素敵な女研究部・アメリカ編

首都圏でアメリカ生活を満喫しつつ、いい女を目指すブログ。

不妊治療:苦渋の決断

今週はコロナか単なる夏風邪か、ぶっ倒れておりました(でも仕事も家事も夫が釣ってきた魚捌くのもやったけどね😂)。いやなかなかこんなひどい風邪にはお目にかかれないな。

 

さてさて…

 

2020年5月から始めた不妊治療ジャーニーですが、一旦お休みとしたいと思います。夫の治療に専念するため。

 

詳しくは書きませんが、夫氏は最近、体の不調で苦しんでいて、見ていて辛いんですね。私にとって、子供のいない人生なんて、正直本気では想像もしてなかったことです。でも人生で一貫して私の中でハッキリしてたことは、

 

愛する人と一緒に生きる人生を生きたい

 

でした。

 

これは、自分の仕事よりもエゴよりも何よりも大事で、神様に「1つだけ願いを叶えてやる」と言われたら、私にとってはこれになります。バリキャリで仕事をしてた頃でも、つまり夫に出会う前でも、

 

自分の夫の生きる場所が私の生きる場所、

夫となら世界の果てでもついていく

 

という点は心に決めていました。仕事三昧・恋愛三昧だった割には、実は古風なんですね〜。🎎

 

 

 

とにかく、そういう覚悟と願いを持って選んだ夫が、今苦しんでいる、と。

 

ここはアメリカですから、当然医療費はバカになりません。マンション買う勢いで医療費を貯めとけって国です。日本の10倍は普通にすると考えていただいても、誇張しすぎではないでしょう(一晩入院したら宿泊費だけで10万くらいは軽く請求されますからね… MRI1回やったら保険効いて250ドルだし。それを保険屋が出し渋ったりする国ですから…)。

 

だから、身を切る思いですが、今は不妊治療を少し先延ばしすることにします。不妊治療は既に厳しい年齢の43歳で先延ばしなんて、論理的に考えれば、ほぼ無期延期みたいなものですが、ここはもう神様にお願いして、再開できるまでは自然に妊娠する奇跡を待ちます。

 

だって、夫がいない人生の方が、自分の子供を腕に抱けない人生よりも、究極の選択ではありますが、私にとっては辛いのです。

 

まったく、こいつはどこまで私の人生を乗っ取ってくれるのか😂。でも、いざそういう人に出会うと、「かけがえのない存在」という言葉の重みが以前とはまったく違って感じられ、まぁ夫が死んだら私も後を追うかなと思えるくらい(て言いながら意外とその後30年生きるかもしれないけど😂)、彼の存在の大きさはとてつもない。「彼のいない人生なんて、どうやって生きたらいいかわからない」という使い古されたフレーズをやっと実感してしまった状態。

 

だから、彼のことを優先させるという決断をしました。それで彼が少し気が楽になるなら、それでいい。だって不妊治療費も、ものすごく家計も稼働時間も圧迫するし。風邪引く前は毎日泣いてましたけどね。考えるだけで目に涙が溢れてくる。

 

まぁ、神様も「明日のことを心配するな、明日は明日自身が心配する」と言ってたし、何がどうなるかなんて、世の中、最後までわからないものです。もうこれはあとは神様が「お、こいつは子供を授けてあげんとあかんな」と振り向いてくれるのを待つのみ。

 

パブロ・ネルーダの詩

チリの国民的詩人に、パブロ・ネルーダという人がいます。大昔、誰かに教えてもらった彼の詩を紹介しましょう。これが私の人生の希望です。

 

When I Die I Want Your Hands On My Eyes

 

When I die I want your hands on my eyes:
I want the light and the wheat of your beloved hands
to pass their freshness over me one more time
to feel the smoothness that changed my destiny.

 

I want you to live while I wait for you, asleep,
I want for your ears to go on hearing the wind,
for you to smell the sea that we loved together
and for you to go on walking the sand where we walked.

 

I want for what I love to go on living
and as for you I loved you and sang you above everything,
for that, go on flowering, flowery one,

 

so that you reach all that my love orders for you,
so that my shadow passes through your hair,
so that they know by this the reason for my song.

(引用:

https://www.consolatio.com/2007/02/neruda_when_i_d.html)

 

婚活の一環で聞いた話で、「経済的には何でも可能な場合、どのように死ぬのが理想か?」という質問を出会った人にすると良い、と聞いたことがあり、実際私は何度か試したことがあります。自分と全然違って面白いし、その人の人生観を確かによく表しています。ある人は、仲の良い友達と家族みんなに囲まれて死にたいと言ってたな。でも私は、欲張らないというか、最愛の人にそばにいてほしい、それだけは叶えてほしい、と思ってました。だから夫、あんた先に死ぬなよ?て話です😂。

 

ちなみにブログでこの詩を日本語訳された方がいらしたので、日本語はこちらをご参考に。私は英語の方がしっくりきます。

 

カンクンにいたペリカン君。どこに飛んでいくんでしょうね?

 

そんなわけで

今週末に友人にご招待いただいたベビーシャワーには行けないと返事しました。友人の赤ちゃんが生まれるのをお祝いしたい気持ちよりも、自分がその場で涙をこぼさずに何分耐えられるか、もしも万が一PMSだったらどんな反応をしてしまうかわからない、という不安の方が勝ってしまいました。友人には心から祝福したいので、それはギフトカードとカードを送ることにします。自分の赤ちゃんが生まれるなんて、本当に心底幸せなことで、奇跡であり、本当に祝福されたことだと思います。その場にいて一緒にお祝いしてあげられなくてごめんね。

 

人生、なかなか辛い思いを経験させてくれるものです。それでも、私を心から愛してくれる人に出会えたことへの感謝は、どの瞬間にも忘れたくない。いやーこんなハンサムで(写真を掲載できないのがマジで残念だぜ…ジャニーズよりイケメンだぜ?)、頭がずば抜けて良くて(本当にすごいキレるんですよ)、心優しくて、男友達から慕われてる、文武両道の男子が自分のそばにいてくれるっていうんだから。もっと書けるよ?

 

さ、あとは神様にお祈りするのみ。

 

夫の体が早く元に戻りますように・・・

いつか、適切なタイミングで赤ちゃんを授かりますように。

 

※ちなみに、不妊治療についてはまだ書けてないこともいくつかあるので、ブログのテーマとしては今後も扱うと思います。

 

<私の不妊治療Journey>

これまでの不妊治療体験記録はこちらからどうぞ。

maribes.hatenadiary.com

 

*******
ここまで読んでくれてありがとうございます❤️ 下のうちの猫さんの写真↓↓↓をポチッと頂けるとめっちゃ嬉しいです❤️ 

ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキング