渓流釣りで最も釣果が伸びやすい時期は解禁直後の数日です。
おおよそ3月上旬からアマゴ・イワナ釣りが解禁となり、11月頃まで楽しむことが出来る渓流釣りですが、実際には、ほとんどの川で解禁日初日に50%以上が釣られてしまったいるようです。
人気の川では75%が初日、一週間以内に90%が釣りあげられてしまうとのデータも確認されました・・・
ということは、年券を買った釣り師は確実に解禁日を攻略しないと非常に勿体ない。
そうは言っても意外と難しい解禁日の釣り方を、渓流釣り歴15年の私が、釣果を伸ばすための工夫を伝授します。
【渓流釣り(アマゴ・イワナ)】解禁日の釣果を伸ばすためには・・・
渓流釣りのターゲットとして、代表的な魚が「アマゴ」「ニジマス」「イワナ」「アユ」でしょう。
特に、3月の渓流釣りで放流が行われるのは「アマゴ」と「イワナ」で、生息域も似ており、釣り方も同様ですので、渓流釣りの代表格と言える魚です。
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この記事では、アマゴの渓流釣りに必要な道具と釣り方を紹介します。 全国的にも3月からは、アマゴの渓流釣りが解禁となり、初心者からベテランまでが渓流釣りを楽しみます。 特に、解禁直後は、アマゴも比較的簡単に釣ることが出来ますので遊漁券[…]
この記事では、アマゴとイワナに焦点を当てて、解禁日に釣果を伸ばすための釣り方を紹介したいと思います。
解禁日に有効な釣り方(アマゴ・イワナ)
結論から言うと、一か所に多く離す川では「イクラ」のエサ釣り、満遍なく幅広く離す川では「ルアーフィッシング」となります。
漁協によって放流の仕方が異なります。
橋の上から大量に放流してしまうところもあれば、ポイントごとにバケツ一杯ずつ離すという丁寧な仕事をするところもあります。
また、解禁日より前の日に放流されていて時間が経っているのであれば野生化は進み、難易度が上がりますし、放流直後は、逆に環境の変化から弱ってしまいエサ喰いが悪くなってしまう場合もあります。
放流直後はエサ釣りならイクラ
私の経験上、4月いっぱいは、エサ釣りをするならイクラが一番喰いが良いと思います。
もちろん、川虫や昆虫の生息条件によっても釣果が左右されることはあるかと思いますが、フライフィッシングに代表される飛んでいる虫を着水と同時に捕食するような野生の感は取り戻していないことが多いです。
しかし、釣り人が多いエリアでは、イクラも直ぐにスレてしまいます。
そこで、次に活躍するのが「ブドウ虫」「ミミズ」などです。大体5月以降でしょうか。
その後、川で採取出来る「川虫」にも反応が良くなっていく、というパターンが多いかと思います。
ルアーフィッシングは常に有効
アマゴ・イワナ・ニジマスなどは、小型のミノーやスプーンに非常に反応良く喰らい付いてきます。
解禁直後から、調子が良ければポイントごとに数匹釣れることもあり、ハマってしまえばエサ釣りよりも数釣りが容易です。
*解禁初日の釣り
しかし、デメリットももちろんあります。
それは、スレるのが早く、場所に限りがある場合に徐々に釣り難くなるということです。
移動しながらの釣りだとしても、エサ釣りよりは確実に場を荒らしますので、HITしたら確実に仕留める必要があります。
そうした時にはカラーの変更が有効で、金系か銀系の二種類だけでも反応はかなり変わります。(ココかなり重要)
解禁直後は絶好のチャンス
渓流釣りは、年中を通して楽しむことが出来ますが、せっかく年券を買って渓流釣りをするのならば、もっとも釣り易い解禁直後は頑張ってみましょう。
こんな感じの緩やかな流れの背に溜まることが多いので、ポイントごとに重点的に狙ってみましょう。
この記事では、解禁直後に焦点を当てて釣り方を紹介しましたが、野生化が進んだ渓流の獲物たちは、フライフィッシングやテンカラ釣りといった釣法でも楽しませてくれます。
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