はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

スタンド・バイ・ミー

2020-10-13 18:52:42 | 日記
スタンド・バイ・ミー
ロブ・ライナー監督、リバーフェニックス主演の映画。
主題歌はジョン・レノンも歌っており、私はこの歌がとても好きだ。
映画は「E.T]に次いで感動した。次々と新作が発表される中、チャンピオンベルトは譲らずというところだ。今日ひさびさにDVDを観た。
男の子しか出てこない。男の子のロマンが描かれた映画になぜこんなにも惹かれるのだろう。
行方不明の少年の死体を探しに行くという生と死の重いテーマが心の琴線にひっかるのか?
線路の橋を渡っている最中に後ろから汽車が迫ってくるという危機一髪感の印象が強烈だったのか?
狼の遠吠えを聞きながらのおっかなびっくりの草原の野宿が何かを思い出させるのか・・・。

トムソーヤ―の時代から、冒険を夢見る少年時代の果てない夢はいつもあった。
昔少年だったすべての大人がスクリーンに昔の自分を投影して見た名作である。
人々を感動させる要因はいろいろあるが、惹きつけてやまない原因のひとつに
主人公のリバー・フェニックスの演技に負うところが多いだろう

リバーフェニックス。 ヒッピーの両親のもとに育てられる。
リバーフェニックス。 いかにもそれ風の親からもらった名前ではある。
5人兄弟の長男として生まれ、学校教育はいっさい受けさせてもらえなかった。
オレゴンに生まれベネズエラ、ロサンゼルスとジプシーの旅のように住居を変えた。
極貧の中、何が育まれ、何が壊れたのか・・・。
青年期の彼の心は映画の凛々しさとうらはらにもろく、不安定だったようだ。
薬物による中毒死という23才の旅の終わりは胸がつぶれるほど悲しかった。
勇気と暖かさを漂わせた瞳にもう会うことはできない。
悲しいというより、くやしくてくやしくてくやしくてたまらない出来事だった。


息子が小6の冬、近所の川のほとりに友人達と4人でテントを張り一晩を過ごした。
野良犬に吼えられたり、酔っ払いやホームレスの人にからまれそうになったと
後日談を聞いてびっくりした。
夜中に心配になり、暗闇の中を北風に吹かれながら壊中電燈で居場所を探した。
魔法瓶を片手に探し当てたら、露骨に嫌な顔をされてしまった。
あ~、出番じゃなかった。 男の子のテリトリーは母親が首突っ込んじゃあいけない場所がある。
スタンドバイミーとは友への呼びかけ。 女はおよびじゃないんだと! 

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2 コメント

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Unknown (つる)
2020-10-14 17:54:27
死ぬ間際のリバーは、本当に綺麗ですね。
薬も初めて使って、使い方を知らなかったので失敗したとも言われていますね。残念です。
スタンド・バイ・ミー、って子供時代の資質が大人になっても残っているものなのだ、という印象を持った映画の記憶があって、もう一度ちゃんと観たいわ。
Unknown (鈍角)
2020-10-14 21:53:55
>薬も初めて使って、使い方を知らなかったので失敗したとも言われていますね。残念です。

それはわたしまったく知りませんでした。
失礼ながら常習者かなと思っていたしマスコミも
そのように悪意をもって報道したのかもしれません

でも少年のころのリバーフェニックスが映画の中では
弁護士になり、喧嘩の仲裁で殺されたという回顧録で重なった部分があり麻薬中毒とは遠く、リンクしませんでした。
あのころそのころのみずみずしい感性を取り戻すべくDVDや本を読んでいるこのごろです。

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