国際女性Day -去年の3月から今年の3月まで振り返ってみたら結構激動やった-
- 2021.03.08
- ジェンダー/ Gender
- ジェンダー, ジェンダー平等, 国際協力, 政治
3月8日は国際女性デーやね
毎年行われる、国際女性デー。
正直、私はこの日に何をしたらいいのかわからないんです。(笑)
「おめでと〜!国際女子デーだね〜!」なんてお祝いできるほど、女性の権利が進んだとは思えていないのが主な原因なんですけど、、
国際女性デーに限って何か特別なアクションを取るよりも
よっぽど、日々の生活で行動を積み重ねる方が重要だと思うねんな。(はい、ただの、捻くれもの←)
だけど、やっぱり振り返るタイミングも必要だと思うので今日は去年の国際女性デーから1年を振り返ってみました。
振り返ってきたら結構激動だった
2020年3月(去年の国際女性デー)から2021年3月の間に何があったか、私のTwitterの投稿を元にまとめてみました!
2020年
[ 3月 ] コロナによる外出自粛による家庭内暴力などが懸念される
[ 4月 ] コロナ特別定額給付金の申請について、男女共同参画局によるDV被害者に対する別途措置発表
[ 5月 ] テラスハウス出演者木村花さんの自殺によりソーシャルメディアを通じた暴力に注目が集まる
[ 6月 ] BLM (Black Lives Matter), TBLM (Trans Black Lives Matter) の活動が活発になる
[ 7月 ] 「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度にする」目標を断念
[ 8月 ] 「剃るに自由を」貝印のポスターがトレンドに
[ 9月 ] Most Influential People of 2020 に伊藤詩織さんが選ばれる
[ 10月 ] 「足立区が滅びる」問題(まだ滅びていない)に続き、「アフターピル、薬局で買えるようにするのはおかしい」問題(なんでやねん)
[ 11月 ] 選択的夫婦別姓7割りが賛成だと判明
[ 12月 ] 「お母さん食堂」名前変えてと署名活動、高校生が開始
2021年
[ 1月 ] 逃げ恥新春スペシャルがイケてる
[ 2月 ] オリンピック「女性は話が長い」問題
[ 3月 ] 新・男女共同参画担当大臣選択的夫婦別姓に反対
省いたものも沢山ありますが、みなさんどんな感想を持ちましたか?
新型コロナウイルス以外にも盛りだくさんな一年
国際女性デーというものの認知度が上がることはいいと思っています。女性であることが、女性たちのこれまでにの歩みが祝われることはとても大切です。
だけど、本当にクリティカルな問題について、声を上げ続けなければいけないことも忘れないでほしいと思います。
なぜなら、残念ながら国際女性デーを毎年 “お祝い”したところで何も変わらないのです。
2020年から2021年、新型コロナウイルスの影響で多くの女性が経済的に不利な立場へ追い込まれたり、また在宅などを通してケアラー (Carer)の立場を取らざるを得ない事態になりました。
それに加えて上記のように様々なジェンダー課題が浮上し、なかなか生きやすいとは言いづらい社会が、まだまだ私たちの目の前には広がっていること、身にしみたのではないかなと思います。
3月8日は国際女性Day、そしてそれ以外の日は毎日がアクティビズムDayです。
ぜひ、自分が関心を持てる課題を一つピックアップし、来年の国際女性デーまで追ってみてください。二歩進んで一歩下がるのアクティビズムの姿がよく見えると思います。
それでは!ナッツ。
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