さて、今回紹介する人物は鄒他じゃな。字や生没年は不明。彼は厳虎こと厳白虎等と共に呉郡で反乱を起こした人物の一人だったようじゃな。
さて、今回は鄒他の紹介じゃな。
どうも、張郃だ。彼も呉の豪族と言ったところか。
彼も演義には出てなかったような気がしますね。
まあ出てたとしても一瞬でやられる役になってしまうんじゃろうのう。
それでも、ここで名前が出てくると言うことはなかなかの有力者だった、と言うことですよね。
そうじゃな、それでは鄒他について見ていくとしようかのう。
人物紹介
鄒他の出番は王晟等よりもさらにわずかじゃな。
呉志『孫策伝』の裴松之注『呉録』のところに出てくるんじゃよ。
厳虎が呉郡で割拠しておった頃、鄒他や銭銅、それに先の合浦太守であった嘉興の王晟達が数千から一万余の軍勢を集めておった、とあるんじゃ。
烏程と言うのは呉郡の南の方に位置する。実際に画像を見てもらった方が分かり易いか。
ここには書き込んでいないが、烏程の北東付近に大きな湖があり、さらにそこに流れ込む河川もある。大体そこを境界として、北と南で分かれているような感じだな。
丁度境界線の辺りで両者を南北分断しているイメージなんじゃよ。さて、当然ではあるが、鄒他は侵攻してきた孫策に敗れてしまうんじゃよ。
王晟のところにも少し書いたんじゃが、王晟以外は一族皆殺しの目にあっておることから、鄒他もここで最期を迎えた、と言うことじゃろうのう。
それにしても、王朗のように許している人物もいる。孫策の許す、許さないの境界がもう一つ掴めんのう。
さて、鄒他の人物紹介はここまでじゃな。続けて能力評価と行こうかの。今回もワシのみの評価じゃな。
能力評価
鄒他は烏程の地を中心に割拠しておった豪族と言うが、実体は野盗等の賊上がりのようにも感じることから政治は抑えめじゃな。
実績が見えてこんことから全体的に抑え目の評価としたんじゃが、軍勢を率いていたらしきことから、軍事よりの評価とさせてもらったぞい。
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雑談ぢゃ
さて、鄒他の能力評価は以上の感じじゃな。
ほとんど名前しか出てこず、その中で孫策に敗れた、という記録だけでは評価もかなり難しくなるな。
せめて他の作品に出ていたり、近親の方がいればある程度の傾向とは読めそうですが・・・。
同じ鄒姓で言うと、公孫瓚のところに一人鄒丹がおったが、姻戚関係は全く不明じゃからなぁ。
それにしても孫策は容赦がないな。むしろ丞相の方が敵対者を許し、人を良く受け入れている印象を受けるかな 。
確かに曹操は結構敵対者を許している印象があるのう。それこそ魏が強国になれた所以じゃな。さて、今回はここまでじゃが、鄒他について如何じゃったかな。良ければ次もまたご覧くだされ。
よし、それでは俺も帰るか、次もよろしく頼む。
張郃さん、お疲れさまでした。次もよろしくお願いします。他の人物に興味ある方は、下の索引からご覧くださいね。
