日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

こんな「コスパ」の悪い政治家を飼っておくゆとりが有ったとは?

2024年05月08日 07時43分52秒 | 政治
 「自治体職員への威圧的な言動が問題となっている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)を巡り、札幌市は2日、長谷川氏と面談するため、市長や副市長、一般職員が昨年度までの5年間で計525回出張し、経費は計約3780万円だったと明らかにした。担当者は『必要のない出張はなかった』としている。市によると、うち昨年度だけで計284回、計約1990万円。市が重要施策の一つに掲げるグリーントランスフォーメーション関連の動きが活発化し、出張が増えたという。長谷川氏との個別面談のみを目的とした出張は、過去5年間で計121回あり、計約810万円を支出。あいさつのみを目的とした出張はなかった」(2024/05/02共同通信)
この男、飛行機に乗れば、乗務員の一挙手一投足に怒りを発し、これにしつこく文句をつけて大声で罵詈雑言(バリゾウゴン)を発することを習慣とし、喜びともしていたという。ついに羽田・札幌便の乗務員らが一斉に音を上げてマスメディアに訴えたことでその暴虐が世間の知るところとなって、当人は陳謝し、反省の弁を述べたとメディアで知った。
この乗務員らの勇気が人々の共感を呼んだのであろう、北海道庁や札幌市役所やらの幹部職員が同じように長年にわたって彼からの無理難題に悩まされていたと声を上げるや、次の選挙が怖くなったのでもあろうか、汗だくになって謝罪している情景をテレビで見たように記憶している。そして「悪行」の三段目が冒頭の共同通信の配信記事だ。
ここでは明らかに、政治と行政の間に、<優勝・劣敗>の不健康な上下関係のあることが見えてくる。その不健康な関係は地方自治体が国からの予算配分に与るについて政治家の口添えを必要とする悪しき口利き国家行政があるためであろう。この参議院議員氏の例で言えば国家行政機関が持っている予算の配分に際して個所付けしていくについて議員の口利きを塩梅していることに発端が有り、その役割を殊の外に誇ったのがこの議員の態度の主因になって、地方自治体の役所幹部を委縮させたのであろう。
こういう人物は百年経っても今以上に偉くなる気遣いは無い。よろず金銭不如意のこの時世に、またこんな「コスパ」の悪い政治家を飼っておくゆとりが有ったとは? ・・・選挙区の人々よ、できるだけ早く手を切るにしくはない!、と言っておこう。
 


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