GoogleフォームのアンケートをQRコードで簡単共有!作成方法と活用事例

Googleフォームで作成したアンケートは、QRコードを使うことで簡単に共有できます。QRコードを活用すれば、チラシやポスター、名刺などの紙媒体に印刷したり、スクリーンやデジタルサイネージに映し出したりして、さまざまな場面でアンケートの回答を促せます。

この記事では、GoogleフォームのアンケートをQRコードで共有する方法や、効果的な活用事例を詳しく解説します。

目次 [非表示]

GoogleフォームのアンケートをQRコードで共有するメリット

GoogleフォームのアンケートをQRコードで共有するメリットは、主に以下の3つです。

回答率の向上

スマートフォンでQRコードを読み取るだけで、簡単にアンケートにアクセスできるため、回答者の負担を軽減し、回答率の向上につながります。

紙媒体との連携

チラシやポスター、名刺などにQRコードを印刷することで、紙媒体からオンラインアンケートへの誘導がスムーズになります。

イベントやセミナーでの活用

イベントやセミナーの受付、アンケート、意見収集などにQRコードを活用することで、参加者の反応をリアルタイムに収集できます。

GoogleフォームのアンケートをQRコードで作成する方法

GoogleフォームのアンケートをQRコードで作成する方法は、主に以下の2つです。

Google Chromeの機能を使う方法

フォームのリンクをコピーする

Googleフォームの編集ページ右上のリンクアイコンをクリックして「回答者へのリンク」をコピーします。

回答者フォームを開く

Googleのトップページ(www.google.com)のアドレスバーにコピーしたリンクを貼り付けて開きます。

QRコードを作成して保存する

画面右上の「︙(縦の3点メニュー)」をクリックして「キャスト、保存、共有」→「QRコードを作成」の順に選択します。

表示されたQRコードをコピーまたはダウンロードして保存します。

Google ChromeでQRコードを作成すると、中央に恐竜のアイコンが表示されます。これはGoogleのマスコット的なキャラクターで、ChromeのPC版に標準搭載されている機能です。2025年3月現在、この恐竜を削除することはできません。

Google ChromeのQRコード作成機能の詳細は、Google公式サポートページをご覧ください。

オンラインのQRコード作成ツールを使う方法

QRコードを作成する方法はいくつかありますが、中でも最も手軽なのがオンラインのQRコード作成ツールを利用する方法です。特に、GoogleフォームのリンクをQRコード化すると、スマートフォンやタブレットから簡単にアクセスできるようになります。

無料のQRコード作成サイトを利用する

Googleフォームのリンクをコピーしたら、無料のQRコード作成サイト「QRのススメ」(https://qr.quel.jp/) を使ってQRコードを作成できます。

QRコードを作成する手順

  1. QRのススメ(https://qr.quel.jp/)にアクセスする。
  2. Googleフォームのリンクを入力する。
  3. 「作成」ボタンをクリックする。
  4. カラーや形状などをカスタマイズする。
  5. 生成されたQRコードをダウンロードする。

「QRのススメ」を利用すると、Google Chromeの標準機能で作成されるQRコードとは異なり、デザインをカスタマイズできます。シンプルで見やすいQRコードを作成できるため、用途に応じた調整が可能です。

GoogleフォームのQRコード活用時の注意点

GoogleフォームのQRコードは便利ですが、適切に活用するためにいくつかの注意点を押さえておく必要があります。

セキュリティやプライバシーのリスク

  • QRコードを誰でも読み取れるため、意図しない第三者がアクセスする可能性があります。
  • 個人情報を収集するアンケートを作成する場合は、Googleフォームのアクセス制限設定を適切に行いましょう。

QRコードだけではターゲットに届かないことも

  • 紙媒体やイベントでの活用は効果的ですが、オンライン上ではリンクを直接掲載するほうが便利な場合もあります。
  • ターゲット層によってはQRコードを利用しない(例えば、高齢者層はスマートフォンの操作が苦手な場合がある)ため、併用できる手段も用意しておくとよいでしょう。

QRコードのデザインカスタマイズによる視認性の低下

多くのツールでQRコードのデザインをカスタマイズできますが、過度な装飾や色の変更は視認性を低下させ、正しくスキャンできなくなる恐れがあります。

特に注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 色のコントラスト不足:背景色とQRコードの色が似ていると、カメラが認識しにくくなる。
  • 装飾のしすぎ:ロゴや装飾を加えすぎると、QRコードの読み取りエリアが欠損し、機能しなくなる。
  • 角の丸みやデザイン変更:QRコードの3つの位置検出マーク(角の大きな四角)を変更すると、読み取りエラーが発生しやすい。

対策として、QRコードは黒×白のシンプルなデザインを基本とし、装飾する場合も視認性を損なわない範囲にとどめることが重要です。また、デザインをカスタマイズした場合は、スマートフォンで実際に読み取りテストを行うことを忘れずにしましょう。

QRコードでアンケートを配布する際のエラー対策

GoogleフォームのアンケートをQRコードで配布すると、便利で多くの回答を集めやすくなります。しかし、QRコードが正しく読み取れない、リンクが切れる、読み取り率が低いといった問題が発生することもあります。ここでは、QRコードを活用する際のエラー対策について解説します。

QRコードが読み取れない原因と対策

QRコードがうまく読み取れない場合、以下のような原因が考えられます。

画像の解像度が低い

  • 原因:小さすぎる、または解像度が低い画像を使用すると、スマートフォンのカメラが認識しにくくなる。
  • 対策:高解像度のQRコードを作成し、印刷物には最低でも2cm×2cm以上のサイズで掲載する。

コントラストが不足している

  • 原因:QRコードと背景の色が似ていると、読み取りにくくなる。
  • 対策:黒×白のシンプルな配色にするか、十分なコントラスト(濃い色と薄い色の組み合わせ)を確保する。

印刷の質が悪い

  • 原因:ぼやけた印刷や、紙の質が悪いとスキャンしにくい。
  • 対策:できるだけ高品質な印刷方法を選び、紙質の良いチラシやポスターを使用する。

QRコードが歪んでいる

  • 原因:印刷時に歪んだり、折り曲げられていると認識できない。
  • 対策:QRコードが平面に配置されるようにし、折り目が入らないデザインを心がける。

GoogleフォームのQRコードが機能しない?リンク切れを防ぐ3つのポイント

QRコードを読み取ってもフォームが開けないことがあります。これは「リンク切れ」と呼ばれ、URLの設定ミスやフォームの削除、アクセス制限などが原因で発生します。この記事では、GoogleフォームのQRコードが正しく機能するように、リンク切れを防ぐ3つの対策を紹介します。事前にチェックして、スムーズにアンケートを収集しましょう!

Googleフォームの編集URLを使用しない

  • 問題点:Googleフォームには編集用URL(作成者が編集できるURL)と、回答者がアクセスするURLがある。
  • 対策:QRコードに設定するのは、必ず回答者用URLを使う。

Googleフォームを削除しない

  • 問題点:誤ってGoogleフォームを削除すると、QRコードをスキャンしてもアクセスできなくなる。
  • 対策:必要なフォームは削除せず、適切に管理する。バックアップとしてGoogleドライブに保存しておく。

アクセス制限の設定を確認する

  • 問題点:「社内のGoogleアカウントのみアクセス可能」に設定されていると、外部の人が回答できない。
  • 対策:公開範囲を「リンクを知っている全員がアクセスできる」に変更する。

読み取り率を向上させる配置のポイント

QRコードは配置場所が重要です。適切な位置に設置しないと、気づかれずスキャンされる機会を逃してしまいます。以下のポイントを押さえて、より多くの人にアンケートへ参加してもらいましょう。

目立つ場所に配置する

  • ポスターやチラシの場合:QRコードは紙の端ではなく、中央付近や目立つ場所に配置する。
  • 店舗や施設の場合:入口や受付、レジ周りなど、視線が集まりやすい場所に設置する。

「QRコードを読み取って回答!」などの説明を加える

  • 問題点:QRコードだけを置いても、何のためのコードかわからずスキャンしてもらえない。
  • 対策:「スマホで読み取ってアンケートにご協力ください!」など、明確な説明文を添える。

適切なサイズで掲載する

  • 問題点:QRコードが小さすぎると、読み取りにくくなる。
  • 対策:最低でも2cm×2cm、理想的には3cm×3cm以上で印刷する。

スマホのカメラでスキャンしやすい角度を意識する

  • 問題点: 角度がつきすぎていると、スマホのカメラがうまく読み取れない。
  • 対策: QRコードは正面からスキャンしやすい角度で設置する(壁や看板なら垂直に、テーブルなら水平に)。

GoogleフォームのアンケートQRコードを企業・ビジネスで活用する方法

企業やビジネスの現場でも、GoogleフォームのQRコードを活用することで、業務の効率化や顧客の声の収集をスムーズに行えます。手間をかけずにデータを集められるため、紙のアンケートのように手入力で集計する必要がなく、リアルタイムで結果を分析できます。ここでは、具体的な活用方法をいくつか紹介します。

社内アンケートの実施

GoogleフォームのQRコードを使えば、従業員満足度調査や業務改善アンケートを手軽に実施できます。職場環境や業務の課題について匿名で意見を集められるため、より率直なフィードバックを得られます。また、研修やセミナーの後にQRコードを配布し、受講者の満足度や改善点を収集するのも効果的です。スマートフォンから簡単に回答できるため、回答率も向上します。

顧客満足度調査

店舗や商品の利用者からフィードバックを得るために、QRコードをレシートやチラシ、店内ポップに掲載する方法があります。購入後すぐにアクセスできるため、顧客の声をリアルタイムで収集できます。さらに、アンケート回答者にクーポンを配布するなどのインセンティブを設定することで、回答率を向上させることも可能です。定期的に調査を行い、サービスの改善に役立てましょう。

商談・イベントでの意見収集

商談や展示会の後に顧客の意見を集める際も、QRコードが活躍します。商談後のフォローとして名刺や提案資料にQRコードを添付すれば、後からフィードバックを得ることができます。また、展示会やセミナーでは、来場者向けにQRコードを掲示し、イベントの満足度や改善点を調査できます。新商品のデモ後に感想を集める際にも活用でき、貴重な顧客の声をリアルタイムで把握できます。

採用活動でのエントリーフォーム活用

求人募集にもQRコードは有効です。求人チラシやポスターにQRコードを掲載すれば、求職者が簡単にエントリーフォームへアクセスできます。合同説明会では、会場にQRコードを設置することで、その場でエントリーしてもらうことも可能です。さらに、企業のWebサイトやSNSにQRコードを掲載することで、オンライン応募を促進し、スムーズな採用活動につなげられます。

まとめ

GoogleフォームのアンケートをQRコードで共有することで、回答率の向上や紙媒体との連携など、さまざまなメリットがあります。この記事で紹介した方法や活用事例を参考に、GoogleフォームのアンケートをQRコードで効果的に活用してください。

Googleフォームだけじゃない!?
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【おすすめNo2】フォームズ(formzu)

フォームズ(formzu)はトップページにメールアドレスを入れるだけでフォームが作れてしまうサービスです。テンプレートもいくつか用意されており問い合わせフォーム以外にもアンケートや資料請求フォームなども作れます。

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Tayoriのポイントとしては管理画面から直接メールの返信ややり取りができる機能があることです。フォームから得られた顧客情報をTayori内で管理できてしまう便利なサービスです。

フォームのデザインもスッキリしていてどんなサイトにもマッチしやすいです。