ミニバス 育成目線で競争心を考察/ペイント内の決定力を上げる バスケットボールU12書籍紹介

戦略メンタル的理論練習と理論バスケお勧め書籍グッズ

ゼロケンです!
一年越しの東京2020のオリンピック、パラリンピックが終了しましたね。
バスケットボールシーンにおいても飛躍的な活躍が見られ、一ブログ発信者としてもうれしい限りです。

画像元:一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟

私自身もトップ選手に負けないように、草の根のミニバス普及育成に励んでいこうと決意しているところですが、今回は私が最近購読したバスケット書籍で非常に参考になったものをご紹介します。
読者の皆様も活動自粛など思うように練習できない中でも立ち止まることなく、日々レベルアップに励んでいただきたいと願っています。

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Basketball Planet/競争心を育む Vol.2ご紹介

私の地区でも”コロナ禍”の影響で一か月ほどチーム活動ができない状態となっています。今の時期まで一度も公式戦を実施できていないなど、昨年を越える「超異常事態です!」
今さら心も折れてていられないのですが、今や通常にやれていた時期のほうが懐かしいほどです( ;∀;)
その頃の様子はコチラから

競争心を育むについて

コーチも自粛だからとのんびりしていられません。こんな時ほど研鑽です!
私は発売されたばかりの「Basketball Planet  Vol.2」バスケットボール プラネット第二巻
競争心を育むーペイント内での高い決定力を目指してー を一気読みしました!
今回は第二巻ですね。第一巻の前回は「シュート」に関するテーマでした。よろしければコチラもチェックしてみてください。

今回のテーマは「競争心を育む」中でもペイントの中でのフィニッシュ確率を上げるために何を育まなければいけないのかということについて進められています。

AKATSUKI FIVE で活躍した篠山竜青選手やケガで代表離脱中の渡嘉敷来夢選手の超一流の選手へのインタビュー。国内で名だたる指導者の方々のテーマに沿ったコラムなどが並んでいてどれも考えさせられる内容ばかりです。

ゼロケンの考察はというと

恐れ多いですが、今回のテーマに沿って私がミニバスコーチとして感じている「競争心」「 ペイントの中でのフィニッシュ確率を上げる 」に関して述べさせていただくといくつか出てきます。

1:「選手一人一人の心の中は見ることはできないが、プレーを見れば心の中はわかる!」
2:確率アップとは再現性の向上

一例をあげますと
今の子達は「コートの中で声を出せ!」と言ってもまず。。。全然出しません(+o+)一部例外というか声を出すことに抵抗のない選手は出しますが、これは言われてではなく「性格上声を出せる選手」です。性格がシャイで普段からおとなしい選手が、コート上では声を出すなんてまずありません。

コーチともなるとチームスポーツはコミニュケーションが大事で*ディフェンスの基本も「ビジョン」「ポジション」「コミニュケーション」なんて言いますよね。練習で常に声を出しておくという事は大事だとわかっているのですが、選手は今一ピンと来ていないんですね。「声を出すこと」と「バスケでの必要性」がリンクしていない。
ドリブルやシュートなど目に見えやすいものだけで勝敗が決するとバスケを認識しているからです。

声を出すということだけが 競争心では決してありませんが、これを6年生の最後の大会までにいかに変えていけるか!が重要です。バスケのために声を出せる自分に変えていく。対戦相手に勝るために声を出していこうと自分を変えていく。「私が思う競争心」が生み出す「小学生ながらの自分革命です!」自分へのレジスタンスを成し得た選手は上のカテゴリ人っても当然のように声を出せる選手になっていますね。

必要性を常に訴え後は選手が自分自身で決意する。覚悟を決める。卒団までに出来なかったら私の負けです。コチラは常に意識して接するようにしています。

ペイント内に関しては

ペイントの中でのフィニッシュ確率を上げる にかんしては、
ミニバスの段階では積極的にゴールアタック、ドライブできるか!が技術以前に重要です。
第一段階では
・ボールを持ってもすぐにパスを返すことばかりになるか
・まずリングをみてシュートもしくは ゴールアタック を狙うのか
で分かれ道です。
第二段階では
・ドライブをしてもドライブに向かう足の方向が、ディフェンスが守ってこないサイド側、エンド側やセンターライン側になってしまう
・ドライブは常にゴール側に向かい多少コンタクトがあってもやめない
で分かれ道です。

当然スキルの問題も前提にありますが「バスケの勝敗を決める大前提の得点する事」に前向きになれないではシュート確率は上がりません。選手心理としては「自信が無い」「止められる不安がある」「そもそもゴールをメイクしていく意識がない」などありますが、それこそコーチが教えていく重要な部分です!!
メンタルの部分で「バスケの根本、必要性 」「スポーツそのものの競争」「達成後の喜び」を伝え、実現のために練習をしていくように選手を導くマインドセットは意識したいですね。

また今できなくてもカテゴリーが上がるにつれて、選手自身が「あの時の意味が今分かった!」という場面も出てくるかもしれません。直近で結果が出なくともやっておくのも大事です。

技術的にペイント内で確率を上げるとは再現性を上げる

メンタルの面を長く述べてしまいましたが、ミニバスの段階で技術的にペイント内で確率を上げるためにはいわゆる「そこ(ペイント内)で何回もシュート練習する。それも色んなバリエーションのシュートを練習する」 が一番効果があると思います。当たり前なのですがこれができてない選手は多いです。

ミニバスの選手とはいわゆる小学生です。産まれてからまだまだ年月が浅いです(当たり前ですが)。ペイント内でシュートを打った経験がそもそも無いのです!まずは絶対的なシュートを打った、練習した絶対数を上げるのが一番です。

更にはシチュエーションのバリエーション
1:マイカンドリルを基本としたゴール下
2:ドライブからのレイアップ

シュートそのもののバリエーション
1:利き手、逆手のゴール下
2:アンダー、オーバー、フックなどのレイアップ

頭ではわかっていても「つべこべ言わす行動し、数をこなす!」ことが大事。極論を言えばこの行動を起こせるかどうかが重要です。
マイカンドリルやシュートに関してはコチラの記事も参考に

シュートだけでなくペイント内で確率を上げるとなるとリバウンドです!
リバウンドはまず取ろうという気持ちがないと絶対に取れません。

相手に少しぐらいボックスアウトされたから嫌がる、諦めるようでは絶対取れません。
まさに競争心というキーワードで相手を押さえに行かなければリバウンドを取ることができません。
また形ばかり気にして一度ボックスアウトしたからと満足してしまい、相手が何度もリバンドアタックしてくると諦めてしまう場面もみられます。

「ペイント内で確率を上げる」ということはやはりメンタルの部分が大きいと考えます。

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Basketball Planet  Vol.2 レビュー

私の考えはさておき肝心の書籍の内容ですが、本書の内容で印象的だったものは仙台大学明成高校の佐藤久夫先生でした。「競争心」というテーマに沿って、明成に来る選手は全国大会規模で活躍して大学や B リーグを目指すという人ばかりだが、そういった一般的以上に備えているような選手にどう指導していくか先生の信念が述べられていました。

現代で多くなってきている考え方として「楽しむ」はもっともらしく聞こえますが、もう一つ「喜ぶ」という言葉とは明確に違う。「楽しむバスケットではレクリエーションバスケになってしまいがち」で選手の育成や成長は望みにくい。
明成の選手は「楽しむ」ではなく「喜びたい」のであり、喜ぶためには日々の努力が必要でその努力は日々修行のようなものであり苦行とも呼ぶべきものである。その修行を乗り越えた時に選手が味わう「喜び」が競技スポーツとしての大事な部分だと述べられていました。

またチーム内では競争をさほど意識させない。
競争すべき相手は他のチームでありチーム内は互いを磨く場で「味方を認め合う信じ合う場」とも。ここでも「ただ褒める」では馴れ合いになってしまう。チーム内で対戦相手を想像し動画などで分析し、競い合うのが競争であり、競争心であると述べられています。

最後にはもちろん勝ちが全てではないけれど、選手が求めているものは「楽しいの笑顔」ではなく「喜びの笑顔」ではないか。漫才を見て笑っているのは楽しい笑顔だが、喜びの笑顔はそれと違うと。

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ミニバス 育成目線で競争心を考察/ペイント内の決定力を上げる バスケットボールU12書籍紹介

いかがだったでしょうか?
ご興味ありましたら是非ご購読してくださいね。コートの上だけが成長の場ではありません。いかなる状況でも成長を止めないでくださいね。
覚悟があれば大丈夫です。今回はここまでです。

———リンク紹介———

ゼロケンの過去のバスケ理論練習についての記事はこちら⇊
カテゴリ:練習と理論
存在皆無のゼロの状態から県大会を叶えた記事はこちら⇊
カテゴリ:ゼロから県大会

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