ダウン症児ママの私見です。

アラフォーママ、木間タマキです。


2017年に長女（３歳）を出産し
生まれたその日に
「ママの赤ちゃんはダウン症です」と告げられました。

前回のブログhttps://fanblogs.jp/mamanosenaka1012/archive/19/0の続きです。

入院して２週間が経つ頃
日中はベッドに張り付いてずっとテンションが上がらず
ほぼ無表情で寝転びっぱなし
担当医や看護師さんが病室のドアを開けただけで
長女はワンワン泣くようになっていました。

普段は気が強いところもあるけど
基本的には誰にでも
家の中でも外でもニコニコキャラなはずの長女の変化に

「お母さん、長女ちゃんは明日退院にしましょう。
気管支炎としては落ち着いているし、
後は何かあればかかりつけの病院でもウチの病院でも
すぐご連絡いただくという形でいいと思います。
長女ちゃんはメンタルによる所が大きいね。
今のこの入院生活が点滴も含め、だいぶ心の負担になってるみたいだから
お家に帰った方が長女ちゃんらしさを取り戻して元気になってくれると思います。」

と夕方の回診に来られた担当医の先生がおっしゃられて
「明日退院かぁ！」と喜んだその夜、
それまで平熱で来ていたのに
長女が３９度代の高熱を出しました。

「嘘でしょ！明日退院って言われてるのに
なにか、他の病気が潜んでいるのかな」
とぐったりしている長女に
看護師さんから解熱用の座薬をいれてもらいながら
ものすごく怖くなったのを覚えています。

たぶんこの時



私自身も
初めての２４時間のつきそい生活の中で
だいぶ精神的にきていて

「なにか違う病気が分かって
長女を失う事になったらどうしよう！」

という極端なマイナスの発想に辿り着くまでに
そう時間はかかりませんでした。

長女の荒い呼吸の横で心配で眠れない中、
「長女を失うなんて嫌だ！
私の娘はやっぱり長女ちゃんがイイし、それ以外考えられない。」
としっかり自分の本音が湧き出て来る瞬間があって、
日常の中では
もちろん長女の事はかわいいけど
（もし長女がダウン症じゃなく健常児だったら）とか
（健常児の子育てだったらこんな心配や療育の時間が人生に無くて済むのに）
とかブレる自分がいた事もあった母親としての自分が
「私の娘は長女ちゃん！長女ちゃんがいない人生なんて考えられない。
長女ちゃんが大好きだし、成長を見守りながら
これからもたくさん一緒に笑いたい。」
と
（ダウン症とか関係ない！私は長女ちゃんのママでいたい！）
という確信に変わったんです。

この入院は
私タマキのこの気づきの答えの為にあったのかなと思うくらい
退院したその日、
自宅に帰った長女は
ゴキゲンでYouTubeを見ながら踊りまくっていました。

最終日の発熱も入院のストレスからだったようで
１歳でもメンタルってこんなに体調に影響するものなんだ
という驚きと
それに気づいてすぐ最良の判断してくださった担当医への感謝は
計り知れません。


今３歳の長女は今日もYouTube見て
時には音楽に合わせて声を出して踊っています。

今日もやはり私は長女の事が大好きで
やはりかけがえのない大切な存在です。

長男０歳にも同じ想いです。

今回の入院のような
なにか大きな出来事が無いと
真意に気づけない自分の情けなさを痛感しつつ、
でもこの時、大事な事に気づけたからこそ
「ダウン症児ママとして社会に出る覚悟の礎」ができたと
今では思っています。


大切な存在が苦しんでいるのを見るのは本当に辛いから、
日々に色々はあっても
家族皆が健康であれる事の幸せを忘れずに
１日１日を大切に過ごしていきたいですね。


以上、
ダウン症児ママの今日の私見でした。









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