この日、ユタカの城、眉間林の城の2つを除く村上氏連珠砦を制覇しようと残り一つの山城を攻城しに一か月半振りに上田市にやってきました。

この日で上田市に来るのは14回目だったりします(後日もう1回来ています)

たった4年で仕事関係者以外でこれだけ県外から上田市に来るなんて物好きは私ぐらいなのではと思ったりします(笑)

 

いつも通り、虚空蔵山に登る方御用達の駐車場に車を停めて歩いて行きます。

あ、そうそう、今回は燕(つばくろ)城に行きます。

 

現在は工房の所から登れるという事でしたのでその工房まで向かいました。

 

10月31日に行われた山城サミットの時に建てた看板がそのまま設置されています。

何か案内板が増えていくので、そろそろ一つにまとめませんか?(笑)

 

そして工房の所まで来たのですが、案内板もないので恐る恐る細い路地を入っていくも、草が刈られている所はあってもそこが本当に道なのか自信が無くて下から登ることは諦めることに。

 

そこでケムリの城から降りる事が出来ると山城サミットの時に頂いた【村上氏連珠砦ガイドブック】に記載されていたので、それを参考に勝負平林道へ向かう事にしました。

当然勝負平林道なんて行ったこともなくどこに行けば入口に着くのかマップを見ながら探す事30分、ようやく見つけました。

ここまで来る道も結構狭いので軽自動車か4WDの小型車以外はオススメしません。

 

下の写真の右手に行くと林道、正面の道は太郎山への登山口へ行くことが出来ます。

 

林道は道も入口付近以外舗装されていないためかなり悪く、落石、落木もあるためジムニーのような軽自動車なら問題なく行けますが、小型車で行く場合はある程度運転技術が必要かと思います。

奥に行けば行くほど段々不安になってきたのですが、林道の広くなっている所まで到着しました。

ちなみにこのまま進むと和合城まで行く合流地点まで行けるみたいです。(下の写真)

 

※2020.1.12虚空蔵山系縦走時に撮影

黒いリュックと赤いトレッキングポールは私のです。ゴミではありません(笑)

 

時期は12月という事もあって濃霧で周辺の視界がほぼ見えませんでした。

そういえば1月に登った時も濃霧でした。どうも霧に縁があるようで(笑)

車を降りて周囲を見渡すと階段と案内表示がありました。

この上が縦走路と判り、準備をして尾根へ登ります。

 

登るとちょうど物見城への分岐点が目の前にありました。

1月に縦走した時は勝負平林道の存在すらわからなかったのですが、以前通っているので位置関係はすぐに解りました。

 

下を見ると我が愛車が見えました。

あんまり路肩に停めたくなかったのですが、整備がてら誰かが来た時のために一台分は楽に通れる分だけ道を開けておきました。

まぁジムニーや軽トラだったら通れるでしょう(←楽観的)

 

まずはケムリの城へ向かいます。

ここを少し登ると分岐点に着きます。

 

登り始めて5分ほどでケムリの城への分岐点に着きました。

このように案内板があるので迷わずに行くことが出来ます。

 

分岐点から撮った写真です。

下界(上田市街)が見えないので、いかに比高差があるか解ると思います。

 

下り始めて10分弱で城域に入りました。

結構霧が濃いです。

 

更に進むと二重堀切がお出迎え。

素晴らしいです(*´ω`*)

 

こちらも岩盤を削った堀切です。

 

振り返っても何本も彫られた堀切を見ることが出来ます。

しかしよく岩を削ったものです。

現在ならブレーカーやハンマードリルで簡単に砕けますけどね(笑)

 

そして案内板のある所まで到着しました。

前回来たときはまだなかったのですよ。

何ならこれだけを見に来たと言っても良いかと思います。

しかし縄張り図見てもスゴイなぁと思ってしまいます。

 

主郭方向を見ると石積みがあります。

 

主郭に登って見た北側の岩盤堀切です。

 

主郭からは上田市街が見えまs……せん(;^ω^)

 

そして見所の一つである二郭の石積みです。

 

25番鉄塔から南西方向に堀切があります。

鉄塔から直接斜面になっているので、堀切の防御力も増しているように感じます。

実はここを降りて尾根伝いに燕城へ行こうと思ってここまで登って来たのですよ。

 

そして尾根伝いに行ったのですが目印がいまいちよくわからなくてそのまま斜面を真っ直ぐ下って行ってしまい、おかしいと思って一旦引き返すことに。

東側にピンクリボンを見つけたのでそこを降りようと思ったのですが、斜面がきついのと落ち葉でかなり滑りやすかったので無理をせずここで断念しました。

 

この日にらんまるさんに連絡を取って確認したら、やはりピンクリボンの方向で合ってたのですが、無理しても良い事ないので次回案内して頂く事になりました。

 

今回のGPSログです。

緑色の線は今回通った道で加筆してあります。

ケムリの城経由で行った事がある方は分かると思いますが、ケムリの城から少し南に行った所から東に降りなければいけない所を南にそのまま下ってしまったのが記録されています。

落ち葉で滑りまくってケムリの城まで引き返すのがかなり大変でした。

『おかしいと思ったら一旦引き返す』というのがいかに大事か身をもって確認出来ました。

 

 


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