札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

木造校舎・廃校 占冠村の閉校

2024-04-18 20:24:03 | 木造校舎・廃校

小学校の閉校  赤字は今回レポート

 

  • 占冠村立湯ノ沢小学校(1963年占冠小へ統合)
  • 占冠村立下苫鵡小学校ホロカ分校(1970年)
  • 占冠村立新入小学校(1975年)
  • 占冠村立下苫鵡小学校(1977年)
  • 占冠村立双珠別小学校(1997年)
  • 占冠村立占冠小学校(2005年
  • 占冠村立トマム小学校(2017年占冠村立トマム中学校と統合し占冠村立トマム学校へ)

 

「旧占冠村立双珠別小学校」

 

開校:明治41(1908)年
閉校:平成9(1997)年
校舎:()年竣工

占冠村双珠別



今回の旅行行程で占冠村の学校は予定が無かった。

たまたま帰札の日に清水町で雨と霧が強くなり、予定をしていた日勝峠をあきらめて道東道に乗った。
すぐ占冠インター降りて国道274号線に合流する途中にこの学校があった。

 

校舎はみたところ新しいので補修をしたのだろう
敷地内は残雪で入るのをあきらめた。

現存しているのは校舎と校名プレート付の校門、バックネット
それと記念碑があったが残雪でほとんど見えなかった。

校舎はおそらく木造モルタルだろう
板張りの場合は古さも味があるがモルタルはきれいな方が好きだ
なのでこの校舎は私にとっては素敵な校舎となった。

 

だが正直、あまり通る道ではないので再訪は難しいだろう が、
見るべきものを見ていないということは覚えておかないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※2024年3月撮影

 


木造校舎・廃校 音更町の閉校

2024-04-17 15:22:00 | 木造校舎・廃校

小学校の閉校  赤字は今回レポート

  • 音更町立光和小学校(1975年音更町立駒場小学校へ統合)
  • 音更町立葭原小学校(1979年音更町立東士幌小学校へ統合)
  • 音更町立高倉小学校(1983年音更町立東士狩小学校へ統合)
  • 音更町立長流枝内小学校(1984年音更町立下士幌小学校へ統合)
  • 音更町立鎮練小学校(1986年東士狩小へ統合)
  • 音更町立然別小学校(1995年音更町立鈴蘭小学校へ統合)
  • 音更町立南中士幌小学校(1999年駒場小へ統合)
  • 音更町立上然別小学校(2002年駒場小へ統合)
  • 音更町立東中音更小学校(2010年駒場小へ統合)
  • 音更町立豊田小学校(2015年駒場小へ統合)
  • 音更町立昭和小学校(2020年音更町立音更小学校へ統合)
  • 音更町立南中音更小学校(2021年駒場小へ統合)

 

「旧音更町立然別小学校」

 

開校:明治34(1901)年
閉校:平成7(1995)年
校舎:()年竣工

音更町然別8線西45



今回の十勝旅行では幕別町~音更町は2日目の帰途中でスケジュールを立てた。
どうしても帰途のルート上にある閉校しか訪問できず、音更町からも1校の記載になった。

 

旧然別小学校は道道214号線沿いにあり、校名プレート付の校門がある。
敷地内には校舎と体育館は現存しており、グーグルマップでは「然別児童館」の表記があった(臨時休業と表記)

パッと見て校舎と体育館の新しさが違うように見える
校舎は木造モルタルかもしれない

他に大きな石の80周年記念碑と閉校記念碑があり
奥には教員住宅であろう建物もある。

閉校したが地元では活用されているようで、学校全体がほぼ変わらぬ姿のように思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※2024年3月撮影

 

 


木造校舎・廃校 幕別町の閉校

2024-04-15 16:25:14 | 木造校舎・廃校

幕別町の閉校(小学校) 赤字は今回レポート

 

幕別町

幕別町(2006年・幕別町〈新〉へ)

  • 幕別町立南勢小学校(1970年幕別小〈初代〉・幕別町立糠内小学校・西猿別小へ分割統合)
  • 幕別町立弘和小学校(1972年
  • 幕別町立豊岡小学校(1974年
  • 幕別町立幕別小学校〈初代〉(1978年統合により幕別町立幕別小学校〈2代目〉へ
  • 幕別町立新川小学校(同上
  • 幕別町立西猿別小学校(同上
  • 幕別町立大豊小学校(同上
  • 幕別町立美川小学校(1980年糠内小へ統合
  • 幕別町立新和小学校(1987年幕別小へ統合
  • 幕別町立相川小学校(1996年幕別小へ統合)
  • 幕別町立中里小学校(1989年には入学者がおらず代わりにヤギが入学したが、1998年閉校となり糠内小へ統合
  • 幕別町立古舞小学校(2024年幕別町立札内南小学校へ統合)

 

「旧幕別町立相川小学校」

 

開校:明治32(1899)年
閉校:平成8(1996)年
校舎:()年竣工

幕別町相川403



現在は「まなびや相川」となっている

今回の閉校巡りは1泊2日の温泉旅行に組み込んでおり、
閉校以外のレトロ建物見学を優先したのと閉校は木造建築の現存が多い、
芽室町を優先したので幕別町からはルート上の1校だけの見学となった。

旧相川小学校は国道38号線に面しており訪問しやすく
雨天でもあり助かる。

RC造りの校舎、体育館とも健在で最後の建築もそう古くはなかったようだ。

ただ雨を気にしすぎて現存している校門を撮り損ねたのは失敗だった。

敷地内には記念碑、二宮像もありまだ卒業生達も思い出に浸れるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年3月撮影

 


幕別町の建築探訪

2024-04-13 19:40:11 | 清水町・芽室町・幕別町

 

幕別町には「道東の建築探訪」(2007年発行、北海道新聞社)において
1軒の掲載があります

 

撮影日はすべて2024年3月

 

「㈱ニッタクス十勝工場・事務所・倉庫」 道東の建築探訪 NO82

 

所在地:幕別町新町
建設年:大正2(1913)年 
指定等:なし

 

旧名称 「新田帯革製造所製渋所事務所」

元々は柏の樹皮から採るタンニンを皮革のなめし剤として抽出する工場と
事務所を大正2年に建設した。

その後に新田ベニヤ製造所となり、日本でベニヤ板発祥の地となった。

見学当日は朝から土砂降りであり、敷地入り口に守衛棟らしき建物があるので
外から見える場所だけで撮影し早めに切り上げた。

 

 

 

 

「旧事務所」はレンガ造りで特徴のある換気塔がそびえる
ファサードも印象的だ。

 

 

 

隣接している「旧新田帯革製造所製渋工場」は大正2年の建築

 

 

正面に見える工場は「旧新田ベニヤ製造所十勝工場加工室」大正11年建築の木造2階建て

 

その隣に見えるのが「旧新田ベニヤ製造所十勝工場煉乳工場」で昭和7年建築、RC造3階建

 



「牛尾建材センター」 旧幕別村役場庁舎

 

所在地:幕別町幸町
建設年:昭和3(1928)年 
指定等:なし

 

帯広市から国道39号線を幕別町に東進し猿別川を渡ったところに古い建物がある
シンメトリーなこの建物が村時代の旧役場庁舎だった。


外観は大きな改装は行っていないようで昔の姿を留めている
すっきりした車寄せのある玄関に連続する縦長窓
屋根にぽっかりと出た換気口など役場らしく無駄なものは無い造りだ。

現在は資材倉庫として民間利用のようだ。

 

 

 

 

 

 

※撮影はすべて2024年3月


帯広市の建築探訪②

2024-04-11 18:58:13 | 帯広市

続きます

帯広市には「道東の建築探訪」(2007年発行、北海道新聞社)において14軒の掲載がある

今回は1泊旅行の中での見学で、市内中心部から外れていたり
移動ルートからも外れている建物は次回にした。

撮影はすべて2024年3月

 

「帯広聖公会双葉幼稚園」 道東の建築探訪 NO105

 

所在地:帯広市東4条南10丁目
建設年:大正11(1922)年 
指定等:国登録有形文化財

 

帯広市の歴史的建築物では第一級の建物、園舎であり
現在も敷地外からその特異な姿を望むことが出来る。

幼稚園としては1911年(明治44年)…帯広聖公会別館で双葉幼稚園を開園。

1922年(大正11年)に二代目園長である臼田梅氏の設計により新園舎竣工。

2013年(平成25年)…第100回目卒業式を終え閉園となる。

2017年(平成29年)…国の重要文化財に指定される。

 

すでに閉園しているので人影はない

門から正面入り口方向と東側から中庭と1階部分が外から見える
やはり中からドームを見るのが一番だろう。

 

【2024年の公開時間】
2024年度の開園は、5月3日(金)祝日から開園いたします。 土日祝日のみ 10時〜15時

【入園料】
大人300円、高校生以下無料、団体(10名以上)200円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「聖徳太子堂」 道東の建築探訪 NO106

 

 

所在地:帯広市東5条南8丁目
建設年:昭和2(1927)年 
指定等:なし

未訪問

 

 

「成田山松光寺」 道東の建築探訪 NO107

 

 

所在地:帯広市東6条南6丁目
建設年:大正3(1914)年 
指定等:なし

未訪問

 

 

「十勝監獄石油庫」 道東の建築探訪 NO108

 

 

所在地:帯広市緑ヶ丘公園
建設年:明治34(1901)年 
指定等:帯広市指定文化財

未訪問

旧北海道集治監十勝分館油庫

 

 

「真正閣」 道東の建築探訪 NO109

 

 

所在地:帯広市
建設年:()年 
指定等:なし

未訪問

旧十勝公会堂御便殿 真鍋庭園内

 

 

「旧川原家住宅」 道東の建築探訪 NO110

 

 

所在地:帯広市川西町基線61
建設年:昭和8(1933)年 
指定等:なし

未訪問

 

 

 

「サンプラザ」

 

所在地:帯広市西1条南9丁目15
建設年:確認中
指定等:なし

 

帯広市へ行くことになった時、ストリートビューで市内中心部を探っていた時に個人的にヒットした物件。

建物は一方通行路に面しており、1階にはパッケージショップが目立つ

2階の意匠が面白く、歴史もありそうに感じたので撮影をした。

また正面右端に「プリンス劇場」の表示があった
詳しい人から映画館であったと聞く 
建物は奥行きがあり反対側からも見てみるべきであった。

 

 

 

 

 

「salon 齋藤亭」

 

所在地:帯広市東2条南4丁目19
建設年:昭和9(1934)年 
指定等:なし

 

角地にあるこの建物は、洋風の出窓もあれば縁側もありと和洋折衷の素敵な住宅だと思う。

築80年の古民家を地域のコミュニティサロンにと2016年6月にオープンした
それはこの地区にある商店街組合が地域活性化のために家主さんに声をかけた。

しばらくは空き家で床も落ちそうな状態だったらしいところを
お金をかけ建設当時の姿にまで復元をしたそうだ。

管理運営は大変だが、現在は時間貸しをしていて多くの人で賑わう時がある。

商店街による古民家再生の一つの形ではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神島邸」

 

所在地:帯広市西1条南6丁目4
建設年:昭和初期 
指定等:なし

 

「神島邸」はグーグルマップを見ている時にヒットした

旧跡か何か由緒ある建物かと思ったが一般住宅のようだ
しかしこの住宅は帯広市にはもはや珍しい造りの住宅。

ピンク色に近い外壁に1階の玄関上部の意匠や1階出窓はL字型になり
2階には上げ下げ窓を連続させている、とても魅力のある住宅だと思う。

家の前の大木は季節になるとたくさんの葉を付けて住宅が見えずらくなる
まさにジャストな訪問タイミングであった。

撮影時は空き家に見えたがどうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そば小川」

 

所在地:帯広市西1条南6丁目20
建設年:明治43(1910)年 
指定等:なし

 

「そば小川」の建物は、旧小川酒造店舗・醸造所である。

旧小川酒造は明治44年(1911年)に開業している
その頃の名残を探すなら、店舗から北に連なる土蔵を見ることだ
ところどころ壁が落ちているが、そんなところも歴史を見るよう。

また南側に店舗と繋がる塀の途中に、これまた歴史を感じる門がある
以前はここが入口だったのかも知れない。

建物自体は平成2年(1990年)に蕎麦屋としてオープンした
補修か改築かは不明だが縦長窓が連続する姿は以前の外観と
同じなのかと思ってしまう。

蕎麦店は人気のあるお店で中に入ると歴史を思わせる柱や梁があるが、注文品以外は撮影禁止とある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「銀河街」

 

所在地:帯広市西1条南7丁目12-3
建設年:()年 
指定等:なし

 

今回の旅行で帯広市を中心にレトロ建物を見て廻ろうと思って
ストリートビューを見ていたところ、こちらを見た。

まず正面右手の上げ下げ窓に目が行き、隣接した二つの建物の壁一部を塞いで一体化させた建物に思えた。

石畳が波をうっているのもらしくて逆に風情がある。

看板がいい味を出しており、やはりこういう所は電気がつく夜の見学がいいだろう。

帯広市には他にもありそうで、ぜひ残して欲しい場所だと思う。