兄弟とか人生とかつらいとか | ニューねこままん

兄弟とか人生とかつらいとか

 

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■もはや、季刊と化した「ねこままん」3か月ぶりの最新作は、リハビリのためにヒグマ!!(`・ω・´)

  今年撮影した2頭連れのヒグマのボツ画像(ピン甘・ピンボケ・低解像などの失敗作)を中心に、エッセイテイストの記事を紳士が書きます。

 

  写真は、写真として素晴らしくないと輝けないのか?文章によって、それを補完することはできないのか?

  そんな事を考えながら書いてみます。

 

  現在のねこままんにおいては、(もともとクオリティは低いものの)異例な程クオリティの低い写真ですが、敢えてそうした写真を用いて書いていてみます。

  ブログを書くのは超久しぶりなのでまずはリハビリ(`・ω・´)ご容赦願いたい。

  刺さるブログ記事であることは間違いなし(笑)

 

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今年生まれた2頭の子熊

 

一頭は白っぽく、一頭は黒い

 

2頭は母親から離れず、いつも一緒に歩みを続ける。

 

 

あなたに、兄弟姉妹はいるだろうか?

 

どんな兄弟だろうか?仲は良いだろうか?

 

紳士にも兄弟はいる。

 

一つ年齢の離れた姉だ。

 

子供の頃は仲良く遊んだ。一緒に名前もない遊びをした。

 

とても仲が良かった。

 

だが、訳あって今は十年程会っていない

 

 

遊んでいるうちにケンカもした。

 

幼い頃でも、やっぱり紳士の方がつよくて、姉は泣いた。

 

姉がなくと、紳士はすぐにあやまった。なぜかは分からないけども、勝ってはいけないような気がしたのだ。

 

紳士にとって、姉は偉い存在だった。

 

なぜ偉いかは分からないけども、とにかく偉い。1年早く生まれたという経験はあるが、それゆえに負わされた責任のようなものが、彼女を私よりも「偉い」存在にしていたのかもしれない。

 

 

 

 

家の裏庭で、投げた雪玉が姉の顔に当たった時、姉は泣いて遊ぶのをやめてしまった。

 

泣いて謝ったが、姉は遊ぶのをやめた。

 

僕はまだ遊んでほしかったんだ。

 

雪はまだ降っていた。

 

 

母は、末っ子である紳士を溺愛していた。

 

その感覚は、親になった今もちょっと分からないほどのレベルだ。

 

 

 

 

だが、その陰で我慢している姉がいることを、当時の紳士は分からなかった。

 

いや、分かっていたのかもしれない。

 

分かったうえで、母の愛情が自分に向くことを良しとしていた。

 

幼さゆえの残酷性。

 

もしかしたら、紳士の中にあったのは、そうしたものなのかもしれない。

 

 

紳士は、姉ほど優れていなかったから、いつも後ろを歩いていた。

 

学力や努力では姉には到底かなわなかったし、ピアノもそろばんも、英会話も追いつけなかった。

 

だが、その裏で姉が努力している事に気づかなかった。

 

姉は医学部を目指していた。文系なのに医学部受験をギリギリまで諦めなかったのは、親の期待に応えようとしたからだと思う。

 

一方で紳士は、ただ自分の好きな事を好き勝手にやっていた。

 

社会人になり、姉は結婚した。

 

だが、なかなか子供ができなかった。

 

嫁いだ先は田舎の家であり、昔ながらの考えを押し付ける人たちだった。

 

子供ができない姉をいじめたらしい。

 

その時寄り添えなかった自分をとてもとてもとても後悔している。

 

やっと男の子を授かり、子育てを行ったころ、紳士のもとに姉から突然電話が来た。

 

「あなた、宗教をやってない?」

 

突拍子もない質問に愕然とした。紳士は無宗教だ。

 

姉はとある宗教団体が私を通じて自分を監視しているという妄想に憑りつかれていた。

 

姉は心を病んでしまった

 

 

父にすぐ相談し、病院に連れていくよう強く迫った。

 

かつて、企業内における精神疾患について研究していたことがあり、姉の症状から、とある精神疾患であるというのが紳士の見立てだった。

 

予想は的中し、姉はその病気の治療で入院した。

 

 

あの時の姉との電話はかなり言い合いになった。その中で、忘れられない言葉がある。

 

その言葉が、紳士の心に刺さる棘となり、今も向き合うことができないでいる。

 

「あなたがいたから、私は面白くなかった」

 

 

海岸で母ぐまと遊ぶ2頭の子熊。

 

あと数年で、親離れをして別々の道を歩み始める。

 

大きくなった時、偶然会ったらお互いを兄弟だと認識するのだろうか?

 

そのとき、どんな感情が沸き上がるのだろうか?

 

幼い頃のままの感情で接することができるのだろうか?

 

答えが分からないまま、僕は今シャッターを切る。

 

 

姉は現在は退院し、見違えるほど普通になったらしい。

 

元気だったころの姉にもどったらしく(完治は難しい病気だと理解はしつつも)、今は昔とほとんど変わらないと聞く。

 

それはうれしい。

 

だが、それを確かめることもなく、紳士は両親つてにその状況を聞くだけである。

 

それを確かめる勇気を僕が持てないでいるのだ。

(´・ω・`)

 

お姉ちゃん、ごめんね

 

・・・何が?

 

僕が生まれてきてごめんなさい

 

 

・・・・・・・・・・

 

まどろんでゆく姉の姿に、僕もいつしか瞼が重くなっていく

 

過ぎ去った日の、決して変えられない姉の想い。それを背負って僕は生きていかなければならない。

 

 

おやすみお姉ちゃん

 

ゆっくり元気になってね。

 

(´・ω・`)

 

 

 

夢の中、河口の砂浜で、母ぐまが逃げる子熊を追いかけ走る

 

平和な一枚。

 

姉が思い描いた、そして求め続けたたった一枚の写真は、こうした光景だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

■あとがき

重いよ!!!((((;゚Д゚))))

なんすかこの重さ!!久しぶりのブログ更新とおもいきゃ、この重い作風w

コメントきそうもねえよ!!最後のお決まりの「いやはや(゚∀゚)ノ」もねぇし!!

((((;゚Д゚))))

実験的すぎたかしら?

 

だけども程度の差こそあれ、よくある感情と似たような体験や経験をした人もいるかもしれません。

(´・ω・`)

 

ブログタイトルは、ブログ読者のtaeさんがかつて良く使っていたフレーズを参考にさせていただきました。

(`・ω・´)

 

「ねこままん」はいつまでも進化中。文章中心で写真はあくまでもおまけ

紳士はカメラマンじゃなく、常に「物書き」でありたいと思っています。

年齢とともに等身大の、そして人生とか人の心とかに入り込む記事を書いていく予定です~

 

(゚∀゚)ノついに48歳になったよクソが!

イケおじになりてぇ

(´・ω・`)

 

さて、次回は(今度こそたぶん)シャチ。その後ヒグマ、完全野生のシマフクロウ、シマフクロウとヒグマなど知床満載で記事を書く予定です~。

順不同ですが、今後マジメにハイペースで書きます~。相当書きます。

 

 

次回以降掲載の今年の写真は低クオリティ写真で有名な「ねこままん」では、過去最高かと。旧式の「七式改弐」でまだまだ戦う紳士の写真をお楽しみに!!

(゚∀゚)ノ

 

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