こんにちはフミヤです。
今回のテーマは『裏側表示で除外されたカードを対象に、墓地に戻す効果を発動できるのか？』です。
『裏側表示で除外されたカードを対象に、墓地に戻す効果を発動できるのか』知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。
この記事でわかること
- 裏側除外されたカードを対象にできる効果と、できない効果の違いがわかる。
- 表側除外と裏側除外の違いがわかる。
- 裏側除外されたカードを墓地に戻す方法がわかる。
裏側除外とは
裏側除外とは『カードを裏側表示の状態で除外すること』です。裏側表示で除外されたカードは、除外ゾーンに裏側表示で置かれます。
裏側除外する効果の代表例は『拮抗勝負』です。
拮抗勝負 通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①：相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
まずは裏側除外の特徴を挙げます。
- 手札、フィールドにセットされているカード同様、非公開情報になる。（自分のカードに限り、いつでも確認できる）
- カードの種類、名称、種族、属性、レベル、攻撃力、守備力などを参照する効果の対象にならない。
- 除外されたカードの効果は発動しない。
- 除外されているカードの1枚として扱う。
裏側除外されたカードは非公開情報になる
裏側除外されたカードは、手札からセットしたモンスターカード、魔法・罠カードと同様『相手からは不明なカード』として扱います。そのため、相手から確認されることはありません。
裏側除外された自分のカードは、自分の好きなタイミングで確認することができます。
裏側除外されたカードは、カードの種類やステータスを参照する効果の対象にならない
裏側除外されたカードは、カードの種類やステータスを参照する効果の対象になりません。
例えば、裏側除外されているカードが3枚すべてモンスターカードだと自分ではわかっている状態であっても『大欲な壺』で、裏側除外されているカードをデッキに戻すことはできません。
大欲な壺 速攻魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。①：除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計３体を対象として発動できる。そのモンスター３体を持ち主のデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから１枚ドローする。
同様に、裏側除外されているモンスターカードを『異次元からの埋葬』で墓地に戻すことはできません。
異次元からの埋葬 速攻魔法
①：除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計３体まで対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。
裏側除外されているカードが魔法カードだと自分ではわかっている状態であっても『パラレル・セレクト』で、裏側除外されている魔法カードを手札に加えることはできません。
パラレル・セレクト 通常罠
自分フィールド上に存在するシンクロモンスターが相手によって破壊され墓地へ送られた時、ゲームから除外されている自分の魔法カード１枚を選択して発動する。選択した魔法カードを手札に加える。
裏側除外されたカードの効果は発動できない
裏側除外されたカードは『このカードが除外された場合』という効果を発動することはできません。
『ネメシス・キーストーン』の除外されたターンのエンドフェイズに自身を手札に戻す効果は、発動することはできません。
ネメシス・キーストーン 地属性 岩石族 効果
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：「ネメシス・キーストーン」以外の除外されている自分のモンスター１体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。②：このカードが除外されたターンのエンドフェイズに発動できる。このカードを手札に加える。
除外されているカードの1枚として扱う
裏側除外されているカードは、除外されているカードの1枚として扱います。
そのため『強欲で貪欲な壺』で大量に裏側除外を行った場合でも『紅蓮魔獣 ダ・イーザ』のステータスアップに貢献できます。
強欲で貪欲な壺 通常魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。①：自分のデッキの上からカード１０枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから２枚ドローする。
『紅蓮魔獣 ダ・イーザ』は除外されているカードであれば、裏側表示のカードもカウントします。
紅蓮魔獣 ダ・イーザ 炎属性 悪魔族
①：このカードの攻撃力・守備力は、除外されている自分のカードの数×４００になる。
除外されているカードの種類を問わない効果であれば、裏側除外されているカードも対象に取ることができます。代表例は『PSYフレームロード・Ω』です。
PSYフレームロード・Ω 光属性 サイキック族 シンクロ 効果
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
①：１ターンに１度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに１枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する。②：相手スタンバイフェイズに、除外されている自分または相手のカード１枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。③：このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分または相手の墓地のカード１枚を対象として発動できる。そのカードと墓地のこのカードをデッキに戻す。
『バージェストマ・レアンコイリア』も除外されているカードの種類や表示形式を問わず、対象に取ることができます。
バージェストマ・レアンコイリア 通常罠
①：除外されている自分または相手のカード１枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。②：罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター（水族・水・星２・攻１２００／守０）となり、モンスターゾーンに特殊召喚する（罠カードとしては扱わない）。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。
表側除外とは
表側除外とは『カードを表側表示の状態で除外すること』です。除外されたカードは、除外ゾーンに表側表示で置かれます。単に『除外する』とだけ書かれている場合は、表側表示で除外することを指します。
表側除外の特徴を挙げます。
- フィールドで表側表示のモンスターや魔法・罠と同様、公開情報になる。
- カードの種類、名称、種族、属性、レベル、攻撃力、守備力などを参照する効果の対象になる。
- 除外されたカードの効果は発動できる。
- 除外されているカードの1枚として扱う。
除外されたカードは公開情報になる
表側除外されたカードは公開情報になるため、相手のカードであっても好きなタイミングで確認できます。
カードの種類やステータスを参照する効果の対象になる
表側除外されたカードは、カードの名称やステータスを参照する効果の対象になります。
除外されたカードの名称を参照する効果の代表例は『アルマの魔導書』です。
アルマの魔導書 通常魔法
「アルマの魔導書」以外のゲームから除外されている自分の「魔導書」と名のついた魔法カード１枚を選択して手札に加える。「アルマの魔導書」は１ターンに１枚しか発動できない。
除外されたカードのステータスを参照する効果の代表例は『戦神－不知火』です。
戦神－不知火 炎属性 アンデット族 シンクロ 効果
アンデット族チューナー＋チューナー以外のアンデット族モンスター１体以上
自分は「戦神－不知火」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。①：このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地からアンデット族モンスター１体を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。②：フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、除外されている自分の守備力０のアンデット族モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。
除外されたカードの効果を発動できる
表側除外されたカードは『このカードが除外された場合』という効果を発動することができます。
『嵐征竜－テンペスト』の除外された場合にデッキからドラゴン族・風属性モンスターを手札に加える効果も、発動することができます。
嵐征竜－テンペスト 風属性 ドラゴン族 効果
このカード名の①～④の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。①：手札からこのカードと風属性モンスター１体を墓地へ捨てて発動できる。デッキからドラゴン族モンスター１体を手札に加える。②：ドラゴン族か風属性のモンスターを自分の手札・墓地から２体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。③：このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。このカードを手札に戻す。④：このカードが除外された場合に発動できる。デッキからドラゴン族・風属性モンスター１体を手札に加える。
除外されているカードの1枚として扱う
表側表示で除外されているカードの1枚として扱います。
そのため除外されている特定のカードの枚数を参照する効果に、影響を与えます。
『ディノインフィニティ』の場合、表側表示で除外されている自分の恐竜族モンスターの数を参照します。（裏側表示で除外されている自分の恐竜族モンスターの数は参照しない）
ディノインフィニティ 地属性 恐竜族
①：このカードの元々の攻撃力は、除外されている自分の恐竜族モンスターの数×１０００になる。
『月光舞剣虎姫』の場合、表側表示で除外されているお互いの獣戦士族モンスターの数を参照します。（裏側表示で除外されているお互いの獣戦士族モンスターの数は参照しない）
月光舞剣虎姫 闇属性 獣戦士族 融合 効果
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカード名の③の効果は１ターンに１度しか使用できない。①：このカードの攻撃力は、お互いの墓地の獣戦士族モンスター及び除外されている獣戦士族モンスターの数×２００アップする。②：このカードは相手の効果の対象にならない。③：墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの融合モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで３０００アップする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
まとめ
今回ご紹介した、裏側除外の特徴については以下の通りです。
- 裏側除外されたカードは、非公開情報になる。
- 裏側除外されたカードは種類、ステータスなどを参照する効果の対象にならない。
- 除外されたカードの種類やステータスを問わない効果であれば、墓地に戻す、手札に戻すことができる。
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