ある日の14時頃。
「おしっこが出ていない様子です」
なんですと?!
ショートステイ先から電話がありました。
聞くと、
お昼ころに一度おしっこを開けてから、バッグにおしっこが溜まっていない。
尿意と下腹部に痛みがある。
とのことでした。
これはもしかしたらおしっこが詰まっているかも…。
すぐに訪問看護へ連絡をして、訪問の調整をしてもらいました。
調整がつけば、早めの退所をして訪問看護に診てもらえたのですが、16時頃まで埋まっているそう
今日は忙しいのね
通常通りショートにおいてもらうことにしました。
(ショートの迎えは16時。ナースもいるので自宅にいるよりも安心)
※我が家では、ショートステイの日は迎えにしています。
注意
この記事の最後に、血尿の写真が登場します。 苦手な方は、最後の方で再度お知らせしますので、それ以降は下部へスクロールしないでください。
通常通り帰宅したじいちゃんの様子
ショートスタッフさんのお話では、下腹部に多少の痛みがあることと尿意がある事以外変わった様子はなかったそうです。
しかし家に帰った途端、表情がTHE不穏☆。
これはもう雲行きが怪しい…
そう察した私と母もまた、不穏になりました
じいちゃんは、帰宅するとすぐにトイレへ行きました。
やっぱり尿意があるみたい。
しかし出ないと分かると、寝間に向かいベットに腰をおろします。
「なんぎ…! なんぎ…!」
大きな不穏の声が、家中に響きます。
(外まで丸聞こえです)
絶賛不穏な表情ッ☆
おしっこが出たくて仕方ない
本人は、おしっこが出たくて仕方ないのです。
しかし尿道に管が入っているためおしっこは出ません。
下腹部を触ると、パンパンに硬くなっています。
腰をさすると落ち着くようで、「さすってくれ」と発声しています。
立っては座る繰り返し
おしっこが出たくて仕方ない動作として、立ち座りを繰り返していました。
座って、「はあ」と大きなため息をつくと、突然立ち上がる。
その場でズボンを下ろして、
「おしっこ出る!おしっこ出る!」
↑この言い方がすでに不穏だし、寝間でズボンを下ろしていいと思わせるほど切羽詰まった様子が伺えます。
(ここがトイレじゃないという判断はまだつく)
おしっこが出ないと分かると、ベッドに座り、足をバタバタさせて「なんぎ…なんぎ!」と繰り返します。
ずっとこの動作の繰り返し。
尿道から出血もあり
管が原因で、尿道の先から出血がありました。
そこに痛みを感じるそうで、「ちんちんの先が痛い!」と、これまた不穏な声で訴え続けます。
もしかして、フォーレを自分でいじって尿道が傷ついたのか。
もしかして、フォーレが抜けかかっている?
いずれにしても、フォーレが悪さをしておしっこが出ない&尿道が傷ついていることは明白でした。
訪問看護さん到着
訪問看護師さんが到着。
「外まで聞こえてたよ(爆笑)」
早速診てもらうと、やはりおしっこが詰まっていた様子。
管を抜いて、再度入れるとおしっこが出てきました。
訪問看護
尿道が傷ついているから初めは血尿が出ると思うけど、次第に綺麗になります。
心配しないでね!
訪看さんは、じいちゃんに「もう大丈夫」と伝えて帰って行きました。
じいちゃんも、大丈夫と言われて安心したのか、そのまま眠りにつきました。
母親
ショート先の看護師への疑問
外ヅラがいい認知症の方って多いですよね。
うちのじいちゃんも、本当に外面だけは立派。
痛みも辛さも、平気な顔して「大丈夫」と言います。
ショート先でもそうだったんだと思います。
だけど、自宅へ戻って気が抜けたこともあると思うけど、ここまでお腹張ったり尿量が少なかったら “おかしい” と、もっと早くに判断しないのか?と疑問に感じました。
認知症と留置の難しさ
認知症の方が、留置尿道カテーテルを使用する際には、抜去(抜いちゃう)の心配が出てきます。
じいちゃんも話せば納得するものの、「抜いてくれ」とフォーレをいじります。
引っ張っても簡単に抜けるものではないから、痛みも伴うし
抜去するほど認知が進んでいないけれど、気になっていじるので尿道が傷ついて出血することがあります。
今回も、それが原因だと考えられます。
こういうことが多くなると、おしっこの管でも点滴でも、留置していることの難しさが出てきますね😥
不穏と体調不良
痛み、おしっこが出たい、フォーレが嫌という気持ちが不穏に繋がります。
現に、おととい(8/22)おしっこが詰まって23日時点で、まだ不穏状態にあります。
デイお休みで自宅にいる間、1日通して不穏だったのでハルシオンを内服してもらったくらいです
不穏は、そういった体や気持ちにおこる違和感や不安などが原因となります。
それがよくわかった出来事となりました。
母親
痛みが出ないように、パンツを履かないで寝てもらっていました。
管がパンツで引っ張られて、尿道が痛まないようにです。
注意
この先、血尿写真が登場します。苦手な方は下部へスクロールしないでください。
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真っ赤なほどではありませんが、尿道が傷つき血尿がでると、これくらいの赤さになりました。
翌日の朝は、もっと真っ赤なほど血尿がでていましたが、写真を撮る前に母親が捨てていました
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