付け焼き刃の覚え書き

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「異世界帰りの大賢者様はそれでもこっそり暮らしているつもりです」 木野二九

2021-10-18 | 異世界結合・ゲート・ゾーン
「全ての学問はつながっており、人は繰り返して同じ過ちを起こす。歴史を学ぶとはそういうことじゃ」
 大賢者サイトーの師匠、ケイト・モンブランシュットはそう教える。

 異世界に転移し、大賢者ケイトに拾われ師事した斉藤達也こと大賢者サイトーは、長い旅路の果てに魔王を討ち果たす事で元の世界への門を開いて帰還した。しかし、空間座標は指定できても時間までは指定できず、懐かしき日本へと帰ってきてみれば19年の歳月が経っていた。かつての可愛い同級生女子も、一児の母の未亡人になっていた……。

 ウェブ小説では最近ちょこちょこ見かけるようになった、異世界帰りのチート持ち主人公の物語。いろいろあるのだけれど、『一人だけの軍隊(ランボー)』みたいな鬱展開からの爆発にならないのは、平和な日本の作品だからかもしれません。
 そして、異世界帰りの大賢者の前に現代日本で立ち塞がるのは、マフィアな地上げ屋、いろいろ抗争を繰り広げている複数の退魔士集団、妖怪やらモンスターやら、一般人の知らないところで日本も随分と物騒になっています。そこにメイドさんやら巫女さんやら猫娘に狐娘にエルフといろいろ盛り込みすぎで、ちょっととっちらかった感はありました。

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