札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌の古民家(蔵・倉庫)飲食店の建築探訪④

2025-03-20 18:22:20 | 古民家飲食店

ここでは、いわゆる古民家カフェとか食堂、レストランなど飲食店や食品を扱う店舗を載せていきます。

入ったことが無い店舗は外観が中心となり、正確な情報がないお店もあります
私が見て気になったりレトロだなぁと思うお店、たまたま通りかかったら古いけど面白い建物であったお店など

少しづつ利用した店舗が増えてきたので
今後は利用した後のレポートを中心にしたいと思う。

 

 

 

「コーヒーと雑貨 Silk Tree」

住所:西区西町北18丁目5-14


おそらく1960~70年代の建売住宅を改装したカフェで
現在のお店は2代目となる

古民家をリフォームしてオープンさせた初代オーナーの移住により
店を引き継ぎ、改装を重ねオープンした。

古民家カフェを新たに営業するオーナーたちは建物の古さを巧く活かし
お洒落な空間にすることに長けている。

 

 

 

 

 

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コーヒーと雑貨 Silk Tree - 札幌のスィーツ大好き おぢさん日記 !

2025年3月撮影

 

 

 

「シロクマベーカリー」

住所:白石区本郷通13丁目


元は豊平区西岡にあった「レモンベーカリー」が前身
白石区の南郷通から少し入っただけの場所にある古民家が店舗になった。

店前も広い通りなのでよく目立つ建物だ
すっきりした三角屋根が特徴で軒下に換気窓が見える

1階の売店と工房からは古民家の香りはあまりしないが
2階にあるカフェスペースはどうだろうか?

機会があれば利用してみたい。

 

 

 

 

余談になるがお隣にあった木造家屋も味があったが解体されている。

 

 

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シロクマベーカリー 5 - 札幌のスィーツ大好き おぢさん日記 !

2025年3月撮影

 

 

 

「菜はな」

住所:小樽市最上1丁目3-13

 

小樽市の天狗山の麓にある古民家カフェで
昭和5年築の建物を活用している

和室には床の間や欄間、縁側があり夏季には庭が見えることだろう

内部や調度品からも古民家を味わえるが、外廻りも味があり
じっくり見てみたい建物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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菜はな - 札幌のスィーツ大好き おぢさん日記 !

2025年2月撮影

 

 

 

「ドリーバーデン」

住所:中央区伏見5丁目3番1号

 

幾度となく掲載しているが、設計は北海道建築の父と言われる「田上義也氏」

氏の代表作の一つとして竣工当時は円山にあった。

元は北海道大学教授の「小熊氏」の私邸として1927(昭和2)年に建築された。
その後に設立されたばかりの北海道銀行初代頭取である「島本 融氏」が住居として使用、
1998(平成10)年に解体し現在地に移築・復元された。

「ろいず珈琲」が営業した後、現在はフライフィッシング用品とカフェの「ドリーバーデン」が営業している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ドリーバーデン(旧小熊邸)2 - 札幌のスィーツ大好き おぢさん日記 !

2024年12月撮影

 

 

 

「北麦パン店」

住所:白石区菊水上町2条3丁目52-61


同じタイプの家が4軒並んでいる 
これは同じ時に建てられた建売住宅か公営住宅かまたは寮なのか

木造モルタル造りで戦後のものかと思う。

現在は建物にピッタリの素朴だが味のあるパンを製造、販売している。

 

 

 

 

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北麦パン店 - 札幌のスィーツ大好き おぢさん日記 !

2024年10月撮影

 


小樽市の建築探訪⑥ ※1軒を追加しました

2025-03-15 22:27:44 | 小樽市

NEW

小樽市の古民家です

1927.8(昭和2.3)年ころ建築

 

こちらは1994年発行の「小樽市の歴史的建造物」(※小樽市教育委員会発行)の記載物件です

以前2021年9月に玄関側は行ってみたのだけど眺めの良い和室があるとの記載があった


※2021年撮影の洋館

創業100年を超える老舗企業の創業者・社長の住宅で代々住んでいるようだ。
数度の内・外装の改修はしているが
玄関の意匠や門柱のセンスなどが素敵だ

正面からはわからないが奥行のある建物で、右の応接室からつづいて8畳の和洋室が3つ、さらに10畳2間続きの座敷がある
南側(右側)には全面にサンルームがあり高台にあるのでさえぎるもの無しの市街地から港、海への眺望があるようだ

手入れはされているが白地の下見板張りは変わらない
一度は住んでみたい素敵な邸宅です。

設計は伊藤組(現、伊藤組土建)でお互いの創業者による商売の繋がりでの発注と推移できる
ちなみに伊藤組のこの年の代表作に田上義也氏設計の旧北1条教会がある(解体)
 
 

高台にあるため、今回下から見上げることが出来た。

 

奥に見える三角屋根が洋館の屋根

※2025年2月撮影

 

 
 

ここから過去記録

 

「旧坂牛直太郎 邸」

 

建築年 昭和2(1927)年
設 計 田上義也
指 定 小樽市都市景観賞

住 所 小樽市入船5丁目8-15

 

※小樽市のHPより

>坂牛直太郎の邸宅として、小樽公園南側の白樺林に面した角地に建てられ、周囲の自然と調和した洋風の建物です。
薄緑色の横羽目板打ちの腰壁と白い漆喰塗りが対比した外観や1階の八角形の応接間が特徴的です。
直太郎は、この邸宅で弁護士を開業しました。
設計はアメリカ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトに師事した田上義也です。
室内には田上のデザインした家具が置かれ、隣接する煉瓦塀には彫り込みのサインも残されています。>

 

小樽市民にとっても、また建築ファンにとっても、田上義也ファンにとっても大事な建物であるが映画「Love Letter」のロケ地の一つでもある。映画の中ではほんの数秒の映り込みであった。

主人公の家として使用されたのが、これも田上義也氏の作品である銭函の「旧坂別邸」であったが残念ながら2007年に火事のため焼失した。

ロケ地巡りで度々紹介されており、特に昨年末に主演の「中山美穂」さんが急逝したため私も再度見たくなったので所用の合間に行って見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう複数回の訪問である
目の前に小樽公園があるがその横に小学校が新築されるとは坂牛さんも驚いていることだろう。


ここからは天狗山も良く見える
小樽公園の頂点まで行けば海が見える
いいところに家を建てたものだ。

 

 

ちなみに隣家はかつて奥様の実家である上田家(旧小樽新聞社主)
がその後に建設し、田上作品が2棟並んでいた。

現在は解体、新築されているので当時の面影はない
ただ、坂牛家側の堀に田上氏直筆のサインと建設年が彫られており
今でも確認することが出来る。(隣家の敷地から観ることになるので無理をしないでください)

 

 

 

 

下の写真は1931年に発行された 「田上建築畫集」より

 

 

デザイン画と写真はどう見ても「坂牛邸」に見えるが
本の表記は「阪手氏の家」だ?

 

 

 

「坂牛」と「阪手」
読み方や文字が似ている

単純に間違ったか、発行本なので施主に迷惑がかからぬようにわざと表記を変えたか

あるいはもう1棟「阪手氏」の家があったのだろうか
考えるまでは楽しいが検証は困難だろう。

 

 

小樽は函館同様に何度行っても素敵なレトロ建物見学で楽しめる
また古民家を改造したカフェなどの飲食店も多いので今年は
ロケ地巡りと併せて行ってみたい。

2024年12月30日撮影

 


小樽市の博物館

2025-02-20 18:56:22 | 小樽市


大分時間が開いたけど小樽市の博物館に行って来ました

小樽市立の博物館は「本館(手宮町)」と「運河館」の二つがあり
今回は2館共通の入館券@500円を購入した。

バラバラで買うより100円安くなり(冬季)2日間利用出来る
また運河館の近くには駐車場があるので無料で利用が出来る利点あり。

 



「本館」は鉄道に関する展示が多い
博物館になる以前は「鉄道記念館」という施設であった。

ここは鉄道マニアには喜ばれる施設でしょう
冬は見学できないが夏は外にも列車がズラリと並んでいる

正直、鉄道に興味がない私にとってここへ来たのは
一つは「写真展」を観に、もう一つは「歴史的建造物」がいくつかここにあるからだ。

 

本館は駅の改札口から始まる

中には「しづか号」の展示

 

そのほかにも鉄道関係の展示多数 小樽の鉄道歴史は古い(日本で3番目)のでファンでなくとも面白かった。

 

2階の廊下に写真展示があった

※hpよりお借りしました

 

「地図でつながる街の記憶ー私たちの想い出の小樽」

私のように古い小樽の町を記憶しているものにとって懐かしい写真がありノスタルジーに浸れた。

 

※一部抜粋

 


新宮商行は歴史のある会社


当時のお洒落な喫茶店や雑貨、骨董など個性的な店が多かった「静屋通り」


コドモ綿は解体済


小樽はレトロな外観の銭湯が多かった

 


今も健在だ


ここは旧小樽市立博物館でもあった

 

おおわが母校も!

この写真の校舎は卒業後に建て替えたので
リアルな母校とは言えないが・・・

ちなみにブログのプロフィールの写真は祖父が撮影した
旧入船小学校で私も通った校舎です

 

この展示は3月30日(日曜日)まで

また同様の企画があれば観に行きたい

 

外は雪だが目指す歴史的建造物までは除雪されています

 

「旧手宮機関車室」  

建築年 明治18(1885)年
指定等 国指定重要文化財

 

 

 

 

 

 

 


他に「危険物倉庫、オリジナルのマンホール、貯水槽」はこの裏手にあるが、残念ながら積雪のため道がなく断念!

 

 

 

 

次に「運河館」へ行きます

 

駐車場は100メートルほど北側の「旧大家倉庫」の隣にあります
冬は排雪していないと5台くらいしか停めれないね

 

「旧大家倉庫」

建築年 明治24(1891)年
指定等 小樽市歴史的建造物

 

 

「運河館」自体が歴史的建造物なのです

「旧小樽倉庫」

建築年 明治23(1890)年
指定等 小樽市歴史的建造物


 

 

 

 

「本館」が鉄道関係に集約されており、「運河館」は標本や文化的なものが中心

「小樽倉庫」の模型がある

 

 

 

 

「オタモイ遊園地」に関するもの


屋根に付いているシャチホコ

 

 

小樽にももちろん熊はいる

これは「北前船」で運ばれたもの

 

 

さすがに運河沿いだけあって、外国人観光客が多かった

さて「運河館」には「旧小樽倉庫」時代からの中庭がある
夏はいい感じだが、冬は雪かきの体験が出来て外国人に喜ばれそうだ。

 

 

 

 

 

雪かき体験してください(笑)

 

個人的には歴史のある街にしては展示が少なく感じる。

おそらくスペース的な問題があるだろうし
観光客がメインだが地元住人のための郷土資料館的な展示がもっと欲しいところ。

ただ2館体制にして2日間の見学が出来る入館料はとてもよいと思う
財政厳しい折ですが頑張っていただきたいな。

 

ここからは小樽運河の象徴の一つが近い

「旧北海道製缶(株)小樽工場」

建築年 大正10(1921)年
指定等 都市景観賞

 

※すべて2025年2月8日撮影

 

 


北海道の木造校舎【道東】

2025-02-11 22:38:05 | 木造校舎・廃校

現在のカテゴリーで木造校舎と廃校を一緒にしたので、本来のレトロ建物と少し趣旨が離れた。

ここでは改めて木造校舎(体育館のみも含む)をまとめます
現役、閉校、また他の利用になっている元学校を含みます。

基本、板張りの場合はすぐに判るが木造モルタル塗りの場合があります。
それは北海道の木造校舎のバイブルであり2006年発行の
「北海道わが心の木造校舎」も参考とさせていただいた。

 

※道東地区は「オホーツク」「根室」「釧路」「十勝」各振興局にしました

 

芽室町

「旧芽室町立北明小学校」

校舎:昭和31(1959)年竣工 芽室町北明西7線18-1 2024年3月撮影

 

 

 

「旧芽室町立祥栄中学校」

校舎:昭和26(1951)年竣工 芽室町祥栄西14線 2024年3月撮影

 

 

 

「旧芽室町立毛根小学校」

校舎:昭和11(1936)年竣工 芽室町毛根北5線 2024年3月撮影

 

 

 

「旧芽室町立中伏古小学校」

校舎:昭和7(1932)年竣工 芽室町中伏古5線3 2024年3月撮影



 

 

「旧芽室町立北伏古小学校」

校舎:昭和28(1953)年竣工 芽室町北伏古南9線10-1 2024年3月撮影

 

 


北海道の木造校舎【道北】

2025-02-11 22:36:36 | 木造校舎・廃校

現在のカテゴリーで木造校舎と廃校を一緒にしたので、本来のレトロ建物と少し趣旨が離れた。

ここでは改めて木造校舎(体育館のみも含む)をまとめます
現役、閉校、また他の利用になっている元学校を含みます。

基本、板張りの場合はすぐに判るが木造モルタル塗りの場合があります。
それは北海道の木造校舎のバイブルであり2006年発行の
「北海道わが心の木造校舎」も参考とさせていただいた。

 

※道北地区は件数の都合上「空知」「上川」「留萌」「宗谷」の各振興局にしました



富良野市

「旧富良野市八幡丘小」現八幡丘会館


校舎:大正3(1914)年竣工 富良野市八幡丘 2022年8月撮影

 



「富良野市立山部第一小学校」


校舎:竣工年調査中 富良野市山部西14線 2022年8月撮影

 



「旧富良野市立山部第二小学校」


校舎:竣工年調査中 富良野市山部西25線 2022年8月撮影

 

 

 

中富良野町

「旧中富良野町立奈江小学校」現:北海道風景画館

校舎:昭和25(1950)年竣工 中富良野町奈江無番地 2023年5月撮影


 
 
 

占冠村

「旧占冠村立双珠別小学校」

校舎:(確認中)年竣工 占冠村双珠別 2024年5月撮影

 

 

 

美瑛町

「旧美瑛町立東瑛小学校」現:美瑛町農業技術研修センターみのり

校舎:昭和28(1953)年竣工 美瑛町字美瑛原野5線 2023年5月撮影





「旧美瑛町立千代田小学校」現:拓真館

校舎:昭和24(1949)年竣工 美瑛町新星 2023年5月撮影


 

 

東川町

「旧東川町立第五小学校」現:北の住まい設計社

校舎:昭和3(1928)年竣工 東川町東7 2023年5月撮影

 

 

 

美唄市

「旧美唄市立栄小学校」現安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄


校舎:昭和21(1946)年竣工 美唄市落合町 2021年11月撮影

 



 

「旧美唄市立中美唄小学校」


校舎:昭和11(1936)年竣工 美唄市茶志内原野 2023年7月撮影

 

 


「旧美唄市立拓北小学校」 現:「美唄市立公民館 拓北分館」

校舎:昭和22(1947)年竣工 美唄市光珠内町 2023年7月撮影

 

 

 

岩見沢市

「旧岩見沢市立宝水小学校」


校舎:竣工年調査中 岩見沢市宝水町443 2021年7月撮影

 

 

 

栗山町

「旧栗山町立円山小中学校」


校舎:昭和23.27(1948.1952)年増築 夕張郡栗山町円山146 2022年5月撮影

 

 

 

「旧栗山町立杵臼小学校」


校舎:昭和28(1953)年竣工(体育館) 夕張郡栗山町杵臼274番 2022年5月撮影

 

 

 

「旧栗山町立雨煙別小学校」現雨煙別コカ・コーラ環境ハウス


校舎:昭和11(1936)年竣工 夕張郡栗山町字雨煙別1-4 2020年10月撮影

 

 

 

「旧栗山町立桜山小学校」


校舎:竣工年調査中 夕張郡栗山町桜山509 2020年11月撮影

 

 

 

「旧栗山町立日出小学校」現日出クラシックパーク 


校舎:竣工年調査中 夕張郡栗山町桜山509 2021年2月、2022年5月撮影

 

 

 

旧追分町

「旧追分町立本安平小学校」


校舎:昭和28(1953)年竣工 安平町追分向陽865 2022年7月撮影

 

 

 

新十津川町

「旧新十津川町立新十津川小学校」 


校舎:昭和12(1937)年改築 新十津川町中央1-1 2022年8月撮影

 

 

 

増毛町

「増毛町立増毛小学校旧校舎」


1936(昭和11)年竣工 増毛町見晴町 2021年11月撮影

 



「旧増毛町立歩古丹小学校」


校舎:竣工年調査中 増毛町岩尾 2021年11月撮影

 



「旧増毛町立岩老小中学校」


校舎:竣工年調査中 増毛町岩老362-2 2021年11月撮影