【電話占い最終オーディション】

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今日は前回同様

将来電話占い師としてデビューしてみたい。

占い師としてデビューする前に電話占いで実力をつけたい。

 

という熱い熱い思いを持つ占い師志望の方向けに最終オーディションについて

お話しようと思います。

 

私の場合、厳しいオーディション選考で有名な某大手電話占い会社に

応募しました。

 

 

その理由は

最初に厳しい方があとが楽

という単純なものでした。

 

 

そして選考が進みいよいよ最終オーディション当日。

その日は2時間で4人の模擬鑑定を行うというものでした。

 

いやぁ、めちゃくちゃ緊張する。

浮気?不倫?転職?介護?など

何を聞かれるか分からない恐怖心からめちゃくちゃ緊張していました。

 

自分がやったことと言えば

数秘術の練習と丸暗記した大アルカナの2つのみ。

 

 

 

そしていよいよオーディション開始。

1組目の相談者は気になる彼との今後を占ってほしいとのこと。

 

引いたタロットは【運命の輪】

「その方はあなたに好意を寄せていてお付き合いも順調に進んでいきますよ」と

伝えたところ、

 

「実は私、結婚してるんです」という爆弾発言。

 

 

えっ、それ最近話題の不倫じゃん!

 

この発言を聞いてからの動揺はお任せします。

旦那さんと離婚する覚悟なんですか?

それともズブズブ不倫を続けるんですか?

 

など頭の中は大パニック。

しかしこのオーディションを通過しないとデビューすることができないことを

思い出し気を取り直して鑑定再開。

 

最終的には、「女帝」のカードが出たので

「相手は待っている状態です。あなたの方からアプローチすることで

 仲は深まっていくでしょう」

とお伝えしました。

 

それを聞いた女性は安心した様子で電話鑑定を終了しました。

 

満足してもらえた感じだったけど良かったのか?

という心の葛藤を覚えながら1人目が終了。

 

 

そしてフィードバック。

採用担当の方からは

動揺しているのが伝わってきましたが、

電話占いに来られる方の8割は不倫に関する悩みです。

 

 

友達にも親にも相談できない。

でも誰かに話して気持ち的に楽になりたいという思いを持っています。

 

 

一般的に不倫はタブーですが私達占い師が一般論を言ってしまっては

元も子もありません。

 

 

電話占い師には鑑定を通して

相談者を癒すという役割があるのです。

 

 

うーん。深い。

鑑定だけできれば良いというわけではないらしい。

 

鑑定力と寄り添い力の2つが必要ということか。

 

その後の3人も三者三様でしたが

タロットと数秘術を駆使して必死に鑑定と寄り添いました。

 

すいません。

あまりに必死だったのでなんと言ったかあまり覚えていません笑

 

そして最終的には採用して頂くことができました。

 

 

 

私は対面鑑定デビューしたことがないので分かりませんが

電話占いに絞って言えば

 

 

相談者は誰にも言えない悩みをずっと抱えて、

藁にもすがる思いで電話占いを頼ってみようと思った。

 

 

 

そんな相談者に対してズバリ言うわよという鑑定は逆効果だというのは

火を見るよりも明らかだと思います。

 

 

なぜならば相談者は精神的に相当病られているから。

 

 

合格はあくまでスタートラインですが、まずスタートラインに立つためには

寄り添うという気持ちが最も大切なようです。