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出産後8か月。完全ワンオペ育児中に独学で登録販売者試験に合格した勉強方法~第1章中編~

出産後8か月。完全ワンオペ育児中に独学で登録販売者試験に合格した勉強方法~第1章中編~

ゴールを決めて勉強しよう!

子どもの面倒見ながら勉強するというのはなかなか大変で隙をみてテキスト開いて今のうちにやれるところまでやっておこう!という気持ちになりがちですが、
時間に追われて勉強してもあんまり頭に入らないです。
最終的なゴールは試験に合格ですが、その前の日々の勉強をする上でも無理のない程度の小さなゴールを決めておくと効率もいいし、目標を達成できているという面でモチベーションも保ちやすいです。
例えば「今日は1章の2つ目の所だけ勉強しよう」「子どもが寝たらテキストに目を通そう」「21時になったら1章の過去問をひとつ解こう」といった感じでOKです。
がっつり勉強しようと思っても人間の集中力なんて15分程度しか持たないし、まずは継続して勉強することが大事だと思うので、だいたいその時間でやれることを目標にしておくと割と充実した気持ちで勉強できます。
もうちょっと過去問を2つ3つやっとこうかなとなれば気持ちがノッている証拠です。
そういう場合はどんどんやればいいと思います。

おさらい
第1章の勉強方法は夜、子どもを寝かしつけた後テキストを読んで、過去問を解くが基本的な動きです。
お昼寝している間にテキストだけを読んでおいて夜過去問をやる、というのでもOK。
テキストは馴染みのない言葉が多いけど、最初はあまり気にせずざっと目を通してから過去問を解いてみる。

今回は第1章中編です。
4つの項目のうちの2つ目

2.医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因をやっていきます

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

今なにかと話題の副作用やアレルギーについてや、医薬品の使い方を間違えると大変な事になるよ!とか、食品との飲み合わせなんかを勉強します。
全部読んでも15分程度に収まると思うのでスマホで空いた時間に予習復習のつもりで読んでね!

副作用

副作用とは
WHO(世界保健機関)での定義では、疾病の予防・診断・治療のため、または体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する、医薬品の有害かつ意図しない反応

有益な反応:主作用 好ましくないもの:副作用といいます。
例えば
捻挫して患部を冷やすために湿布を貼る⇒主作用
貼ったところに湿疹ができてかゆい⇒副作用 という感じ。

副作用の種類・症状・対処

副作用は大きく以下の2つに分けられます。

薬理作用による副作用薬物が生体の反応に影響を与えること:薬理作用
※誰にでもおこる
アレルギー
(過敏反応)
医薬品の薬理作用とは関係なく起こる
特定の医薬品に対して免疫が何らかの原因で過敏になる
※誰にでも起こるわけではない
どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

副作用の症状は、簡単に異変を自覚できるものだけでなく、血液や内臓機能への影響など、すぐに明確な自覚症状として現れないこともあります。
明確な自覚症状では口が乾いたり、目が乾いたり眠くなったりとかが良く聞きますね。
普段アレルギーがない人でも病気で抵抗力が落ちていたりすると医薬品に対して思わぬアレルギーを引き起こすこともあります。

また、医薬品は卵や牛乳を使っていたり、添加物も入っていのでそれらに対してアレルギーがある人は使用を避けないといけません。

副作用が現れたら、初期段階で認識することにより重篤化を避けることが重要です。

一般用医薬品の場合、使用中断することのデメリットより、重篤な副作用を回避する事が優先され、使用を中止する事が基本です。

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

あれ?なんかおかしいなと思ったら使用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう!いう事が説明書にもかいてありますね。薬も万能ではないのでしっかり説明を聞いたり読んだりしよう。

不適正な使用と有害事象

医薬品は本来の目的以外で、決められた用量を意図的に超えて服用したり、酒類と一緒に飲むなど乱用すると、急性中毒が起こる危険性が高まります。
また、習慣性・依存性がある成分を含んだ医薬品が乱用されることもあり、薬物依存に陥る場合もあります。
薬は沢山飲めば早く効くわけでもないし、大人用の薬を半分にして子どもに飲ませるなんて言語道断ですからね!

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

不適正な使用で有名なのが咳止め薬と風邪薬の乱用ですね。
咳や頭痛を抑える一方で、飲みすぎると眠気・疲労感がなくなり、多幸感や頭がさえたような感覚などの覚醒作用があるので 依存症に陥ることがあります。
特に咳止めシロップなんかは液体で甘い味付けがしてあって飲みやすく買いやすいので、売る側は必要以上に大量に購入したり、頻繁に購入するなど、不審な購入者には販売を差し控えるなどの対応が必要になってきます。

相互作用・飲み合わせ

相互作用
医薬品を併用・保健機能食品と併用した場合、医薬品の作用が減弱したり増強したりすること。

相互作用が強くでると…作用が強く出すぎたり、副作用が出やすくなる
相互作用が弱くなると…十分な効果が得られなくなる

相互作用には以下の2つがあります。

  1. 医薬品が吸収・代謝・分布または排泄される過程でおこる⇒いわゆる体内での事ですね。ここで言う代謝とは体内で科学的に変化することをいいます。
  2. 医薬品が薬理作用をもたらす部位で起こる⇒例えば塗り薬を塗った場所など

医薬品×漢方
一般に売られている医薬品はひとつの薬に対して作用の違う複数の成分が入っていることが多いです(風邪薬など)
よくありがちなのが「さっき風邪薬飲んだけども咳がとまらないから咳どめも飲んじゃお」
「風邪っぽいから葛根湯飲んだけどまだ頭いたいから頭痛薬飲もう」という何種類も薬を飲んでしまう事です。医薬品と漢方(生薬)も同じ成分を含むものが多くあるので、効き目が強くなり過ぎてしまい、体に悪影響を与える恐れがあります

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

昔から薬はジュースやお茶やコーヒー、お酒や牛乳で飲んではいけないと言われていますが、飲み物の成分が薬の成分を変化させてしまったり、阻害してしまったり、成分がかぶっていたもんだから過剰摂取になったりとするからダメだと言われているんだね!

・アルコール×医薬品は禁物
アルコールは薬の吸収や代謝にめっちゃ影響を与えます。
主に肝臓で代謝されるのでよくお酒飲む人は肝臓の代謝機能が高まっているパターンが多いんですよ。
なのでアセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)を服用しても肝臓がめっちゃ働いてるから薬が効く前に体から消失してしまって残念な事になります。(お酒をよく飲む人は麻酔も効きづらいとか早く切れるとか聞いたことある)
アスピリン系と一緒に服用するとアルコールの吸収が高まり悪酔いしやすくなります。

カフェインやビタミン
カフェインが入っている薬をコーヒーで飲んだりエナジードリンクで飲んだりすると、カフェインの過剰摂取で夜ギンギンになって眠れないとか、目にいいとビタミンAの錠剤飲んでるのにウナギとかレバーも食べまくっちゃうと中毒起こしたりします。薬の成分と同じ成分が食品にもあったりするので過剰摂取にならないように気を付けましょう。

医薬品の使用に応じた配慮

※この項目は必ず試験にでるので丸暗記しましょう!

小児

年齢区分
乳児:1歳未満
幼児:7歳未満
小児:15歳未満

小児は大人と比べて、
体の大きさに対して腸が長いので、医薬品の吸収率が高く血液脳関門が未発達で医薬品の成分が脳に達しやすいため、副作用を起こしやすいと言われています。

また、肝臓や腎臓の機能も未発達の為、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出すぎたり、副作用がより強く出ることがあります。
補足…肝臓は医薬品成分を代謝して腎臓は医薬品成分の体外排出をします。

・高齢者

年齢区分
高齢者65歳以上

高齢者は、一般的に生理機能の衰えにより、肝臓・腎臓機能が低下している場合が多く
作用が強く出すぎたり、若い頃より副作用が強く出る
ことがあります

また、医薬品の副作用で口が乾いたり、高齢の為喉の筋肉が衰えていたりすると、嚥下障害(飲み込む力が弱まっている)や誤嚥(食べ物が誤って機関に入る)を起こしやすいので、医薬品の服用に際して注意が必要です

一般医薬品の用法・用量は使用する人の生理機能を含めてある程度の個人差は考えて決められているので、高齢者であっても決められた用量の範囲内で使用することが基本中の基本。また高齢者は持病を抱えている人も多いので配慮が必要になってきます。

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

・妊婦・妊娠している可能性がある人

母体と胎児を繋いでいる胎盤には、血液胎盤関門という「胎児の血液と母体の血液が混ざらないようにする仕組み」があります。
しかしそういう仕組みがあっても、医薬品を使用した際に、胎児に影響を及ぼすこともあります。

妊婦などが医薬品を使用する際には、医薬品の成分が胎児に移行するのを防ぐ必要があり、
医薬品の使用には充分な配慮が必要です。

しかし、医薬品の成分が胎児に移行するのをどの程度防げるかは、いまだ未解明のことも多く、妊婦に対する安全性に関する評価が困難なため、使用の際は医師などに相談することが重要です。
妊婦さんはインフルワクチンは打っても大丈夫だけど、麻疹風疹のワクチンは絶対だめ!とかあるのでどんな些細な事でも医師に相談しましょう!

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

妊娠初期の人は安定期に入るまではウナギやレバーを食べてはいけないよ。という話を聞いたことがあるかもしれません。これは動物性のビタミンAを取り過ぎると赤ちゃんに先天性の異常が起こりやすいというところからきているんですね。
また、妊娠中は便秘になりがちですが産婦人科で処方されるのは下剤ではなく便に水分を集めて出やすくする酸化マグネシウムの便秘薬です。腸を直接刺激するタイプの便秘薬は流産や早産のおそれがあるので注意が必要です。

年齢区分や特徴は必ず出題されます!未満や以上の範囲でのひっかけにも気を付けましょう!

【プラセボ効果(偽薬効果)】

プラセボ効果とは
医薬品を使用した際、
結果的または偶発的に薬理作用によらない作用を生じること

プラセボ効果には
暗示効果:結果への期待(薬を飲めばすぐ治ると期待する⇒マジで飲んだ瞬間頭痛が消えた!)
生体反応: 条件付けによる生体反応 (定期的に薬を飲んでいる等の行為自体)
自然緩解:時間経過による自然な結果(自然に完治したのを薬の効果と思い込む)などが関係しています。

プラセボ効果もいい反応、悪い反応があるのでプラセボ効果を目的として医薬品を使ってはいけませんよ!

【医薬品の品質劣化と期限】

医薬品にも使用期限(未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限)があります。

しかし、適切な保管をしていても、経時変化による品質の劣化はどうしても起こります

また、光や高温多湿などによって、品質の劣化起こしやすいのも多くあります
この為、適切な管理・保管を開していないと、効き目の低下、良くない物質を生じることもあります

一般用医薬品は、常備薬として購入されることも多いので、使用期限から十分な余裕を持った販売されることが重要です。

どすこい母ちゃん
どすこい母ちゃん

新品未開封だからと言って、使用期限が過ぎたものや、真夏の車の中に置いたままにしているような保管環境に適していなかった医薬品は服用しない!


まとめ
まぁ常識的に考えれば理解できる内容がほとんどですが、飲み合わせに注意が必要なもの・小児や高齢者、妊婦の特徴・使用での配慮などはしっかり覚えるようにしましょう。
次回は第1章後編、適切な医薬品と受診推奨・薬害の歴史をまとめていきますのでよろしくお願いします。

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