テートモダンで開催されていたセザンヌ展を訪れました。
ものすごい人気の展覧会で
開催期間中の真ん中あたりに訪れるべきだったと思いますが
展覧会が終わる数日前に訪れたので
入場制限をかけていたにも関わらず
満員電車なみの混み具合でした!
なので、絵の前に立ちはだかって
模写などは論外のマナー違反なのであきらめました。
すごい人混みでも車いすやシニアカー、学校遠足バギーも受け入れていて(赤ちゃんが泣き叫んでいた)皆平等に絵画鑑賞を楽しめるという方針には感心してしまいました。学校から見学に来てる生徒は模写をしていました。
ぎゅーぎゅーに人が入っていて
ご高齢の方が多かったにも関わらず
マスクをしているのは数人程度でした😱。
日本の方がみたらぶっ飛ぶと思いますが。
なので「ゾーン」に入れて
鑑賞に集中できるのに時間がかかりました💦
ゆるーい解説、ご理解ください🙏
セザンヌっぽくない初期の作品が結構気に入りました。
この絵を観てなぜか私はビヨンセを連想してしまいました。
東京の美術館所蔵の花の絵。
色の数を抑えて
各色のトーンに深み、豊かさを出すのが特徴。
油絵だけではなく
水彩、パステル、木炭など
あらゆる画材で描いていたセザンヌ。
もっともセザンヌらしいと思える作品を選んで
写真に収めましたが
高性能カメラで撮影でもしない限り
セザンヌ独特の一本一本まっすぐに引いた筆の線を
見せるのは難しいです。
この筆遣いが独特のフラットで幾何学的な要素を生み出しています。
セザンヌが実際に使っていた水彩画のパレット。
絵の具にこだわっていたセザンヌが
ごひいきの画材屋に「なんでこの色きらしてるんだ」
とクレームをつけている手紙も現存しています。
絵画のジャンルとしては重要度が低かった静物画を
昇華して自らの代表作に。
「リンゴでパリをあっと言わせてみせる」と豪語したといわれています。
プロのモデルを好まなかったセザンヌは
人物画のほとんどが家族や親しい人の肖像画です。
恥ずかしがりやで
裸体のモデルを直に観て描くことができなかったようで
下着姿の男性の写真をもとに描いた
宗教画に近い作品が残されています。
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