先日、私のブログをみた古い友人から連絡がありました。
その友人とは、公私ともに付き合いがあり、特に仕事では苦楽を共にしてきた、デザイナーを生業としている方なのですが、なにより趣味嗜好で共通することが多いことから、お互いに当時の会社からは転職し、別々の会社で働き始めてもなお、現在に至るまで家族ぐるみでのお付き合いをさせて頂いています。
そんな友人から、私にうってつけのスニーカーがあり、譲って頂けるとのことから、送られてきたのがアディダス イタリアです。
背格好や足のサイズも同じくらいでしたので、送られてきたイタリアは、違和感なく足にフィットしましたが、2003年復刻である当スニーカーは、ソールの減りこそ少ないものの、それなりのメンテナンスを要することから、約一カ月をかけて手入れと補修を施しました。
今回は、その蘇ったアディダス イタリアを紹介します。
adidas Italia
イタリアは、1960年のローマオリンピックに向けてアディダスから発売され、同時に世に出たアディダス ローマとは、兄弟モデルとなっています。
アディダス都市シリーズばかり注目されていますが、実は国名シリーズも、数こそ少ないものの存在しており、特にイタリアには、珍しく側面の印字に筆記体が使われていることからも、当モデルへのアディダスの並々ならぬこだわりが、ひしひしと伝わってきます。
ローマは牛革製品であることに対して、イタリアはカンガルー革が採用されており、履き心地はローマより柔らかく、また、2003年に復刻された当モデルは、履き口が一枚革であることから、さらに軽やかな印象を受けます。
一枚革のスニーカーに、デザイナーらしいこだわりを持つ友人から、さらに送られてきた写真が以下のものです。
同じ一枚革の履き口で、最近一番のお気に入りだという、アディダス フォーラム 84 ロー ミニマリスト アイコン と、非常に長いネーミングのスニーカーですがw、バスケットシューズであるフォーラムを、余計なものを排除して、シンプル且つスタイリッシュにリファインされたモデルなんだそうです。
一枚革のスニーカーは、例えばコンバースのジャックパーセルみたいなキャンパス地のスニーカーのように、軽やかさとシンプルな爽やかさを演出し、ミニマムなコーディネートに最適なアイテムです。
当復刻モデルに採用された踵のヒールタブや、暗い色調のモスグリーン色アクセントからは、ビンテージ 感が強調されており、どのアディダス・スニーカーよりも、ひときわ異彩を放っています。
スタイリッシュで都会的な雰囲気と、南欧の空気感を併せ持つアディダス イタリア‥、撮影には天候とロケーションにもこだわったつもりですが、うまく表現できているのかはわかりません。😅
一カ月に及ぶメンテナンスを通して、すっかり愛着が増してしまったアディダス イタリア‥
秋のカラッとした晴れの日に、颯爽と街歩きに履きたいと、想いを馳せているせっちもです。😌