滞在しているコロンビア共和国は、強制自宅待機措置期間の世界最長記録を更新中です。
 
日本では『自粛要請』でとどまり自己判断に任せられておりましたが、こちらでは『強制』なので、違反者には禁固刑や罰金といった刑事処罰が科せられます。
 
緊急事態宣言の発令の時期について、コロンビアでは日本よりも先の3/17に緊急事態宣言が発令され、日本ではようやく4/7に発令されました。
 
コロンビアで緊急事態宣言が発令された3/17時点のコロンビアと日本の状況を比較してみます。
 
●日本国内でのCOVID-19感染者 868名
(これに加え、空港検疫で患者1名、無症状病原体保有者4名が確認されており、合計873名。国内死亡者は29名)
●コロンビア国内でのCOVID-19感染者 93名
(死者0名)
 
状況だけみるとコロンビアの方が感染者も少なく死亡者も確認されていなかったのですが、発令時期は日本より20日ほど早かったんです。
 
【3/17緊急事態宣言が発令された同日に首都ボゴタや一部の地域で20日午前0時より24日午前0時まで隔離措置訓練を行うとの発表がありました。
 
【3/19】23日午前0時より30日間、商用機、チャーター機にかかわらず全ての国際線の到着及び20日からのコロンビア国内における国際線の乗り継ぎの禁止を発表。
(23日からと言うが、空港のあるボゴタは20日0時から訓練に入り、訓練に入ると特別な事情がある場合以外はボゴタでは外出ができません。また市外からボゴタに入ることもできません。そして発表があったのは19日!)
私の滞在している場所はボゴタでもなく、また隔離措置訓練を実施する指定地域でもあったため、もう帰国は完全にアウトです。
 
【3/20】3月25日午前0時より4月12日午前0時まで全国で強制自宅待機措置を実施すると発表。
 
そしてその後、当初は24日午前0時までであった隔離訓練措置を3月25日午前0時まで延長し、4月12日までの強制自宅待機措置へ連続すると発表。
 
ということで、3/20の訓練からそのまま強制自宅待機に入り、その後も強制自宅待機は一度も解除されることなく延長され続け現在に至ります。
強制自宅待機と言っても全く外出が出来ないわけではなく、コロンビア人IDの下1桁のナンバー別に外出できる曜日と時間帯が振り分けられています。(市によって対応は違うのですが、コロンビアではこの方法が多く取られているようです。)また女性のみ外出できる、反対に男性のみ外出できる曜日・時間帯を定められている市などもありました。
外出といっても最低限の買い出しに行けるのみで、それ以外で外出している場合や決められた時以外に外出している。こういった場合に刑事処罰が科せられます。ここが特に日本と大きく違うところでしょうか。
 
そして、対応は市によって違う。これが、私を困らせました。私は短期滞在の予定でコロンビアを訪れただけなので、もちろんIDなど持っていません。男女別に外出が定められていればIDがなくても問題なかったのですが、私の滞在する市ではその対応はしていませんでした。
じゃあ私は外出できないの?どうやしたら外出できるの?
 
    それについては次の記事へつづく→
 


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