しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

傷病手当金と失業手当金【再発乳がん闘病記15】

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傷病手当金と失業保険

前回の再発乳がん回想録で治療に疲れ、仕事を辞めた記事を書きました。今回は仕事を辞めて直ぐに行なった手続きの話などを書きたいと思います。

※退職して5年近くになるので以前とは制度が変わっている部分があると思います。参考程度に読んで頂ければ幸いです。

↓前回の記事

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傷病手当金

私が加入していた健康保険は傷病手当金の制度があったので、退職する前にこちらの手続きを進めていました。これは退職した後では請求ができないのですが、退職前から給付されていると退職後も継続して頂けるんですよね。なので上司と相談し、その時点で残ってる有給休暇なんかも考慮して退職日を決めさせて頂きました。

本当、前職場には感謝しかないです。

さてこの傷病手当金、どんな手続きが必要なんだろうと事前に同病者の方の体験談を読むと、何やら人事労務担当者が知識不足で大変だった〜! なんて記事をいくつか読んでしまい、え、この手続きってそんなに面倒なの!? と焦りました。

うん、まぁ、珍しい手続なのかも?

これは書類が通るまでに何回か手続き担当者と上司とやりとりしなくちゃいけないかなぁ…なん覚悟したんですが、私の私は病院からの診断書を準備して申請書を出したらあとはアッサリと通りました(笑)

あんなに身構えたのに、無駄な心配だった。

退職後は定期的に病院の診断書と申請書を保険組合に提出するだけだったので、特に苦労することなく1年半、手当金を頂く事ができました。

健康保険証の選択

さて、退職後にしなければいけないのが、健康保険をどの組合に加入するかです。

今まで加入していた保険組合に任意継続するか、国民健康保険へ切り替えるか。これも悩みどころ。だって支払う保険料の金額が変わってしまうからね。

悩んだ末、私は以下の理由から任意継続を選びました。

任意継続した理由その1

抗がん剤治療の真っ最中で、保険証未加入になる期間ができてしまうのを防ぎたかった。

当時の私はドセタキセルでの治療真っ最中で、毎月5万近くの治療費が飛んで行ったわけです。高額医療費制度を使用してもですよ? 怖いですねぇ。なので手続きの関係上で未加入期間が出来て抗がん剤治療費を実費で支払うというのは絶対に避けたかったのです。もちろん実費で払っても後から請求はできるんですけど、10万近くを現金で支払うのはどうしても避けたかったので、直ぐに発行してくれる任意継続を選びました。

任意継続した理由その2

もう一つの理由が、任意継続期間中である2年間のうちに再就職を考えていたことですね。ガンは再発してしまうとエンドレス抗がん剤と言われていますが、とはいえドセタキセルのような抗がん剤を何年も投与は無理。何処かのタイミングで休薬が入るだろうと思っていました。一旦仕事から離れれば体も回復してくるだろうと思ってましたしね。上手くいけば1年後ぐらいにはパートとかで働きに出れるかもしれない。そんな期待から任意継続にしておこうと思いました。

任意継続と国民健康保険への切り替えはどちらがいいのか?

これは退職すると決めてから一番の悩みでした。

このまま今の健康保険を任意継続するのか、それとも国民健康保険へ切り替えるか?三週間に1回の点滴と、急な検査、体調不良、病院を利用する事は多いですからね。健康保険証への手続きは私にとっても重要。

できればお安くなる方にしたい!というのが、本音です(笑)

そこでネットで調べたり、健康保険組合の窓口に相談したりしたのですが、私の場合は任意継続した時と国民健康保険に切り替えた場合、最初の1年の保険料があんまり変わらなかったんですよね。なら、1年後ぐらいにはパートとかで働きに出てるかもしれないから、任意継続にしておこうと思ったんです。

ちなみに人によっては国民健康保険料の方がお安かったり、2年目からの保険料が下がったりするので、どちらがお得かは担当と相談された方がいいと思います。任意継続だと一定の金額を2年間払うことになりますのでね。一度そっちを選択すると途中で変更はできませんし。

今思うと国民健康保険に切り替えておけば2年目からの金額がググンと減ったのかなぁ…と後悔したり。いやでも、1年くらい休んだら何かしら仕事をしたいと思ってたからなぁ。

あ、ちなみに傷病手当金は健康保険を変えても元の組合に請求すればちゃんと支給されました

失業手当受給期間の延長手続き

退職してから真っ先に手続きしたのが、失業給付金支給期間の延長手続です。

いやね、傷病手当金を1年半受給した後は失業手当を給付して貰えば2年くらい給付金をいただけるじゃないの!と思ったんです。最大の延長期間は3年(現在は4年)だったので、元職場から離職票が届いたらササっとハローワークへ行って手続しました。

手続きは離職票と本人確認書類、印鑑、病院の診察カードを提示して、必要書類を記入したら完了。あっという間でした。

請求できなかった失業手当

さて、これで傷病手当金と失業手当金を上手く使えば2年くらいは何かしらの給付金を頂けるし、心おきなく治療に専念できるとホッと胸をなでおろすしじーみさん。

当時の私、『私、頭いい~!』と自画自賛してました(笑)

が、思い通りに行かないのが人生。

せっかく失業手当の受給期間延長手続きをしたのに、請求をする前に受給期間が過ぎてしまいました。

何故なら受給期間が終わる半年前くらいから椎間板ヘルニアで酷い坐骨神経痛に苦しめられ、とてもじゃないけど働ける状態じゃなくなったからです(涙) 失業手当って働く意思のある人が受け取れる手当ですからね。

10分も立ってられない、長時間座ってられない、痛みで集中力のない私が就活なんて無理! 痛み止めもほぼ効かなくて、本当に地獄。それが2年続いて下さいましたよ。

なので失業手当は請求できず、現在にいたります。

あ~、失業手当、請求したかったなぁ・・・

続きます。

 

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