一流のプロは相手のことを

 

「決めつけ」たりしません。

 

 

 

 

例えば

 

プロの格闘家は

 

対戦相手がランク下であろうと

 

見下して戦うことはありません。

 

 

 

もし油断すれば

 

自分が負ける可能性があることを

 

熟知しているからです。

 

 

 

 

 

お医者さんは

 

どうでしょうか?

 

 

 

診断名をつけたとしても

 

病気だからといって

 

あなたはもうダメだから

 

諦めてくださいと

 

命の行方を決めつけるようなことを

 

言ったりしません。

 

 

 

それよりも

 

どのようなケアできるのか

 

必死に考えるでしょう。

 

 

 

 

 

このようにプロは

 

相手をジャッジするのではなく

 

与えられた状況において

 

どのように最善を尽くせるのかを

 

ひたすら考え行動します。

 

 

 

逆に言えば

 

本物のプロなのかどうかを

 

見分けるためには

 

「相手を決めつける人なのかどうか」

 

を見ればいいのです。

 

 

 

 

では、

 

何らかの資格や免許を

 

持っている人で

 

その人がプロかどうかを

 

見分けてみましょう。

 

 

 

 

 

身近な例を挙げるなら

 

学校の先生がそうですね。

 

 

 

「そんな学力で高校にはいけない」

 

「いじめられる方が悪い」

 

 

 

こういう発言も

 

決めつけの何物でもありません。

 

 

 

 

 

他に例を挙げるなら

 

障がい者の相談員。

 

 

 

あの人は統合失調症だから

 

頭がおかしい。

 

 

 

 

「頭がおかしい」と

 

ジャッジすることは

 

単なる決めつけでしか

 

ありません。

 

 

 

 

 

プロではない証拠は

 

事実に対して

 

一つの物の見方しかしいないこと、

 

 

それと

 

相手をジャッジすることが

 

仕事だと勘違いしていることです。

 

 

 

 

先ほども述べた通り

 

プロは与えられている事実

 

(または状況)に対して

 

「自分に何ができるか?」

 

ということに集中しています。

 

 

 

そして

 

1つの事実に対して

 

様々な角度から物事を見るように

 

努力します。

 

 

 

なぜなら

 

どんなことも

 

一つの物の見方しかしなかったら

 

一つの解決策しか出てこないからです。

 

 

 

一つの解決策しか

 

持ち合わせていなかったら

 

その時点で

 

すでにプロではありませんよね。

 

 

 

少し話は逸れますが

 

お子さんが学校のテストで

 

0点を取って来た時

 

「大丈夫?頭悪いんじゃない?

 

と思ってしまう

 

お母さんはいらっしゃいますよね。

 

 

 

 

実はこれも決めつけです。

 

 

 

 

プロなら

 

こう考えるわけです。

 

 

 

「0点」だからと言って

 

「頭が悪い」わけではない。

 

 

 

事実は単に

 

「0点」=「答えを知らない」

 

ということだけ。

 

 

 

でも、なぜ答えを知らなかった?

 

 

 

0点に至った原因は???

 

 

・ご飯を食べてないから栄養不足?

 

・睡眠は取れてなかった?

 

・学校でイジメ?

 

・授業がつまらない?

 

・学校の先生とトラブル?

 

・部分的な学習障害かも?・・・・etc

 

 

 

プロは

 

ここまで考えています。

 

 

 

 

お母さんはプロじゃないですから

 

お子さんのことを

 

決めつけても仕方ない。

 

 

 

プロはプロゆえに

 

問題を解決することだけに

 

フォーカスするんです。

 

 

 

話を戻しますと

 

なんらかの免許や資格を

 

持っている人物

 

相手のことを決めつけてしまうのは

 

かなり問題があります。

 

 

 

それは

 

相手を威圧し

 

相手を見下すことに

 

繋がるからです。

 

 

 

中には

 

自分の存在を

 

単に際立たせる目的で

 

資格・免許を取得し

 

 

社会的に

 

自分の優位性を保つことだけに

 

重点を置く者さえいます。

 

 

 

簡単に言うと

 

相手に対して

 

「あんたは素人、私はプロ」

 

「資格のある私の方が正しい」

 

「プロの言うことを聞け」

 

と言うための武器として

 

資格や免許を持つ者がいます。

 

 

 

 

つまり

 

問題解決からは

 

大きく逸れているということです。

 

 

 

 

本物のプロを目指すなら

 

「知識には責任が伴う」

 

ことを自覚すべきなのです。

 

 

 

 

ですから

 

一流のプロは

 

自分が持っている知識を

 

問題解決のためだけに使うのです。

 

 

 

 

ですから

 

相手をジャッジし

 

「自分の方が詳しい」

 

「自分の方が偉い」

 

と優劣を競ったり

 

差別を生み出すような言動は

 

絶対に取らないんですね。

 

 

 

 

色々な業界にプロがいますが

 

相手のことを

 

ジャッジするような人は

 

プロと名乗っていても

 

本物のプロではありません。

 

 

 

もしも

 

皆さんが何かのプロに会ったとき

 

その人が

 

頻繁に「相手を決めつける人物」だったら

 

あまり信用しない方がいいですね。