うちの猫2匹のうち、あとからやって来たタップ♂が今年6月に、足を少し引きずって歩くようになったことがきっかけでFIP(猫伝染性腹膜炎)ドライタイプ後期と判り、未承認薬のムティアンでの治療を協力病院にて受けました。




84日間の服用を終えて、84日間の経過観察に入りました。
経過観察中に再発の兆しがなく、検査結果も異常なければ、ひとまず寛解となります。
本日経過観察76日目。
残り、あと8日となりました。




タップはおかげさまで元気にしています。
投薬終了後はずっと元気なのですが、元気の段階がグングン上がっている感じです。
そしてすごく甘えん坊になりました。
そばに来てゴロンと横になり『撫でてー』の要求が一日に何度もあります。
でも抱っこはキライで、無理に抱くと足で突っ張りまくります。
(そばに来てゴロン…のくだりは、なぜか最近のふうの様子でもあります。あんまりゴロニャンしない子だったのに。タップの病中、ふうも寂しい思いをしていたのかもしれません)




薬の副作用の脱毛は治ってきてほぼ元通り。
耳折れは継続中です。少し戻ってきたような、気のせい?のような感じです。
戻るに越したことはないですが、今は何より無事の寛解、そしてさらに3ヶ月、6ヶ月後の状態が良いまま、投薬終了1年後の『卒業』を迎えることを願っています。




受診は12月半ば、検査結果が全部揃うのはさらに先になります。
年内には何とかよいご報告ができますようにと願っています。




ムティアンによる治療の費用について聞かれることもあるのですが、中国製造の未承認薬(扱いとしてはサプリ)ということもあり、個人輸入された場合、協力病院や取扱病院での治療を受けた場合、また円安などの影響もあるので輸入の時期によっても変わります。
患猫の体重とFIPのタイプとステージによっても大きく違います。




なので参考程度になりますが、タップの場合は協力病院での治療、体重が約4kg前後で、ドライタイプ後期、投薬量は2倍で、ムティアンの費用が約175万円、検査その他で約25万円でした。
一歳未満の発症でしたが体重は成猫と変わらないくらいあったこと、ドライタイプで、神経症状の出ている後期であったことで、当初考えていたよりもかなり高額になりました。




「タップくんは幸せな猫ちゃんですね。大変な病気を大変な費用を出して治してもらえて」と人から数回言われ、少し返事に戸惑いました。
助ける、治す、ことしか頭になかったですが、では仮にもっと、桁違いの費用が掛かると言われたら、治療を諦めたのだろうかと、それは今でも時々考えます。
命の選別はいかなる場合も、残酷、過酷だと思い知らされます。




今日のタップ







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