KOOL LIFE

ファッションとかロックンロールとかラジオとか

コロナとかライブとかロックンロールとか

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フジロックの開催についてや波物語というイベントでのノーマスクや密、飲酒についてについてSNS等ですごく騒がれています。
新型コロナウイルスとライブや音楽について、ツイッターにもちょこちょこ書いてはいますが、こちらにも個人的な意見を書いてみようと思います。

まず、自分はロックンロールが好きで、ライブにも月1〜2回のペースで観に行っていました。
音楽ライブの他にお笑いライブも年に数回行っていました。

コロナ禍 ~ 緊急事態宣言

2020年の2月頃、新型コロナウイルスというものが騒がれ始めました。
もちろんどんなウイルスかも分からず、勝手に『2~3ヶ月で収束するでしょ』とか楽観的に考えていました。

そしたら4月には初回の緊急事態宣言が発令され、ライブはほぼ全て中止か延期になりました。
そして確保していたチケットが何枚か払い戻しになりました。
毎年行ってたカンニング竹山さんの放送禁止と、その後に取れた日比谷野音のTHE MATSURI SESSIONは覚えています。

特別定額給付金で10万円が配られ、仕事は減り、外出するのも近所の買い物くらいの引きこもり生活でライブどころではなくなりました。

イベントの開催制限 ~ 段階的緩和

緊急事態宣言が明けたり再度発令されたりを繰り返しながら月日がたち、段々と緩和されてライブが少しずつ開催されるようになりました。

もちろん感染防止の為のルールは色々とあり、動員人数の制限、マスクの着用、検温とアルコール消毒、アルコールの販売なし、声出しは禁止等々…

そして自分的にもライブについて色々考えました。
元々ライヴ行ってもダイブやモッシュをする方ではないですが、やっぱり酒飲みながら声出して自由に楽しみたい、今の状況では自分の求める『ライブ』ではないな…という結論に達し、この状況下でのライブは一切行かないと決めました。

演者としての気持ち

自分も10代後半から30代半ば頃までバンドをやってたので演者の気持ちもすごく分かります。
仕事なんて二の次で音楽を中心に生活してる人たち、ミュージシャンて生き方だと思うので

『俺はミュージシャンだ、もう我慢出来ねぇ、ライヴやるぞ!!』

的な気持ちは分からなくもないです。
パンクバンドなんて特にライブバンドであるべきだと今でも思っていますし、ライブこそが存在証明だった時期もありました。

けどこの状況になって、結局は今の状況に合わせて冷静に活動してるミュージシャンが評価されてます。
ライブやるなら感染対策は完璧に、他は配信ライヴや楽曲制作やYouTubeとかを上手く出来ることが今後を生き抜く術なんだと思います。

バンドでもソロでも『自分の曲を多くの人に聴いてもらいたい』は共通なはずです。
これについて実はコロナ以前から思ってるんですが、今の時代、ネットやSNSを上手く使って楽曲や映像をセンス良く配信することこそが『多くの人に届ける』ことだと思います。

『うるせぇ、ネットなんかでちまちまやるよりライブだろっ!!』って、ろくに宣伝もせずにライブばっかやってる人たちや『SNSなんてやらなくたって良い曲を作っていればいつか誰かに気付いてもらえる』って幻想を抱いてる人たちって結果『届けられてない人たち』なんですよね。

40代半ばから上の人たちで『俺ネットとかSNSとかよく分かんねぇから』とか言ってネットに向き合おうとしない人たちもいますね…。
もちろん世代なんて関係ないわけで、奥田民生さんだってずーっと前から面白おかしくYouTubeやってますし、内田勘太郎さんや木村充揮さんもYouTubeを始めて最高にカッコいいです。

若い世代がどんどん出てきて、SNSやネットを使ってスナック感覚で自分の作品を世に発信しまくる昨今『時代についていけてないミュージシャン』が何だか哀れで仕方ないのです(涙)。

既にかなり変わってきていますが、このコロナ禍が明けた後にはもっとバンドやライブのやり方って変わってると思うんです。
このコロナ禍でどう活動したか?が今後を左右するんだと思います。

長くなってしまいましたが、元バンドマンの意見、これくらいにしておきます(汗)。

リスナー、ファンとして

『リスナー、ファンとして何ができるんだろう?』
ともよく考えます。<br />結局出来るのは『お金を使うこと』だと思います。

配信チケットや作品やグッズ購入でミュージシャンを支えること、運営資金をクラウドファンディングで募るミュージシャンもいるので、ダイレクトに応援するのもアリだと思います。
好きなミュージシャンにコロナ禍を乗り越えてもらうための応援、大切だと思います。


コロナへの考え方は人それぞれだと思いますし、もちろんライブに行く人を決して非難しようとは思いませんが、自分的な答えは『コロナ禍が明けるまでライブに行かない』だったのです。

なので『今まで通りライブやってやる!』や『ライブ観に行って騒ぎたい!』という気持ちは今はお互いに我慢する時だとも思っています。

『なるべく早く元通りのライブシーンに戻ってマスクなしで騒ぎたい!!』

それは音楽が好きな人たちなら気持ちは同じです。
そんな日が1日でも早く来ることを願って各々の感染対策で乗り越えましょう!!