経験はプライスレス

こんにちわ。雪ん娘です。リニューアルです!日々色んな事がありますが経験はお金のかからない財産だと思います。だって経験は自分だけの物です。それを生かすも殺すも自分次第。そんな私の日々のつぶやきです。

大人になってわかる事

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こんばんわ。雪ん娘です







今日は祖父母に教えられた事を書いてみたいと
思います






「人間は一生が勉強だ」
それが祖父の口癖でした






私は事情があって中学1年まで
ほとんど祖父母に育てられてました





思い出と言えば
「ずっと勉強してたなぁ」という
思い出しかありません





漫画は頭が馬鹿になる。
アイドルとかが載ってる雑誌とかも
「大人が読む本」と言われていて。
テレビも9時まで。





すごく嫌でした。





だけど
雷が鳴って怖い夜は
おじぃちゃんとおばぁちゃんの
お布団に潜り込んだり




鬼灯の種?をふくらませて遊んでくれたり
庭に咲くサルビアの蜜の吸い方を
教えてくれたり。




朝ご飯には必ずキャベツがたくさん
入ったお味噌汁が出てきていたり。






祖父は私の進路を私が小さな時から
決めていました





行く高校はここ。
短大はここ。
短大を出て看護学校に行き看護師になる





それが祖父が私に言い続けていた
私の人生の進路でした





中学に入ったら私はすぐに定期的に
大学で開催している模試に連れて行かれて
ました。
常に「偏差値」を把握している為です





情操教育もしてくれました
心を豊かにする為には
いい音楽を聞き
いい絵画を見て
芸術にふれなさいと





でも私は
謡曲が歌いたかった
漫画を読みたかったのです(笑)






ただ祖父母は口だけではなくて
私が短大に行き、看護学校まで行ける
資金を準備していました





結局私は
祖父母が望んだ高校へは行かず
短大へも行かず
高校を出たら旅行社に就職して
海外に行く道を選びました





怒られたかというと
全く怒られはしなくて
「私が自分で決めた事ならいい」と
「海外に行って世界を見てきなさい」と
送り出してくれました





祖母は心臓が弱く
私が高校1年の時に亡くなり
祖父は私が海外にいる時に危篤になり
すぐに帰国の手配をしたけれど
あまりにも遠く
死に目には間に合いませんでした





今、私はどうかと言うと
祖父母は正しい人達だったと思っています





おじぃちゃんの言う通り
看護師の資格をとっていればよかったって
思わなくもありません。





ただ
注射を打っているところを見れなかったり
血を抜かれるところを目にするだけで
血の気が引いて倒れそうになってしまうので
看護師は無理だったろうなと
思っています(笑)





だけどこうやって
自分のルーツを紐解いていくと
私の中には確かに
祖父母に教えられた事が息づいているのです




人は
大人になったり
親になったりして初めて
人の気持ちが分かるって言いますが





私もけして例外ではなく
祖父母の正しさは
私が将来、自分の力で
生き抜いていく方法を教えてくれていたのだと
今は思っています





そして私の祖父は
「人間は一生が勉強だ」
その口癖通り
死ぬまで勉強していました。





祖母はそんな変わりもんの祖父と
喧嘩をしながらも
最後まで祖父とおしどり夫婦みたいでした





その祖父母の教えが




知識と
心の豊かさ
この2つが
人を成長させるって事だったのだろうなと
私も分かってきて





その裏には
厳しくて細かかったけれど
口先だけではなくて
私に対する「愛」が確かにあって
祖父母の行動に表れていた事を
私は大人になってから
理解したのです





そして





今の私は
そう育ててくれた祖父母に
心からとても感謝しているのです






それでは今日は




この辺で。