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日系美容室と海外美容室の大きな違いまとめ

みなさんこんにちわ。
突然ですが、わたしはベルリンの日系サロンで美容師として働いています。
海外生活の始まる前って美容室問題ありますよね〜。
日本人、アジア人の方には、ぜっったいに日系サロンをお勧めします。
ローカルサロンで失敗したアジア人を何人もやり直しました!笑

そこで今日は海外の美容室と日本の美容室の違いを簡単にご紹介していきます。

①美容師とお客様の立場

これは、海外に来てとても驚いたことの一つです。
わたしは日本で約8年間美容師をしていました。
日本ではお客様にどう切りたいかの希望を聞き、その望みを叶えるのが美容師です。
が、海外では違います。
お客様は神様ではなく、美容師は神様です。

ん?

もう一度言います。

美容師が神様です。

美容師が言うことが全てです。



海外で美容室へ行く際は肝に銘じておきましょう。
まず、希望は聞かれるとは思いますがその通りにされることはまずありません。

それどころか何も注文していないのに切られ始めることもあるらしい。(笑)

日本のように、横は短めで後ろはすっきりなど、細かく注文は通りません。

そのため、ベルリンに来て、
『今日はどれくらい切りますか?』

と聞くと


『短く!』

とだけ帰ってきます笑
あとよくあるのが、

『あとは任せる!あなたプロだから!』です。


お〜、、、
はじめはどうしていいかわかりませんでしたが、今はそう言われた方が気が楽です。

②犬も一緒に来店

ドイツは動物にとても優しい国です。
どこへでも犬が来ます。
もちろん美容室にも。
シャンプー中も、カット中もお膝に座ってます。
こっちは、犬を飼う時は免許のようなものが必要なため日本のように誰でも飼えるわけではありません。
そしてみんな小さいときにしつけの為学校へいかせます。
その為こっちの犬はありえないくらいみんなお利口です。
絶対に吠えないし騒がない。

お利口すぎるお犬たち。

日本でも可能な美容室はあるとは思いますが、ドイツでは許可など取ることもなくみんなが連れてきて、それに対して何も言う人はいませんし、むしろそれが普通です。

③技術面の大きなレベルの違い

技術面に関してですが、まず大前提にヨーロピアンの髪質骨格と、アジア人の髪質骨格はまっっったく正反対です。

人間の顔や頭には黄金比という最も美しく見える割合というものが存在します。

その骨格は基本的にヨーロピアンの骨格です。

私たちアジア人にはない、後頭部の丸み、頭自体の大きさ、しなやかな細い髪。

日本ではこの黄金比にになるべく寄せるように技術を駆使してカットするように習います。

そのため、アジア人のはちが張って、絶壁で、剛毛で爆毛な髪を見た時にローカルのサロンではどう切っていいのかわからないのです。

そもそも習わないですからね、、、

そして、逆もありき、、

私が初めてヨーロピアンをカットした時思いました。

「え?一周回って難しいんだけど!!!!」

日本人しか切ったことがなかった私は、無意識に骨格修正をしようとしてしまうのです。が、必要ない、、、、

必要がなさ過ぎて何のテクニックも使わずにカットが終了するのです。(笑)

そこに気づくまでは逆に難しかったです。

ただし、ヨーロピアンのサロンの方が上手な技術もあります。

それは、ヨーロピアンのブロー、、、。。。

これは驚きました。可愛い可愛くないは置いといて、ブローがめちゃくちゃうまいんですね。私できません。

この原因は日本は基本的にブローよりもコテ文化ですよね。

日本人の髪は太くて健康なのでみんなコテを使うことに対してそこまで抵抗がありません。

が、ヨーロピアンの髪の毛はとても細くコテだと根元にボリュームが出ないため基本的にブローで仕上げます。

そこの差ですね。

カラーに関してもアジア人のカラーはとても難しいので日系をおススメします。

パーマも同じくです。

結果的に、留学やワーホリなどでローカルの美容室を経験したい場合は、

シャンプーブローだけだったらおすすめ!!!

という結果です。

ちなみに強いて言えばという感じなので正直ブローもおすすめというか、なんというか、、どこのセレブ???みたいになる可能性が高いです。

でも、私も一度くらいチャレンジしてみたいです。

美容師とはもちろん言わずに。(笑)

ベルリンにいるうちに行ってみようかな。

楽しそう!

そしたらまたブログに書きますね('◇')ゞ

④お給料面、勤務時間の違い

まずお給料面ですが、日本と大して変わりません。

が、ドイツではチップがもらえるため若干こっちの方が稼げるかな?と言っ感じです。

勤務時間は全く違います。

私が日本にいた時は月5日休みの10時から21時勤務でした。

よくある日本の美容室の勤務時間だと思います。

ドイツでは月10日休みの11時から20時勤務です。

こう見たらすごいですね。

それなのにお給料はドイツでのほうが頂いている、、、。

これだからもう日本には帰れないんですよね、、、。

他の職業に関してはよくわかりません。

ただ、共通して言えることは

残業はぜっっったいにしない。

みんな勤務時間終了ぴったりに帰ります。何なら30分前から帰宅モード。

その後は完全にプライベートの時間でジムに行ったりヨガしたり、運動している人が多いイメージです。

日本にいるときは働くために生きてる感じがすごく強かったですが、こっちの人たちは生きるために働いている感じがします。

それに気づいてから自分も生きるために必要な分だけ働けばいいという考えに変わりました。

さて、これから海外に行く皆さんも、今海外にいらっしゃる皆さんも、この記事を読んで少しでも美容室問題の解決や参考になったら嬉しいなとおもいます。

ではまた👋

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