11月30日はボニファシオ記念日【フィリピンの祝日】

毎年11月30日はBonifacio Day(ボニファシオ記念日)です。ボニファシオは人の名前で、フィリピンの国民的英雄の1人です。

日本の祝日を考えると、個人を称える祝日は珍しいですよね。(天皇誕生日しかないと思います。)フィリピンではボニファシオの他、ニノイ・アキノ、ホセ・リサールにも記念日があります。

今回は、ボニファシオについてさらっとご紹介します。

目次

ボニファシオとは?

アンドレス・ボニファシオはフィリピンの独立運動家、革命家です。生年月日は1863年11月30日で、ボニファシオ記念日はボニファシオの生誕の日です。

独立運動の主導者の一人、ホセ・リサールの民族団体「ラ・リガ・フィリピナ」に参加し、同団体の解体後は独立革命を目指す秘密結社「カティプナン」を結成しました。

スペインからの独立についてはここでは詳しく書きませんが、最終的に独立を宣言した1898年6月12日はフィリピンの独立記念日です。

アンドレス・ボニファシオについては日本語のWikipediaもありました。

この辺の歴史に興味があれば見てみてください。ちなみに僕は、ホセ・リサールが好きです。

ボニファシオ自身は1897年5月10日に処刑されています。

ボニファシオ記念日について

ボニファシオ記念日については、英語のWikipediaしかありませんでした。

これによると、リサール記念日はリサールが亡くなった日なのに対し、ボニファシオ記念日が生誕の日なのは、ボニファシオの処刑が物議を醸すからだとされています。

ボニファシオは革命の方針をめぐってエミリオ・アギナルドと内部対立し、最期はアギナルドに逮捕され、処刑されました

今日、2020年11月29日のCDNのニュースにもボニファシオ記念日について書かれています。英語で書かれている上に、固有名詞も多いので読むのが大変です。

この記事によると、どの小学校にも銅像があるリサールに対して、ボニファシオは歴史の教科書で少し出てくる程度だったそうです。

フィリピンの歴史の授業はめちゃくちゃ興味ありますね。どんなことを勉強しているのか知りたいです。

ちなみに、フィリピンの祝日はほぼ毎回その日にちなんだイベントがあります。独立記念日ならみんな国旗を飾ったりするのですが、ボニファシオ記念日は式典があるくらいですかね。

フィリピン人は日曜日、祝日はあまり外に出ないので、渋滞がなく静かです。小さな店や公共の施設は休みだったり、留学生も授業が休みになるので注意が必要です。

まとめ

アンドレス・ボニファシオ以外にも今回出てきたホセ・リサール、エミリオ・アギナルドもフィリピンの独立運動の歴史に深く関わる人物です。

フィリピンペソの紙幣や硬貨にもたびたび使用されるそうで、僕が今持っている1ペソ、5ペソ、10ペソ硬貨はそれぞれリサール、アギナルド、ボニファシオでした。

フィリピンの歴史を勉強するのは結構難しいですが、おもしろいですよ。祝日の名前になっていたりすると興味がわくし、もっと知りたくなります。

色んな過去があって、今のフィリピンがあるんだなと思えます。

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