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株式会社J社

なし崩し

いつもなら”すぐ”動かないのにこういう時は動きが迅速。
猪狩の請求業務は高長がやると勝手に規定路線を作った上で、
ムリヤリレールに乗せる行動に出る。

次の朝牟田口に呼ばれる。
牟田口:猪狩の請求業務のことなんだけど高長さんにやってもらうから。
前にオレが在原さんから聞いて調べた資料があるから。
まずはそれから勉強していって欲しいんよ。
高長:先月にボクが言った懸念事項覚えてます?→怪しい雲行き
牟田口:ごめん!忘れた。
高長:…。
牟田口:なんだったかいね?(イライラ)
高長:ジロリ
牟田口:とりあえず会議室行こうか…
移動
牟田口:でなんだったかいね?
高長:まず懸念事項として在原さんに猪狩の業務を教えてもらうことは軋轢を生む可能性がある
牟田口:そうよな。人間関係のとこよな。人間関係のとこは一番に気を付けんといけんよな←全然気を付けとらんやんwww
そこはオレから在原さんに言うから←お前が入ると余計にややこしいwww
高長:でもう一つ牟田口さんは猪狩のことを”よく”知ってると仰られてましたから…
牟田口:そう7割ぐらいは分かっとるから。
高長:でもぼくは0割で、積み上げた..
牟田口:そこはオレがフォローしていくからちょっとずつやっていけばいいから。
とりあえず在原さんを呼ぶわー。あー武村次長もお願いします。
こうして反撃を封じて外堀を埋めていく牟田口

牟田口:今在原さんには請求業務として主に猪狩をやってもらってますが、
会社として一人しか業務出来んって状況はまずいので。高長さんにも色々教えてやって欲しいんよ。
在原:はい。
牟田口:今まで在原さんに聞いてきたからおれとしては6割ぐらい(さっきより減った笑)は分かるつもりなんよ。在原さんの業務を全部取ろうって話じゃなくて一通り教えてもらおうと思っててね。←自分の方から業務を取りに行きますよと自白して相手の警戒心を上げていくギャグ(笑)
在原:はい。
武村:在原さんもそうやって人に教えていったら手が空くから他の業務をやってもらおうと思っとるんよ
在原:はい。
牟田口:だから高長君が質問に行ったら答えてやってほしいんよ。まずは簡単な経費の券のとこを手伝ったらいいと思っとって、経費券切って貼ったりを手伝ったらでいいかと。まあちょっとずつやっていけばいいから。在原さんの業務を全部取ろうってわけではないしね←何回も言えば言うほどそこを警戒されますよ(笑)
牟田口:まずおれが説明するから。分からんときはおれに聞けばいいから。

その後牟田口と二人になる
牟田口:猪狩の売り上げは7本柱になってて、、、
高長:・・・(それ全部オレ知っとるわー笑)
・・・
牟田口:でこれがおれが作ったファイルね。持って行っていいから
高長:(役に立たないんで)いらないです

おそらく牟田口は多くて2割、1割ぐらいの知識しかないと思われる。
その人間が作った表を見ても意味がない。
また折角作ってあるのだがら見るフリをしてあげる優しさを牟田口に見せる必要もないのでわざとハッキリいらないことを伝える。しかしこのまま勝手に外堀を埋めて人にやらす根性は癇に障るので反撃。

夕方大月、牟田口を集め
高長:さっきの猪狩の話ですけど、
牟田口さん自身が7割しかない知識をぼくに教えたとしても
7割行ったり行かなかったりですよね?
牟田口:いや!7割でも5割でもいいんよ。←だから半人前ランナー増やしてどうすんかって(笑)1人前とは?
高長:そうじゃなくて今回の目的は10割出来る人間を増やすって話ですよね!
7割、5割、3割出来る人間増やしても意味ないんですよ!!
牟田口:いや!そうじゃないんだって!!まず高長君が5割でもいいから理解してもらってそれからの話なんよ。
そこから二人で聞いていけばいいから。高長君が聞きにくいところはオレが聞くから。←オマエ挟むなら自分で聞きます(笑)
高長:業務を100で出来る人間を増やしたいなら
もう7割分かってる人間がいるならそこを100にしてからの方が効率が良くないですか?
牟田口:高長さんが言うこうとは分かるんよ(←はいいつもの分かってないのに分かったいうやつです)
でもまず1割2割でも俺が作った資料があるからそれを教科書代わりにしてね
高長:その資料っていつ作ったんです?
牟田口:1年半前…2年前ぐらいかね
高長:じゃあその時と変わってることがありますよね(そもそもアンタが作ってるからそのファイル、再生紙としてぐらいしか使い道ないで笑)
牟田口:いや!おおまかは変わらんから5割ぐらいは合っとるんよ(ドンドン割合下がってるぅー笑)
言うても理解せんね高長さんは何が
高長:まずボクの話聞いてないですよね?朝も言いましたけどぼく先月何言ったか覚えてます?言ったら『忘れた』言って。
先月は自分がやるって言ったのに昨日急にひっくり返して高長君がやってくれって言い出しましたよね
牟田口:それは仕事だからしょうがないんよ←大義名分
高長:どうせ話聞いてないですもんね…もういいです。無駄でした
牟田口:ムダでした?きみは上司に対していつも口の利き方がなってない!!←ゴメンあなたのこと上司と思ってないわー(笑)
きみのために言うんよどこにいっても通じんよ←どこいっても通じんのはアンタやろ(笑)
高長:いっつも他の人に同じ怒られ方してますよ
牟田口:それは分からんわー誰に?
高長:最近で言えば梶原さんですね←事前準備はしてない!!

牟田口:梶原??いやそれは(アイツの方が)理解してないから
高長:そこでも言われてましたけど事前にちゃんと順を追ってやらないことを言ってるんですよ
牟田口:だから今こうして一からやりましょうって話しよるんよ
とりあえず1個ずつやっていくしかないんよ。そんな感じでいいかね?
高長:(ほんまにアホやな)はい

この時点でどんな正論をかざしたとしても牟田口が猪狩をやる方向にひっくり返すことはないだろう。
では何をしたかったか?おまえは猪狩の業務のこと知らんやろっということを話したかっただけだ。

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