日々是好日日記

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仏滅由縁の2021総選挙 政権は疫病神にご注意!

2021年10月19日 07時32分16秒 | 政治
 国民大方の不同意を知りながら、真に迫らぬ代表質問という形式だけでお茶を濁した岸田文雄首相は、今月14日衆議院を解散した。彼が知ってか知らずか?、この解散日程によって総選挙公示日の今日19日とその投開票日の10月31日がいずれも「仏滅」となってしまった。
 「仏滅」とは、「六曜日」の一つ、「何事にも凶とされる日」と言われている。「何事にも」とはあるが、この日にやって差し支えないコトとして、やることが「招福」となる行為が特に規定されていたりするので注意が必要だ。たとえば、福引をひくことやら、転居等はむしろ奨励されていて、中には「厄払い」なども善いことの中に含まれている。長い政権与党などというものはその長きにわたって「オリ」を溜め込んでいるに違いないのだから、そういう意味では万年野党に比べて多くの「厄」を呑み込んでいるに違いない。その「厄」払いに「適」と言われては大いに差支えが有ろうと他人事ながら気をもむのである。
 そもそも「マツリゴト」たる政治には人知を超える要素がある。政治家(特に保守系の政治家)は、政治日程を決定するときに「暦」を気にする傾向が強いという。その伝で言えば今回の暦の採り方はまったく異例である。
過去において仏滅選挙となったのが「日本は神の国ぞよ」と宣って物議をかもした森喜朗元首相、2000年6月25日投開票総選挙。よろず「カミサマ」の大好きな森さんがあろうことか7条解散を仏滅総選挙に向けて行ってしまった。結果は無残なまでの大惨敗、ついに議会史上最も短命な内閣の一つとなった。
 岸田首相は、仏滅や大安といった六曜暦を迷信と見なし、合理的計算で選挙日程を決めたのだろう?とは思うが、災厄はどこからやって来るか分からない。「壁に耳あり、障子に目あり」、くれぐれも身の回りにご注意あれ!
 そもそも10月は神無月。日本中の八百万の神々は出雲に出張中。向こう一年の縁結びに忙殺されている。地元には「死神」と「貧乏神」という名うての疫病神しか残って居ない。これら両神は嫌われ者だが、なぜ嫌われるかといえば、過去の悪事を詮索してそれを根拠に不幸をもたらすからで、世に「因果応報」とはこれである。任期中に収賄行為、虚偽発言、公文書改竄、官僚いじめに選挙違反等々・・悪事に励んだ政治屋諸君は特に首を洗って仏滅開票日を待つがよい。10月31日、疫病神の審判がくだる日。

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