
生きづらさを手放す心理カウンセラーの松野です。
.日常の中で仕事や家庭がうまくいかないと、
人は心がモヤモヤしてしまいがちです。
その時は心がモヤモヤとした不安や焦りに
支配されている状態なのでスッと抜け出すことが大切です。
こういう現実問題から心がモヤモヤすることがあります。
仕事でミスをしてしまい、上司や同僚の目が気になる。
家庭でパートナーや子どもとの関係がぎくしゃくしてしまう。
未来のことを考えすぎて、「このままでいいのか?」と不安になる。
うまくいかないことが重なると「私がダメなのか?」と自己否定に陥る。
このような感情にとらわれると、心の中がモヤモヤして、頭の中で同じことを何度も考えてしまいます。その結果、さらにストレスがたまり、イライラや不安も増えてしまうものです。
しかし、そんな時こそ「呼吸」を大事にしてほしいです。
呼吸に意識を向ける練習を繰り返すとだいぶ楽になれますからね。
2. 「今ココ」に意識を向けることが大切な理由
僕たちはどうしても普段の心癖から過去や未来のことを考えながら
今を生きています。
過去に起こったことを後悔したり、
未来の不安ばかりを考えてしまったり。
しかし、本当に生きているのは 「今ココ」 しかありません。
過去は変えられないし、未来はまだ来ていません。
それでも僕たちは 「今」ではなく「過去や未来」に意識を向けることで、
苦しみを生み出してしまう のです。
だからこそ、「今ココ」に意識を向けることが、
心を落ち着かせる鍵 になります。
今ココとは呼吸に意識を傾けてあげることです。
3. 「呼吸」に意識を向けると、心が整う理由
呼吸は、いつでもどこでもできる「心を整えるためのツール」です。
ストレスを感じると、私たちの呼吸は 浅く、速く なります。
逆に、心が落ち着いているときの呼吸は ゆっくり、深い ものになります。
つまり、呼吸に意識を向け、ゆっくりとした深い呼吸をすることで、
自律神経が整い、リラックスしやすくなる。
心が「今ココ」に戻り、不安やイライラが軽減する。
思考のループを断ち切り、冷静な判断ができるようになる。
特に、仕事や家庭でうまくいかないときは、繰り返しますが焦りや不安に支配されやすい状態 です。なので「呼吸」に意識を向けることで、モヤモヤした気持ちをクリアにすることができます。
4. 簡単にできる「呼吸」に意識を向ける方法
それでは、実際に「今ココ」に意識を向けるための簡単な呼吸法を試してみましょう。
① 4-7-8 呼吸法
(1)息を4秒かけて鼻から吸う。 (2)7秒間息を止める。 (3)8秒かけて口からゆっくり吐く。 (4)これを4回ほど繰り返す。
この呼吸法は、緊張をほぐし、リラックスした状態へと導いてくれます。
② マインドフルネス呼吸法
(1)背筋を伸ばし、楽な姿勢で座る。 (2)目を閉じ、鼻からゆっくり息を吸う。 (3)「吸っている」と心の中で唱える。 (4)口からゆっくり息を吐く。 (5)「吐いている」と心の中で唱える。 (6)この流れを1〜2分ほど繰り返す。
ポイントは、「呼吸している自分」に意識を向けること です。
もし途中で「仕事のこと」や「家庭の問題」が頭に浮かんできても、「今は呼吸に集中する時間」とそっと意識を戻してあげましょう。自分を責めなくて大丈夫です。
5. 「今ココ」に意識を向けることで、人生が変わる
「今ココ」に意識を向けることが習慣になっていくと・・・
未来の不安に振り回されることが減る。
過去の後悔に囚われることが少なくなる。
仕事や家庭でのストレスに対して、冷静に対処できるようになる。
何気ない日常の幸せを感じられるようになる。
例えば、
朝のコーヒーを飲むとき、香りや温かさをじっくり感じる。
歩いている時は風の音や陽の光、風のゆらぎに幸せを感じる。
特に就寝は身体を休ませるためにスマホを見らずに呼吸を楽しむ。
これらの 「今ココ」に意識を向ける習慣 を続けることで、心が穏やかになり、人生そのものが豊かになっていきます。
6. まとめ:「呼吸」に意識を向けて、心を整えよう
仕事や家庭がうまくいかないと、心はモヤモヤしやすい。
そのモヤモヤは、過去や未来に意識が向いているから起こる。
「今ココ」に意識を向けることで、心が落ち着く。
そのために最も簡単な方法が「呼吸」に意識を向けること。
4-7-8呼吸法やマインドフルネス呼吸法を試してみよう。
「今ココ」を感じる習慣が、人生そのものを変えてくれる。
あなたが「今ココ」を感じることで、自分の心が少しでも
穏やかになることを願っています。これが癒しの1つにもなります。