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否定の否定は肯定?その疑問形は、一体何?/学習記:你不是不能回家了吗?

 新年あけました。とくにめでたくも無く、キツくも無く。何事もないのが一番。
本年もよろしくお願い致します。
 一発目、学習記書きます。今日、この辺りどうでしょうか?
你不是不能回家了吗?
nǐ bù shì bù néng huí jiā le ma ?
家に帰れないんじゃないですか?
違和感なく読み取れるでしょうか?日本語なら違和感なく入ってきますが、中国語になると、否定の否定だから肯定?その疑問文。。。?とか考えてしまいます。答えを言います。これ慣れだけです。何回もリピートしてれば慣れます。こう答えてしまうとネイティブの老师の「中国語にナゼ?は、無い!みんながそう言ってるから、そう言うんだ!」というひと昔前の「習うより慣れろ。」方式で終わりになってしまう。それでは、私がブログを書いてる意味が無い。
 という事で、分析の前に私の感想を言います。このフレーズの軸というか、主眼というか、その辺りは、 你不是吗? だと思うんです。違うとか合ってるとかいろんな意見が出てくるとは思いますが、私はそう思ったんです。 你不是吗?  あんまり好きじゃないけど日本語だけで訳してみます。「違いますか?」読んで字の如し、直訳です。「そうでしょう?」の気持ちが入ってる。
 それにこの文 不是 無しで疑問形にもしないと、 你不能回家了。 これだけで充分言いたい事は言えてる。無しで通じるのにナゼわざわざつける必要があるのでしょう?自分の意思を伝えるために必要だからです。言いたい事、主眼だからです。単に「あなたは家に帰れない。」じゃなく、「あなたは家に帰れない。違いますか 」 と、なんと表現するのがピッタリくるのか解りませんが、自分の考えを 、相手に印象強くしゃべる方法のひとつなのだと思う。この例文だと元が否定文なので ウム? となってしまうが、元が肯定だとわりとスンナリ入ってくる。2~3例をあげると、
1.不是很危险吗?  危険だ!違いますか?
2.不是很厉害吗? スゴイ!違いますか?
3.难道不是我吗? 私です。まさか違いますか?
 もうひとつ違和感を感じる点は、述語が二つある点です。つまり連述文です。上記3.のように述語がひとつの文とは種類が違うのです。述語が重なった以上どちらかが主眼ということ。私は 你不是吗? が主眼としてとらえた。逆の取り方もあるかも知れない。
 分析します。

不是不能回家了吗?
主語述部
連述語主眼連述部飾り助詞

你不是吗? が主眼で  不能回家了  が飾りです。補足系の飾りとでも言おうか、とにかく飾りです。主眼じゃないという事です。中国語の「 是」は英語のISと違ってほんと難しい。

新年初回ということで、軽くにしておきます。
以上




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