コマツナ(小松菜)の育て方

コマツナ(小松菜)の育て方-肥料追肥、種まき時期方法、収穫時期目安-プランターでも水やり、間引きをして収穫-白い斑点、虫食いの葉

関東地方ではとても有名な葉物野菜です。

とくに、都市部近郊で食べられています。その近くに住んでいる人は小松菜は1番メジャーな野菜だと思っていますが、違う地方に行くと、知られていない野菜だったりします。

そもそも、小松菜の小松という地名も東京のものでしたので、そういうことになっているのだと思います。

しかし、名称が違いますが、水菜という名前で小松菜のことをよんでいるところもあります。ここでは、冬季に非常に寒いため、田んぼに水を引き込んで凍らないようにして育てるようです。

そのため、甘みがとても豊富で柔らかく、都会で食べている小松菜とは別物かのような味がします。

事実、小松菜品種改良がとてもさかんに行われ、菜の花の仲間の葉と茎を食べるのであればなんでもいいというくらいに、見た目、豊産性、食感などを重視してどんどんと新しい小松菜が年々改良されています。

少し前の小松菜などとは全く違うものになっているという感じもあります。実際に昔の小松菜を育ててみると、確かに、最新のものより、茎は細く見た目も小さいです。

しかし、繊細な味わいで本来の小松菜を食べているという感じがします。

小松菜の育て方

種まきの時期 肥料(1m²あたり) 栽培方法
高冷地:7月上旬-8月上旬
冷涼地

中間地:8月中旬-10月中旬

暖地:9月上旬-10月下旬

元肥(例)

・化成肥料や有機肥料などを説明書の指示通りに与えます。

・堆肥:牛ふんなどを 1000g程度与えます。(例)

追肥

・必要に応じて与えます。

種まき方法

種を播く2週間以上前に、堆肥を施肥しておきます。
種は筋を作って筋播きします。害虫から守るために防虫ネットをかぶせて発芽、育成します。

年内の早い時期に収穫するためには、可能な範囲で早く種まきをします。しかし、夏場は害虫の発生が多いので、9月に入って虫が落ち着いてからの方が育てやすいかもしれません。

筋播きで種まきするので密集してしまいますので、発芽後、すぐにと、本葉が3,4枚生えてきてからと、あとは様子を見ながら選抜していきます。
春の花が咲く時期さえ避ければ、一年中、栽培することも可能です。温度さえ確保できれば成長します。

収穫時期

種まき後、1ヶ月~2ヶ月程度で大きくなったものを収穫できますが、葉を食べるため、いつでも収穫できます。

 

関東では有名なコマツナです。

種まきしてからすぐに生えてきてすぐに収穫できる、狭い都市農園では効率がいい野菜です。

すぐに伸びてきた本葉1枚1枚が大事な可食部です。

収穫までが早いのが売りのコマツナですが、本葉を食べられたら、成長して収穫するまでにだいぶ時間がかかってしまいます。

茎はシンプルにまっすぐ、細くなっています。

色は緑が濃い目が良いとされています。

これは古いタイプのコマツナですが、新しいものは改良品種で他の菜っ葉と混ざっていて、もっと茎が太くて可食部が多いものがあるようです。

むかしは、もっとたくさんの種類のコマツナがあったのですが、もう、こういうものは自分で作る以外に食べられません。

また、地域ごとにコマツナと呼ばれる野菜があり、元がなんであるのか?それはよくわからないところがあるようです。

コマツナのことを、水菜と呼んでいたりもします。

冬の間、水田に植えたこの野菜に水を張って、厳寒期の寒さを乗り越えるそうです。

山間部では水のほうが外気温よりも暖かく、守ってくれることにもなるようです。また、味も独特の感じになります。

 

虫食いのコマツナです。
色が濃いのは分かります。
たしかに売られているコマツナとは違います。
茎も細く、食べるところが少ないです。今、収穫するのが勿体無いような感じです。

コマツナ(小松菜)栽培のコツやレシピ

「ガーデニングサプリ」編集部

草と花と自然の力を取り入れて元気になりましょう。

少し変わった園芸情報を発信しています。一般的な栽培方法と異なるものもあります。

標準的な栽培方法は農協のお店などでお聞き下さい。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ: