三波川流域に構えられた山城の一つで旧・鬼石町の塩沢集落背後の
標高350mほどの山に塩沢城は所在します
登り口からの比高差は150mほどになります
遠景で見た山容から想像はつきましたがハードな急斜面でした
直登すること25分、息を切らしながら登りました(;'∀')
↓登った斜面
山頂には単郭ながら良好で雰囲気の良い遺構が残されています
低いながらも土塁が確認できます
北側には腰郭が設けられ虎口は集落に直結する東側に
設けられていたように見えます
城の背後ともいえる尾根続きには堀切が見られます
状態がよく見ごたえありました
派手な構造ではなくシンプルな縄張りですが私としてはとても気に入りました
私は北側斜面からアタックしましたが日陰で薄暗く
とても寒かったです(笑)
塩沢城について詳しいことはわかりません
東麓に存在する集落と深い関わりのある城と考えられています
塩沢集落の地侍の城、村の城的なものだったと考えられています
遺構から見ても妥当だと思います
鬼石町史では諸松城の出城で北条氏康が築いたと伝わると記しています
↓塩沢城の航空写真(電子国土を使用して作図 北は画像下になります)
参考
鬼石町史(全)
中世城郭研究/ 村の城について 井上哲郎
~上野国三波川地域の城館址調査から~