10代20代の頃感じていた生きづらさの理由が分かって安心した。
他のお母さんみたいにできないことが多くて自己嫌悪になってたけど、頑張りすぎなくていいんだってやっと思えた。
と連絡をくれたのを思い出します
HSPとは
HSPとはHighly Sensitive Person の略で、日本語ではひといちばい敏感な人、過敏性症候群などと言われることもあります。
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱
感受性が極めて強い、繊細な人のこと。
病気ではなく生まれながらの気質
5人に1人はHSPの気質を持っていると言われている。
細かいことに気が付くため精神的なストレスを感じやすい。
動きや表情から他者の感情を敏感に察知したり、物音など周囲の環境が気になったりするため不安感を覚えやすく疲れやすい。
HSPの提唱者であるアーロン博士によると、HSPの根底には「DOES」と呼ばれる4つの特性があるそうです。
①深く処理する(Depth of processing)
物事を徹底的に処理する。深く考える。あれこれ考えてなかなか実行できない…など
②過剰に刺激を受けやすい(being easily Oversitumilated)
旅行やイベントで人一倍疲れやすい。人混みが苦手。人前に出るのが苦手。暑さ寒さに敏感。相手の発言に傷づき、しばらく頭から離れない…など
③感情の反応が強く、特に共感力が高い(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)
涙もろい。人の心を読み取りやすい。動物の気持ちがわかる…など
④ささいな刺激を察知する(being aware of Subtle Stimuli)
五感が敏感(小さな音や光、かすかな臭い、人や物のささいな変化に気付きやすい、着心地の悪い服に敏感…など)
参考:「ひといちばい敏感な子」エイレン・N・アーロン著、明橋大二訳
HSPと発達障害
HSPについて知った時に、障害ではなく気質というのは分かったんですが、
この本によると
大切なのは今出ている症状が原因なのか結果なのかということ
例にあげられていたのは
落ち着きがなくそわそわしていてミスが多くて注意を受け落ち込む場合
発達障害の場合
落ち着きがない(多動性)が原因でミスが起きて注意を受ける→この落ち着きがないは「脳の機能」に原因がある
HSPの場合
「人のことばや情報の氾濫で混乱する→落ち着きがなくなる→ミスが増える→注意を受ける→この落ち着きがないは「結果」であっての原因は「外部の刺激」
とのこと。。。
なるほど
発達障害の子の多動性も、外部刺激の情報の量で多動性が強まる場合もあるので、
ひとつの要因だけでみて「HSP」「発達障害」と判断するのは難しいですね
ただ空気が読みにくくて対人関係が難しい発達障害と、空気を読みすぎて人との関わりがしんどくなってしまうHSP
ひとつひとつの項目について丁寧に見ていくと、その違いを知ることができそうですね
この本には発達障害チェック、HSPチェックの指標がそれぞれ載っていたのでよかったら見てみてください
HSPが注目されて
今、いろんなテレビ番組でも取り上げられて、芸能人も公表されて
以前よりHSPに注目が集まっています
自分が感じている感覚と人が感じている感覚は
同じ人間、同じ日本人だからだいたい一緒だろう…という思い込みが少しで減り
マイノリティであるHSPや発達障害への理解が深まるといいなと思います。
また病院に行っても特に診断が出なかったけど
生きづらさを感じていた方が
HSPかもしれない私の友人のように、理由がわかったら納得できるし、対応の仕方が分かった。
と、前より安心して生活できるようになる人が一人でも増えるといいなと思います
その反面
HSPかもと思って逆に落ち込んでしまったり、
無意味にラベリングすることが広まったり、
ことばだけがひとり歩きしてまったら残念だなと思います
HSPの気質は生まれ持ったものだから、無理に変えようとしなくてもいい‼︎
繊細な感性を長所に活かしている人を知って、少しでも楽に生きられるといいなと思います
もし、苦しい気持ちになったら
多すぎる情報量を減らす工夫をしてみたり
自分の想いを言語化する
どうやったら心地よく過ごせるのかを探し求めてみたり
しながら、自分についてより詳しく知っていけるといいかもしれませんね
本当に困っている人の背中を優しく押してくれる。。そういうあたたかい理解が広まりますように
HSP診断テスト
最後に、HSPかどうかのcheckが出来るサイトを2つ載せておきます
アーロン博士の診断テスト
デンマークの心理療法士イルセ・サンが、アーロン博士のチェックリストを元に作成された診断テスト。より詳しい感じです。
参考になさってください
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