生理的に無理〜！という人が。
私は、過去に一人だけいた。
職場の主任が、半年ほど別の施設に
移動になり、その代理としてその人は来た。
こんな事いっちゃあ何だけど、
風貌、声、体臭が受け付けず、
私に近づくなよと言わんばかりに
結界を張り巡らせた。
彼は、お昼休みに食事はそこそこにして
散歩に行くのが日課だった。噂では、
ポケモンGOをやっているのではないかと
言われていた。
東南アジアを彷彿するほどの暑さの中でも、
彼は散歩に出かけ、汗をかいて戻ってくる。
10億歩譲って、汗拭きシートでフキフキするなら
まだしも、何も施すことなく仕事に戻るのだ。
こともあろうに、空調が彼の真上にある。
…勘のいいあなたなら分かるね？
そう。
彼の体臭と汗が入り混じった、生きる気力を
削がれる悪臭が、席が隣だった私に
ダイレクトに届けられたのだ。
何度となくこれ見よがしに消臭元やら
消臭力を置いてやろうかと思ったことか。
これが仮に、優しいとか
嫌な仕事は代わってくれるとか、そういう
君に胸キュン要素があれば耐えたかもしれない。
だが、彼は自分の管轄外の仕事は手伝いもしない
ただのヤ〜な人だった。
余計に私の全細胞が拒絶した。
半年後、無事に主任が戻ってきたので、
彼もまた元の自分の施設に戻っていった。
生理的に無理な人との仕事は、
苦行以外の何モノでもなかったな。
ではでは、またね。
（ほの字で思い出したけど、昔、
研ナオコと田原俊彦が「夏ざかりほの字組」って
歌を歌ってたね。シャバダドゥワ。）
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