こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの にのまえ遼です。

 

以前に商業出版のエージェントをさせて頂いた方と話をしていたのですが…。

書道をしている人にとって、やっぱり、NHK大河ドラマの表題を書くのって夢らしいですね。

 

そして、ある書家の方は、この表題を書くのに、NHKに企画書を1,000回も送ったそうです。

 

凄い執念と言いますか、情熱と言うか、執着と言うか…。

企画書の印刷と送料だけでも、結構な金額になると思うんですよね。

999回目をお送りして、まったく反応が無かった時でも、メゲなかったメンタル、素晴らしいと思います。

 

 

現在、国内の50社以上の出版社とお付き合いのある弊社ですが…。

お付き合いがあるから、持ち込んだ企画書を、必ず企画会議のテーブルに乗せてもらえるのかというと、そうではありません。

 

「うちの路線と合わないから…」

「うちが今出したいテーマなじゃないから…」

「半年くらい前に、似たテーマの本を出したばかりだから…」

 

等など、条件が合わなくて断られることが多々あります。

 

 

でも…。

一度、ダメだったからと言って、その出版社から、出版できないのかって言うとそうではないんですね。

 

同じテーマでも、違う切り口の企画書にしたら通ったり…。

しばらくしてから、「先日の企画書って、まだ出版社決まってないですか?」と問い合わせがあって通ったりすることって、ままあるんですね。

 

 

これ、シンプルに言うと、女性を食事に誘うのと同じだと思うんですよね。

 

一度、断られたからと言って、「嫌われている」と思うのは、早とちり。

 

偶然、ダイエット中だったのかもしれないし…。

その日に予定が入っていただけかもしれないし…。

お寿司屋さんに誘ったんだけど、魚嫌いだったのかもしれないし…。

嫌なことがあって、食事に行く気分じゃなかったのかもしれない。

 

だから、また、誘えばいいですよね。

そのうち、その人を取り巻く環境や状態も変わってきて、興味を持ってもらえるかもしれないですしね。

 

 

出版の企画書、何度か出版社に送っただけで、「ダメだった」と判断する人が多いのですが、もったいなさすぎます。

本気で出版したいのなら、やっぱり、100回くらい、チャレンジしないと。

 

だって、正直、出版すると、確実に人生もビジネスも拡大されますからね。

その費用対効果を天秤にかければ、100回くらい企画書を送ることくらいは、安い投資なのです。