ポケモン人気は絶大

2025年01月25日

作業所。今月のレクリエーションは絵手紙。
午後から4人が一階の別部屋に集まり、思い思いに絵手紙に取り組んだ。メインフロアでは他のメンバーが通常作業中なので、スタッフは1名で両方かけもちだった。
前回と同じように、白い葉書を自由に使って色鉛筆や筆ペンなどを用いてそれぞれに絵を描く。僕は黙々とゲームキャラに挑んで苦戦した一方、他のメンバーはなんだかんだで楽しそうだった。
今回はポンコツ君も。自前のファイルを持ち込んで迷いなく絵を描き写していた。その絵がどう見ても素人とは思えない出来栄えで、みんなから褒められていた。僕も素直に上手いと思った。
才能があるポンコツ君はともかく、他の二人も会話をしながら和気藹々。一人は野菜などを描いていたが、最終的にはポケモンキャラに落ち着いたようだ。そして気づくと、僕を除く全員がポケモンを描いていた。
ポケモン人気は絶大。これには僕の描いた「ぽちゃガチョ」に勝ち目はない。

僕自身はポケモンに馴染みはない。分かるのはピカチュウだけ。
ただ、その人気ぶりは折に触れ実感してきた。ポケモンが世界的に大人気なのも頷ける。
一番印象的だったのは、ポケモンが広まり始めた最初期だ。ポケモンのゲームが発売されるや瞬く間に子どもたちの間に大流行し、子ども向けの製品はポケモン一色に染まった印象があった。
その当時、僕は二十歳そこそこで、名古屋の家具屋でバイトをしていた。家具屋の冬は必ずデスクの配達が増えるのだが、そこに欠かせないマストアイテムが、キャラクターの描かれたデスクマット。
デスクを購入するのは小学校に通う前の保育園児や幼稚園児なので、関心を引くためにはやむを得ない。
そのデスクマットの絵柄は当初、男子はドラゴンボールで、女子はセーラームーンが定番だった。ところがポケモンゲームの流行以降は、男子も女子も関係なくポケモンキャラクターの一覧になった。
机を配達に行くと、その家の子どもが一覧からお気に入りのポケモンを探し出して「私、これ好きー」とか、順番にポケモンの名前を読み上げていくような光景はもはや当たり前だった。そうした子どもたちの反応に、ポケモンの凄まじさを感じたものだ。
僕の場合はまず育った時代が違う。さらには、乗り遅れた。それでいつしか「ま、いっか」になり、ポケモンを知らない人間になってしまった。
ゲームはわりとやるし、ポケモン人気も知っているだけに、我ながら天然記念物だと思う。
僕にとっては、ジムで一生懸命運動するのになぜか痩せられず、ぽちゃ体型のガチョウさんたちの方が断然、お気に入りだ。ここは譲れない。
 
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