令和6年1月29日。

 

 クウが天に召された。 16歳と2か月

 

 正月に4日から10日までセカンドハウスへ連れて行っていた時は、元気満点だったんだが・・・

 

 28日、いつもの日課の朝散歩に連れて行くと、いつもより足取りが遅い・・・ ん?

 

 珍しく、歩かないので、直ぐ帰った。 小屋に入るとずっと寝続ける。

 

 何かおかしい? 日中呼びかけても出てこない・・・小屋の中で顔だけ向ける・・・

 

 とうとう、天寿を全うする時が来たか!?

 

 直ぐに、娘たちに連絡を入れる。 クウがヤバそうだ!

 

 そういや、三日ほど前から食欲が落ち、吐いていたなぁ・・・

 

 夕刻、娘たちが駆けつける。 その頃クウは完全に寝たきり状態。 娘たちの呼びかけには反応し、顔を向ける。 

 

 その夜、クウを部屋に入れ一緒に寝る。 安心したのか、静かに寝続ける・・・クウ自身も死期が近いのを悟っている様だ。

 

 朝4時過ぎ頃か、クウがか細い声でワンワン! くぅんくぅんと鳴いた。

 

 クウはまだ生きてるかぁ・・・少し安心した

 

 6時に起き、クウの身体をさすりながら呼ぶと、ぴくっと反応したが、もう顔をあげなかった。

 

 いよいよか・・・  とりあえず朝食をとり、再びクウのもとへ、次はもうピクリとも反応しなかった。

 

 午前6時20分クウ永眠

 

 クウは兄弟の中では一番長生きした。 甲斐犬の寿命を人間に直すと93~95歳程らしい。

 

 長生きした分、思い出もいっぱいある。 山登りにも行った。 川にも行った。 海にも行った。

 

 海では、子供を見つけるとまっしぐらに走り出し噛もうとしたり驚きゲッソリ 

 

 川では滝つぼに一緒にダイブ!キャイーン~ 

 

 急流のボートではブルブル震えてたなぁ

 

 山で綱を外してやると、どっかに走りだし、ちょっと間帰ってこず・・・ 何とか、捕まえてシバク!

 

 いやぁ~色々あったなぁ、近所の子供の足を噛み、母親に怒鳴りこまれ平謝りしたり・・・

 

 工房に来るお客さんの足を後ろから噛みついたり・・・

 

 それもこれも良い思いでになったよ、クウ  あの世でも元気でな!

我が家に来た頃のクウ

可愛く見えるが凶暴

青年期のクウ、これでもメス

今年の正月のクウ