町長「金を取り戻す足がかりができた」 4630万円“給付金未返還”問題で男を逮捕 山口・阿武町
山口県阿武町が誤って振り込んだ4630万円の一部から不法に利益を得たとして、警察は18日、24歳の無職の男を逮捕しました。
阿武町長は「金を取り戻す足がかりができた」と話しました。
容疑者の身柄が置かれている山口南警察署です。
男は任意同行を求められると、素直に応じたということです。
逮捕されたのは、山口県阿武町の無職・田口翔容疑者(24)です。
警察の調べでは田口容疑者は4月、阿武町から入金された4630万円が誤った振り込みと知りながら、決済代行業者の口座に400万円を振り込み、不法に利益を得た疑いが持たれています。
警察の調べに容疑を認めているということです。 田口容疑者は「海外のネットカジノで使った」と弁護士に説明しているということで、警察で余罪を調べることにしています。
花田憲彦 阿武町長 「お金を取り戻す1つの足がかりができたのではないか」 花田町長は「真実を引き出し大切なお金を取り戻したい」としました。
容疑者の身柄は20日検察に送られ、本格的な取り調べが始まります。