前回、これまで主人が仕事が続かなかった理由を紹介した。
(記事:仕事が続かない理由・主人の場合


そしてそれは、根本的に、
自己肯定感の低さからくるものであったということに
長い時間かかって気付いた、というところまで書いた。

今日はその話なのだが、
別に細かいことがあるわけではなく、もうそのままである。


つまり。
仕事を選ぶ時点で、

「自分は所詮こんな人間だから」

っていう意識が、無意識に働いていたのだと思う。


自分はマルチタスクはできないから
自分は注意力が散漫だから
自分には学歴がないから
自分には普通の人ができることがちゃんとできないから

こんな自分を雇ってくれるところならどこでもいいですから

そうして入ったところが、これまでの職場だったわけで。
そして、入った結果が、前回の記事の内容なわけで。


スタートから間違っていたのだ。

主人は確かに、
電気の消し忘れが多かったり
服を前後もしくは裏表で着ていることに気付かなかったり
メモを取ってもそのメモを無くしたり
普通の人ができることをちゃんとできないかもしれないけど

超絶的な集中力を発揮したり
言語化・表化する能力に長けていたり
泉のように様々なアイデアが湧いてきたりと
普通の人ができないようなことをやれる人でもあるのだ。


どこに行っても長続きしないのではない。
自分の能力が認められ、発揮できる環境に置かれれば
長続きするのである。

実際、仕事ではないのだが、ある場所に10年以上通い続けている。
結婚生活も、8年経った。


実は主人は今ちょうど、新たな仕事を探している。

自分の得意なこと、やりたいことにフォーカスして、
それを一番発揮させることができる分野はどういう所だろうかと考えて
業種や職種を絞ってきた。

興味のある職種の職場体験をさせてもらいに行ったり
パートタイムで出てる求人枠に、フルタイムでは働けませんかと交渉してみたり
求人情報さえきちんと出ていない所に、応募可能でしょうかと問い合わせたりしている。
これまでの求職活動とはやっぱり違うなと思う。
雇ってくれればどこでも、とはもう思っていない。

資格も、経験も、学歴も、十分とは言えないけれど、それをカバーするだけの能力をアピールすることができるのは
やっぱり、人にはないものを持っているからだろうなと、見守っていて思うのだ。


これで就職した職場でやっぱり続かなかったらと思うと、怖い。
ある意味、主人自らの体を使った実験である。

この結果は、1年くらい経ったら、わかってくるかも。
それまでは、まだ私も心配しながら、共に悩みながら、です。



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