年内の仕事が終わり、いつもなら実家の横浜に帰省するのですが、感染症対策で帰ることが出来なくなり、年末年始は新潟県内で過ごすことになりました。
てなわけで私がまだ行った事のない桔梗城をフォロワーさんでお城巡りの仲間である黒うささんと安田越後守秀元さんに案内して頂くことになりました。
行った事のない城跡に行く時はいつもお二方にお世話になりっぱなしです。
弥彦神社駐車場に朝10時に待ち合わせをして、そのまま3人で県道2号線を渡り城山森林公園へ。
※2021.5.3撮影
駐車場から県道に出ると横断歩道があり、渡ると城山森林公園入口です。
※2021.5.3撮影
渡った先には下の写真のような案内板があります。
これが桔梗城の案内板です。
とても解りやすいです。
ここには桔梗城の他に天神砦、城山平という砦が点在しており、尾根伝いに行くことが可能です。
今回はそちらも案内していただきました。
入口から遊歩道を進んで行くと、右手に天神砦への階段があり、そこを登って行きます。
登り切った所が天神砦で、旧弥彦神主高橋左近光頼という方の墓所があります。
調べてみると弥彦神社の神主だったそうで、吉田神道の神学者である橘三喜に師事し神道の研鑽を深めた方で、後に大々的な神仏分離を断行したそうです。
余談ですが、弥彦神社の大鳥居って1982年(昭和57年)に上越新幹線開通を記念して作られ奉納されたのご存じですか?
当時日本一の大きさだったそうです。(現在は熊野本宮大社(和歌山県)、大神神社(奈良県)に次ぐ3位)
そして天神砦から尾根伝いに桔梗城方面に向かいます。
現在は遊歩道として一部改変されてしまってますが、堀切です。
堀切から主郭南側に進むと二重堀切があります。
写真の向こう側は二郭で、そのまま東側に(左側)段郭となって削平されています。
まぁ下りてみたのですが、地味に大変でした。
下の写真は二郭から主郭南側を見たものです。
取り敢えず主郭へ向かいます。
主郭は南北に細長く、説明板とベンチが設置されています。
一旦二郭に戻り、段郭を5、6段降りてみたのですが、そこには堀切がありました。
そのまま斜面を滑り下りて見ます。
なかなか良い感じの堀切です。
当時はもう少し深かったのかな?
今度は主郭に上がらずに(登るのが面倒になったw)北側に横移動して別の尾根に辿り着き、堀切を確認しました。
位置的に主郭北端の所から東側に伸びている段郭の先にあります。
この時期だから横移動で来れるのであって、通常は絶対に無理でしょうね。
堀切から主郭へよじ登り、今度は城山平へ向かいました。
郭は二段になっているだけで、それ以外は見られませんでした。
今度のGPSログです。
主郭周辺の堀切でウロウロしていたのが解ると思います。
今回登って思ったことが、位置関係からしてこの辺りに点在している山城は弥彦神社を囲って守るように作られてるので、弥彦神社自体がかなり重要な役目を果たしていたのではないかと思います。
訪れる時期は雪が降る前だと思ってた以上に遺構が確認出来るので、やはり12月が一番良いかなと思います。
Special Thanks to
黒うささん
安田越後守秀元さん
駐車場
弥彦神社駐車場(普通車50台、無料)
※城山森林公園前の駐車場(37.705238, 138.830396)が一番近くてオススメです(トイレ併設)