行雲流水の如くに

台湾有事は起きるのか?ーー習近平はギャンブラーではない

2022年に米国のペロシ下院議長が台湾を訪問した時に、中国は強く反発して軍事的な緊張が一挙に高まった。

その後も緊張状態は続いているが、一時ほどではない。

中国の本音は、出来ることならば軍事力を使わずに、情報戦を仕掛けサイバー攻撃や台湾国内の騒擾を起こして台湾を併合したいと考えている。

やむなく軍事力を使う場合は、台湾が独立宣言をしたときだろう。

 

軍事力を使う場合も米国や日本が参戦しない(或いはできない)手段で慎重に行うだろう。

具体的には、日本にある米国の軍事拠点を叩いたり日本の領土に侵攻する(例えば尖閣諸島など)事は、即参戦につながる。

よって台湾南部や台北の近くの台北港や桃園国際空港を狙う。

(アメリカ軍によるシミュレーションによる)

この場合の大きなポイントは米軍が参戦するかどうかだ。

日本にある基地を叩かれれば米軍も日本の自衛隊も正当防衛が成立するから参戦する。

しかし巧妙に台湾本土に侵攻するケースは極めて微妙なのだ。

 

中国は「熟柿戦略」で台湾を落とす。

中国軍が強いか弱いかは正直なところ分からない。

なぜかと言えば、国民党軍を台湾に追い落として以降、対外的に本格的な戦争をしていない。

習近平には一抹の不安があるだろう。

それとなんといっても「孫子」を信奉している。

ロシアやアメリカほど好戦的ではないのだ。

「戦わずして人の兵を屈するは善の善なるもの也」


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コメント一覧

megii123
i1189さん、こんばんは。
中国人の時間軸は、日本人よりもかなり長い。
辛抱強いと言えるでしょう。
そして国土が広いから負けそうになると「逃げる」ことが可能です。

中国人が日本の土地を買いに来ていますが、日本のように純粋に民間人が買いに来ていると思えないところがややこしいですね。
規制をかける必要はあるでしょう。
i1189
行雲さん、さすがなかなか含蓄ある中身です、習近平は孫子を信奉していることが根拠の中身とは。ロシアやアメリカほど好戦的ではないというのも説得力があります。何千年も歴史があるので短気ではなく気長にしかし執念深く目的を追い続けるかもしれませんね。問題は日本がどう対応するかですが、私は以前から中国進出企業は早く他のアジア諸国に移転せよというてますが、最近の中国人の日本の土地買収は禁止にしないと自衛隊基地周辺だとかいざ有事に重要な場所を買い占めて通行禁止とかの妨害工作すると予測しています。
megii123
shimaさん、こんにちは。
御指摘の件、全くその通りだと思います。
「敵基地攻撃能力」などと言う言葉を安易に使うことなど、何を考えているのかと思います。
さらには麻生副総理は台湾まで出かけて、「覚悟を持て」などとけしかけます。

日本はアメリカの従属国ではありません。
しかし安倍政権以降、言いなりになっていることに危惧を抱きます。
日本は、東南アジア(ASEAN)のしたたかさを見習うべきですね。
中国ともパイプを絶やしてはいけないと思います。

自民党はもはやヤマタノオロチのように裏金という酒を飲み干してのたうち回っています。
野に下って頭を冷やすべきですね。
fumiel-shima
行雲さん、こんにちは。

「戦争は日本にとっても近いものだ」などというイメージを持たせ武器輸出や過剰な軍事費拡大に力を注入しようとする自民党政権には呆れるだけではなく、戦争へ突っ走る危険性を感じます。

日本は日本にしかできない、中国とは別の頭を使った戦争回避の作がある筈だと思います。
今こそ、外交力を高め、実践して日本国らしさを世界に示すべきではないでしょうか。
そのためにはやはり国民が選挙で自民党政権を壊滅させることだとますます強く思っています。
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