[レビュー] 物撮りにタミヤモデルクリーニングブラシ静電気防止タイプ 74078

撮影用品

2022.11.272022.12.04

はじめに

物撮りをする時に気を付けるのが傷やホコリなどで、撮影時に
綺麗になっていれば消すなど後処理の手間も少なくて済みます。

傷に関しては購入後すぐ、使う前に撮影すればいいのですが
ホコリやケバなどはこれまで直径10mm程度の丸絵筆で表面を
きれいにしていて、特に静電気を帯びやすい物は厄介で
どうしてもまた付いてくる。

模型関連のサイトでタミヤのクリーニングブラシ、それも静電気を
防止できるタイプがあるのを知り、さっそく購入です。

いつもの一目でタミヤとわかる台紙でヘッダー付きの袋入り。
台紙サイズは約70x220mm

タミヤHPによると柄は静電気を効果的に逃がすため、クロムメッキ処理された金属製。
上質な物です。
柄部分のみの長さが約140mmで太さは9mm程度。
除電ブラシの長さは約55mm、幅が約45mm

模型へダメージを与えないためにこのブラシは非常に柔らかく、最初は頼りなく感じて
自分の用途ではちょっと使いにくいのでは？なんて思いましたが
実際に使ってみると、これが非常にいい具合でした。(後述)

パッと見はこれだけの感じですが、実は柄の後ろ側はキャップになっていて
中にはPBT樹脂毛を使用(タミヤHPより)したミニブラシ付き。

ブラシは斜めになっていて、長さは約6～8mmで幅が5mm
固目なので細い溝の中のホコリや削りカスなどをかき出すのに適しています。

また、保管時に穂先を保護する透明のカバーが付属していて、これは
脱着時はどちらも必ず一方通行で後ろから前で行うのが鉄則。
自分は最初、説明書を読まずにカバーを後ろに引き抜いたので
ブラシの毛がちょっと曲がってしまいました。

先の穂先アップの画像では分かり難かったのですが、ブラシには2種類の
繊維が使われていて、全体に見える銀色の毛が有機導電性繊維で静電気を
取り除いてホコリを落としやすくし、先にちょっと出ている白い毛が
PBT樹脂毛でホコリをやさしく払い落とす役割をしています。
※タミヤHPより

パッケージの説明部分。

以前この手のツールはブリスターパック入りで保管するのにも
便利だったのですが、袋入りになってしまいちょっと残念。

タミヤのクラフトツール、グレード違いがある場合、特に高い方は
これまで外れは無く、気配りが効いた物が多かったので不安無く
このブラシを購入したものの、最初除電ブラシ部分の印象は
ちょっと柔らかすぎないかな？と感じました。

当然模型用として販売している訳で、自宅の過去に組んだ飛行機などの
模型に積もったホコリをはらうにはちょうどよさそうではあります。

しかし、物撮りに適するのか？と不安に思いながら使ってみると…

これが実にいい塩梅で、毛が軟らかいためにブラシをかけても
撮影物が動きにくい。
これまでの丸筆ならばホコリ取りをすると物が動いてしまい
手で押さえるか、また位置決めをし直していたのが解消。

あまりにも軽い物では動いてしまいますが、静電気も取り除いて
くれるので、ブラシをかけ直すという事も減りました。

また、ブラシを押し付けるときれいに広がるので、モニターなどの
広い面でも少ない回数できれいになります。
これまで画像のホコリを消すつもりが消えず、モニター表面の
ホコリだったという事があったので、これも解消。

質感やブラシの出来が良く、静電気除去もしてくれる。
スマホやタブレットに保護フィルムやガラスを貼る前にも
このブラシをかけておけば、静電気でホコリなどが
吸い付いてくる事も減るのでこれはお勧めです。

タミヤモデルクリーニングブラシ静電気防止タイプ 74078
購入価格税込み￥1,227-

もう少し固めのブラシ

タミヤミニ四駆クリーニングブラシ (ステッカー用ヘラ付き) 74163
購入価格税込み￥657-

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