ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ベイシティ刑事』#07

2023-02-03 00:10:08 | 刑事ドラマ'80年代

1987年11月18日に放映された第7話『二人が走れば 死体があがる!』(脚本=柏原寛司/監督=黒沢直輔) は『太陽にほえろ!』のブルース刑事こと、又野誠治さんのゲスト出演作。その先輩だったボギー刑事=世良公則さんと3年ぶりの共演となりました。



神奈川県警捜査課「別動班」の小池(藤 竜也)と星野(世良公則)が、強盗犯の追跡中に女性の首吊り死体を発見。自殺かと思いきや、絞殺の上で見せしめに吊るされた猟奇殺人だった!

その容疑者として浮かんだのが、小池とは過去に因縁のある川口という男。女を食い物にして金を巻き上げ、裕福な暮らしをしてるダニ野郎を、又野誠治さんが活き活きと演じておられます。



どうやら川口はチョメチョメ相手の女をジャブ漬けにし、運び屋の仕事を強制しようとするも拒否され、逆ギレして殺したらしい。

で、同じように川口の毒牙にかかったバーのホステス=あずさ(高沢順子)も危ない!と睨んだ小池&星野が彼女のガードにあたり、ダニ野郎と対決することになります。



ちょっと『ターミネーター』も意識してそうなブルース又野さんの徹底した悪役ぶりと、ボギー先輩らを敵に回したアクションがとにかく見所で、それ以外に特記すべきことが見当たりませんw

その迫力が画像から伝わってくれたら幸いです。



しかし今回はボギーじゃなく藤竜也さんが主役で、クライマックスは藤VS又野の肉弾戦。お二人とも殺陣が上手いから迫力満点なんだけど、こればっかりは静止画で伝えようがありません。



もちろん星野や山崎班長(いかりや長介)、あゆみ(石川秀美)の援護もあって、さすがのブルースもあえなく撃沈。

「テメエだけはよ、絶対ぶっ殺すからな!」

「オレも同じ台詞を言いたいよ。けど、あいにくお前は一生ムショの中だ」

カッコいい! こういう台詞がサマになる人、今の芸能界にいますかね? いたとしてもただ突っ立って謎解きするだけじゃ、言う機会もありゃしません。



もう1人のゲスト=高沢順子さんは、4回も呼ばれた『太陽にほえろ!』を筆頭に『夜明けの刑事』『大空港』『大捜査線』『特捜最前線』『刑事物語’85』『誇りの報酬』『あぶない刑事』、そしてやはり4回ご出演の『はぐれ刑事純情派』と、あらゆる刑事ドラマに引っ張りだこの女優さんで、このブログにも何回登場されたか判りません。

天真爛漫なキャラも陰のあるキャラも、その両方を兼ね備えたキャラも見事にハマる演技力で、’95年ぐらいまで幅広く活躍されました。


 


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