前回は、京都・西本願寺の隣にある、真宗興正派・本山興正寺をレポートしましたが、今回は、西本願寺を題材として取り上げます。
西本願寺は、興正寺の隣にありますが、一度、京都駅に戻って、そこからのレポートとします。
こちらは、京都駅の地下街です。
地下街を出ると、京都タワーが目の前に現れます。
京都駅から西本願寺に向かいます。
今回は、正面通りから西本願寺を目指します。
この建物は、本願寺伝道院です。
1895(明治28)年4月に設立された真宗信徒生命保険株式会社の社屋として建築されたものです。
この正面通りには、仏壇屋さんが並んでいます。
今の姿を見ると西本願寺の門前町ようですが、かつては、寺内町として存在し、この辺りは西本願寺の境内だったようです。
仏壇やさんを撮影してみました。
仏壇の他にも数珠や盆提灯など多くの仏具が並んでいます。
この門は総門です。
現在地までに三度移築されています。
虹梁(こうりょう)に大柄な二組の蟇股(かえるまた)を配しています。2011(平成23)年に修復されました。
御影堂門です。
この門は、1960(昭和35)年に親鸞聖人700回大遠忌を前に修理されています。
2006(平成18)年から2009(平成21)年にかけて、親鸞聖人750回大遠忌を前に、築地塀と併せて石工事・屋根工事・金物工事などが実施されました。
御影堂門を潜ると、その前には御影堂が現れます。
寛永13年(1636)に再建された建物です。
中央に親鸞聖人の木像、両脇に本願寺歴代宗主の影像を安置し、両余間には十字名号(帰命尽十方無碍光如来)と九字名号(南無不可思議光如来)を安置しています。
西本願寺には、唐門や飛雲閣など国宝に指定された建物もあります。
これから、数回にわけてレポートすることになると思います。
お付き合いくださるようお願いいたします。