ジブリ映画、日本語と英語ではタイトルが違う作品がいくつかあった(理由付き)

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日本人ならみんな知っているジブリ映画。実は英語と日本語ではタイトルが違う作品がいくつかあるのを知っていましたか?

今回は、タイトルが違う作品と日本語と同じタイトルの作品を合わせて紹介していきます!

タイトルが違う作品については、理由も載せています。

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風の谷のナウシカ/ Nausicaä of the Valley of the Wind

出典:© 1984 Studio Ghibli・H

英語タイトル:Nausicaä of the Valley of the Wind

日本のタイトルを直訳したままになります。

Valleyは「谷」でWindは「風」です。

天空の城ラピュタ/ Castle in the Sky

出典:© 1986 Studio Ghibli

英語タイトル:Castle in the Sky

Castleは「お城」という意味になり、In the skyで「空の中」となり、合わせて、『天空の城』となります。

英語版でラピュタが表示されていない理由ですが、ラピュタはスペイン語で放送禁止用語になるからです。

英語にはスペイン語も使われていることがある為、ラピュタを入れてしまうと子供達が見れなくなってしまいます。

ちなみに、バルスは「Balus」と表記します。

火垂るの墓/ Grave of the Fireflies

英語タイトル:Grave of the Fireflies

タイトルを見るだけで、涙がでそうになる、火垂るの墓ですが、英語名はそのままでした。

Fireflyは「ホタル」という意味になり、タイトルではFirefliesと複数形になっています。複数形になっているので、スペルは違いますが、意味は同じです。

Graveは「墓」になります

となりのトトロ/ My Neighbor Totoro

出典:© 1988 Studio Ghibli

英語タイトル:My Neighbor Totoro

直訳すると、「私のお隣さんは、トトロ」となります。なんかカワイイですね。

魔女の宅急便/ Kiki's Delivery Service

出典:© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

英語タイトル:Kiki's Delivery Service

英語名では、Kiki’s delivery serviceと表記され、直訳すると「キキの宅急便」となります。

英語版で主人公の名前を使っている理由ですが、魔女は英語で、Witch(ウィッチ)になります。Witchは西洋では「魔女狩り」の歴史があった為、邪悪なイメージを持たれる方が多く。

その為、魔女の代わりに主人公の名前を使ったのだと思います。

ちなみに、日本語名の「魔女の宅急便」を直訳すると「the witch’s delivery service」となります。

紅の豚/ Porco Rosso

出典:© 1992 Studio Ghibli・NN

英語タイトル:Porco Rosso

Porco Rossoは、イタリア語で「紅の豚」という意味になります。

Porco(ポルコ)は「豚」で、Rosso(ロッソ)は、「紅」になります。

海が聞こえる/ Ocean Waves

出典:© 1993 氷室冴子・Studio Ghibli・N

英語タイトル:Ocean Waves

Ocean wavesの意味は「海の波」になります。「海が聞こえる」つまり「海の波の音が聞こえる」となるため、英語では、Ocean wavesになったのではないかと思います

平成狸合戦ぽんぽこ/ Pom Poko

出典:© 1994 畑事務所・Studio Ghibli・NH

英語タイトル:Pom Poko

英語名はPom Pokoとなり、「平成狸合戦」の部分は訳されていません。

訳さない理由は、まず「平成」は日本特有の年号名なため、訳されても日本を知らない外国人の方にとっては、意味が分かりません。

それと狸(タヌキ)は、日本では知られているけど、外国では知名度は無く、あまり知られていません。

最後に、合戦を入れない理由は、合戦は「敵と味方が互いに戦う」意味なるので、「合戦ぽんぽこ」と訳すと、混乱を招く恐れがあるため、あえて訳さなかったと思われます。

ちなみに「平成狸合戦ぽんぽこ」を直訳すると、「Heisei period racoon dogs battle pom poko」となります。

耳をすませば/ Whisper of the Heart

出典:© 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

英語タイトル:Whisper of the Heart

Whisperには、「ささやく」や「ひそひそ話をする」という意味があり、英語のタイトルを直訳すると、「心のささやき」となります。

もののけ姫/ Princess Mononoke

出典:© 1997 Studio Ghibli・ND

英語タイトル:Princess Mononoke

日本語のタイトルをそのまま直訳したものになります。

千と千尋の神隠し/ Spirited Away

出典:© 2001 Studio Ghibli・NDDTM

英語タイトル:Spirited Away

Spirit(スプリット)と聞くと「霊」や「精神」と名詞の意味を思い浮かべる人が多いですが、動詞では「こっそり連れ出す」という意味があります。

Awayには、「離す」という意味があり。

Spirited Awayで「神隠し」という意味になります。

猫の恩返し/ The Cat Returns

出典:© 2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT

英語タイトル:The Cat Returns

Return(リターン)と聞くと、「戻る」をイメージすると思いますが。実は、Return(リターン)には、「戻る」以外にも「返礼」や「お返し」という意味もあります。

ハウルの動く城/ Howl's Moving Castle

出典:© 2004 Studio Ghibli・NDDMT

英語タイトル:Howl's Moving Castle

「ハウルの動く城」は、英語も日本語も同じタイトルでした!

「動く城」は、英語でMoving Castleとなります。

ゲド戦記/ Tales from Earthsea

出典:© 2006 Studio Ghibli・NDHDMT

英語タイトル:Tales from Earthsea

Earthseaにはゲド戦記という意味があり、由来はゲド戦記の原作者であるアーシュラ・K. ル=グウィンさんの作品名です。

原作

崖の上のポニョ/ Ponyo

出典:© 2008 Studio Ghibli・NDHDMT

英語タイトル:Ponyo

崖の上のポニョですが、英語ではPonyoと「崖の上」が外されています。

全米公開前の報道ではPonyo on the Cliff by the Seaと日本語のタイトルをそのまま直訳されていました。

借りぐらしのアリエッティ/ Arrietty/The Borrower Arrietty

出典:© 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW

英語タイトル:

英国:Arrietty/The Borrower Arrietty

北米:The Secret World of Arrietty

 借りぐらしのアリエッティに関しては、アメリカとイギリスで名前が異なります。

まずイギリスのばあいは、Arriettyと主人公の名前だけや、「借主」という意味があるBorrowerをつけた、The Borrower Arriettyとなります。

一方で、アメリカのばあいは、The Secret World of Arrietty 日本語に訳すと「アリエッティの秘密の世界」となります。

両者の違いですが、声優が違うのとアメリカとイギリスの文化の違いから一部のキャラクターの性格が少し違うそうです。

かぐや姫物語/ The Tale of The Princess Kaguya

出典:© 2013 畑事務所・Studio Ghibli・NDHDMTK

英語タイトル:The Tale of The Princess Kaguya

Tale of で「~の物語」という意味になります。

かぐや姫は、英語では「The princess Kaguya」です。

思い出のマーニー/ When Marnie Was There

出典:© 2014 Studio Ghibli・NDHDMTK

英語タイトル:When Marnie Was There

英語名を訳すと「マーニーがそこにいた時」となります。

英語名のWhen Marnie Was Thereは「思い出のマーニー」の原作名からきています。

原作

風立ちぬ/ The Wind Rises

出典:© 2013 Studio Ghibli・NDHDMTK

英語タイトル:The Wind Rises

風立ちぬには、古文で「風が吹いた」という意味になります。その為、英語では「上昇する」や「上がる」の意味があるRiseを使い。

The wind riseと訳されています。

Windは「風」になります。

最後に

今回は、ジブリ映画で日本語と英語では、タイトルが違う作品と同じ作品を紹介してきました。

ジブリ映画は、世界的に有名なため、英語タイトルを知っているだけでも、外国人の方と話す時に役立ちます!

また、ジブリ映画は英語でもさほど難しい表現などは使っておらず、映画を使って英語学習をするのにオススメです!!