先日、ロンドン、ナショナルギャラリーのランチタイムコンサートで日本人チェンバロ奏者の演奏を聴いてきました。
美しいチェンバロ演奏を聴いた後
室内楽が盛んだった18世紀のロココ時代で
音楽がテーマの絵を探しました。
アントワーヌ ヴァトーのロココ絵画の傑作
「愛の調べ」を模写。
ロココ画家の中でも最も評価の高いヴァトー。
繊細な筆遣いと抒情溢れるスタイルで
小ぶりの絵ですが
人混みもゼロで
ゆっくりと模写を楽しむことができました♬
日本人チェンバロ奏者、山本ますみさん(英語の情報だったので名前の漢字が分かりませんでした)は2023年に伝統楽器のアンサンブル London Obbligato Collective
を創設され、室内楽を中心に英国各地で演奏されています。
チェンバロ演奏を生で聴いたのはこれが初めてなのですが
ヴァトーの作品を彷彿とさせる繊細な音色で
マイクをつけたり大きなコンサートホールで演奏するには向いていないのでは
と思いました。
ナショナルギャラリーの中でもかなり大きな部屋なので
遠くに離れていると音色はかなり小さくなります。
チェンバロは室内楽の親密な設定で
繊細で軽やかな調べに浸るために造られたような気がします。
とっても贅沢な環境ですよね。
18世紀から保存されていた楽譜で
現代に入って演奏するのが
この日が初めてという曲を演奏してくださいました。
どの曲も素晴らしかったのですが
とくにこの曲はテンポがよく
チェンバロの軽やかな調べが見事で
よければ演奏後に感想を聞かせてくださいとおっしゃっていましたが
この曲が特に素晴らしいと思いました♬
もっと室内楽を聴いてみたいと思えた、贅沢なひとときでした。
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