聞くことは難しい

 

私たちの多くは

 

自分のことを話したがりますが

 

他人の話を真剣に聞くことは

 

あまり得意ではありません。

 

 

 

ゴシップなら

 

好奇心を持って

 

聞くことができたとしても

 

 

戦争で母国を追われた人の話を

 

真剣に聞こうとする人は

 

数少ないはずです。

 

 

 

家族との会話においても

 

しっかり聞いている人は

 

少ないのではないでしょうか?

 

 

 

その他にも

 

子供がグズっている時、

 

親に反抗する時、

 

夫が話しかけてきた時、

 

妻が小言を言っている時、

 

どれだけ相手の話に

 

意識を向けて

 

受け止めているでしょうか?

 

 

 

意外と受け流したり

 

無視したり

 

そもそも気づかなかったりと

 

聞いてない方が多いと

 

思いませんか?

 

 

 

 

学生の頃

 

先生が授業中に話し始めると

 

「どうせ また同じ話だろう」

 

と思ってしまって

 

話の半分は聞いていなかった経験は

 

誰にでもあると思います。

 

 

 

つまり私たちは

 

かなり集中して話を

 

聞こうとしない限り

 

相手がしゃべった内容が

 

頭の中に入ってこないのです。

 

 

 

相手の話をしっかり聞くのは

 

人間にとって

 

非常に難しい作業と

 

言えるのかもしれませんね。

 

 

 

  深く聞く必要がある

 

人の話を聞いていないパターンには

 

2通りあって、

 

 

前述したように

 

そもそも相手の話に

 

集中していない場合と

 

 

もう一つは

 

しっかり耳を傾けていたとしても

 

相手の言わんとしていることを

 

正しく受け取ってない場合です。

 

 

 

え?

 

相手の目をしっかり見て

 

うん!うん!と

 

うなずきながら

 

真剣に聞いていたしても

 

それは聞いているうちに

 

入らないんですか???

 

と思うかもしれませんね。

 

 

 

相手に向かって

 

「ちゃんと聞いてますよ」

 

と意思表示することは

 

とても良いことなのですが

 

実際には

 

それだけでは不十分なんです。

 

 

 

その理由は

 

「言葉の性質」を

 

よく理解する必要がある

 

からなんです。

 

 

  「言葉を聞く」だけでは不足している

 

言葉は

 

私たちの思考を

 

どれだけ正確に

 

表現できているでしょうか?

 

 

 

例えば

 

「お腹が空いて死にそうだ」

 

と言われたら

 

どう受け取りますか?

 

 

 

そんなわけないだろう。

 

それは可愛そう。

 

ちょっと大袈裟では?

 

すぐに何か食べさせないと!

 

 

 

こんな具合に

 

その言葉だけ聞いたら

 

こちら側は

 

勝手に解釈するわけです。

 

 

 

ですが、もしも相手が

 

食事をご馳走してもらいたくて

 

嘘をついていたら

 

どうでしょうか?

 

 

 

もしも

 

誰かの注目を浴びたくて

 

ちょっと大袈裟に言っていたら

 

どうでしょうか?

 

 

 

つまり言葉は

 

その言葉の意味通りに

 

真実を表現できているかは

 

実際には分からないのです。

 

 

 

ですから、

 

お腹が空いていることには

 

違いないとしても

 

 

どんな意図で

 

「お腹が空いて死にそうだ」と

 

言ったのかは

 

 

相手の心を読み取らない限り

 

分からないわけで、

 

 

 

それが出来て初めて

 

本当に人の話を聞くことができる

 

のだと私は考えています。

 

 

 

 

言葉は真実を伝えるためには

 

あまりにも拙い

 

コミュニケーションツールであって

 

 

悪用されれば

 

嘘をつかれることもあり

 

実に心許ないものなのです。

 

 

 

つまり

 

言葉に依存しすぎずに

 

言葉以外のことにも

 

着目しなければ

 

本当に相手の話を

 

聞いたことにはならないのです。

 

 

  心理を読み取る

 

人間が

 

コミュニケーションを取るとき

 

言葉のやり取りよりも

 

非言語情報のやり取りの方が

 

圧倒的に多いのです。

 

 

 

ただ問題なのは

 

言葉以外の情報のやり取りは

 

言葉を使う時のような

 

決まったルールが無いことです。

 

 

 

例えば、

 

声の高さ、話すスピード、

 

顔の紅潮、目の動き、瞬きの回数

 

体の動かし方、足の向きなど、

 

これらの情報は

 

一人一人異なります。

 

 

 

ですから、

 

どんな時にどんな反応があるのかを

 

一人一人

 

しっかり観察する必要があって

 

これらの情報を分析することで

 

心の状態を知る手がかりとなります。

 

 

 

私の経験として

 

子供たちに勉強を教える時や

 

コーチングのセッションを行う時は

 

主に声のトーン、話す速さ、

 

表情、足の動きを見ています。

 

 

 

というのは

 

ほとんどの人は

 

声のトーンや話す速さを

 

意図的に操作することが不可能

 

(役者や詐欺師はできます)

 

さらに

 

最も無防備なのは足の動きで

 

これらの変化に感情が出てしまいます。

 

 

 

何か核心に触れた時は

 

話すスピードが遅くなったり

 

 

例え流暢に話していても

 

足の動きが

 

左右に激しく動いたりします。

 

 

 

 

どうしても人間は

 

感情の動きと連動して

 

同時に体も動いてしまうんです。

 

 

 

こういった一人一人の癖を

 

見抜くことができれば

 

かなり高い確率で

 

言葉の裏側の感情を

 

読み取ることができます。

 

 

 

おそらく

 

ここまで研究しているコーチは

 

ほとんどおらず

 

 

傾聴のスキルを

 

小手先であれこれ変化を加えて

 

かえって複雑化している

 

コーチが大勢いますが

 

 

これでは普通の人たちが

 

再現しようにも

 

再現できないのです。

 

 

 

私のやっていることは

 

一般の方も

 

しっかり訓練すれば

 

相手の心を高い精度で

 

読み取れるようになるので

 

 

習得できれば

 

相手が何を言わんとしているのか

 

しっかり聞けるようになります。

 

 

 

聞くという行為は

 

それだけ訓練を必要とする

 

非常に難しいことなのだというのが

 

お分かりいただけたでしょうか。

 

 

 

これが出来れば

 

嘘を見破ることも

 

簡単になってきます。

 

 

もしも習得したいという方は

 

私が実施しているコーチング講座の中で

 

紹介していますので

 

是非受講してください↓