前日に奈良のフォロワーさんに鹿背山城と環濠集落と古墳を案内して頂きました。
そして今回の遠征のメインである龍王山城へと朝から向かいました。
既に気温は朝8時過ぎで30度を超えており、この日も最高気温が38度と猛暑の予報の中、巨大な山城に立ち向かいます。
龍王山城は天文年間(1532~1554)に十市遠忠が築城し、別名は十市城とも呼ばれています。
永禄年間(1558~1569)には松永久秀の支配下に置かれ、その際に改修しています。
城域は広大で南城と北城に分かれており、龍王山山頂は南城の主郭で現在は展望スポットとなっており、巨大な大和十城のうちの一つと言われています。
国道25号線の天理ダム付近から分岐している県道247号線(笠天理線)を南へ走り、林道へ分岐するY字路(下の写真、座標34.576096, 135.876047)を登って行くと、龍王山休憩所(2枚目の写真)に着きます。
Y字路の所には案内表示もあります。
こちらが龍王山休憩所で、ここに車を停める事が出来ます。
登城口はこの先にあります。
北城への登城口です。
石碑と説明板があります。
先ずは北城へ向かいます。
登り始めて少しすると虎口の説明板があります。
更に登って行くと堀切があります。
道なりに登って行くと、右手にも堀切があります。
こちらが北城の主郭です。
土塁が巡らされています。
主郭から馬冷やし場へ向かうと堀切があります。
馬冷やし場~北西側の大堀切です。
しかし、こうやってみると北城の主郭ってかなり広大です。
これだけ大きいと居住性も抜群ですね。
堀切がを超えて北西側へ。
郭がありました。
正面は土塁のようです。
近くへ行くと石積みを伴っています。
五人衆郭は行かずに西側へ。
道らしき場所に出たので、そのまま向かいます。
竪堀群の案内表示が。
道なりに歩いていくと、右側に何ヶ所も竪堀が掘られていますね。
更に進むと林道に出ました。
出た所にある説明板です。
こちらは馬池と呼ばれている所です。
GPSアプリ見ていると西側にも何かあるようなピンが打ってあったので、今度は北城主郭より奥へ向かいます。
道はないようなので、尾根伝いに進みます。
下の写真、堀切なのかどうか判らないので、取り敢えず写真撮って奥へ向かいました。
すると郭と横堀がありました。
更に進むとL字土塁がある郭がありました。
堀切かと思ったら虎口っぽいですね。
下の写真、道っぽいのですが、右側に土塁がずっと続いています。
郭ではないのですが、何なんでしょうね?
道は奥へずっと続いているようです。
下の写真は土塁なのかよくわかりません。
西郭のピンが打ってある所に到着。
本当に西郭なのか?
堀っぽいのもあるけど、ここに作る意味って…
大堀切のピンがあったので、尾根伝いに登って行きます。
すると写真のような堀切がありました。
明確ではあるもののそれほど大きくはないです。
北城の主郭へ戻ります。
道になっているけど、ここも堀切何ですかね?
北城側から竪堀群への道を経由して休憩所まで戻ります。
この暑さの中徒歩で南城へ行きたくないので、車で向かいました。
下の写真は南側にある案内板です。
案内板横には写真のようなスペースがあり、ここに車を停める事が出来ます。
別ルートで登山道が整備されているようで、この日も家族連れがここを通過して南城へ向かってました。
少し休憩した後に南城へ。
ここは道路なりに登って行きます。
こちらは田龍王社です。
道路を行き止まりまで登ると案内板があり、この背後から登って行きます。
龍王山山頂へは道がきれいに整備されています。
この階段を登ると山頂です。
この階段の横に堀切があります。
ここを登らずに道なりに進むと柳本龍王社へ行けます。
階段を登り、更に進んで行きます。
この階段を登ると…
広い郭があります。
この先を少し進むと…
南城主郭、龍王山山頂です。
山頂からの眺望も良いですね。
主郭から東へ向かいます。
すると堀切がありました。
更に東へ進むともう一本堀切がありました。
下りてみると結構深いです。
弥七丸のピンがあったのですが、ピンの位置が怪しかったので行かずに戻りました。
今回のログです。
北城、南城ともに一緒にログを取りました。
城域はかなり広大で私自身4時間弱掛かっているので、時間に余裕を持っての攻城と、体力、脚力の消耗を考えて出来れば朝一から来られる事をオススメします。
標高520m(北城主郭)
比高差400m
※龍王山城休憩所(写真2枚目)からは30m
標高585.5m(南城主郭)
比高差485m
※お手洗い横の駐車場(写真45枚目)からは63m